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花のたより☆山のふみ~青森県立名久井農業高等学校~

農業と環境の研究グループ「チームフローラフォトニクス」と弟分である「ハンターズ」の取組みを紹介します!

フローラの儀式 ?

2018年11月30日 | 研究
慣れないポスター発表に苦しむBubble Boys。
しかし1時間も練習しているうちに
なんとか落ち着いて伝えられる様になってきました。
ところでポスター発表の醍醐味は
何といってもディスカッションだとは思いませんか。
質疑応答を通して得る学びは机上では味わえないものです。
農業高校生はみんな農業クラブのように原稿のない発表など
怖くてできないと最初はいいます。
TEAM FLORA PHOTONICS に入りたての2年生もみんなそうです。
ところが一生懸命練習して大会に参加してくるとガラッと変わります。
自分の言葉で自分の考えを伝えたり、専門家の先生方と
意見を交換するのが楽しくてしょうがいないというのです。
とはいっても楽しいと感じられるのは真剣に練習した人だけ。
そこでいろいろな人に質問をしてもらい
対応する引き出しを増やす工夫をしています。
そして発表練習の最後は、先輩からの質問を乗り切ること。
これもフローラの儀式。毎年、先輩と後輩の間で行われます。
ある意味、先輩は普段から質問攻めにあっているだけに
先生方の質問より厳しいかもしれません。
Bubble Boys に質問しているのは世界大会準グランプリの二人。
彼らも国際大会に出場するため二人の先生の質問攻めにあいました。
今度は後輩にその仕返し?かもしれません。

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初陣、いざ横浜へ

2018年11月30日 | 環境システム科
チームが研究をサポートしているBubble Boys。
環境システム科2年生の男子二人組です。
研究したいという思いは春からあったようですが、
チームは夏まで忙しく、思うような支援をできずにいました。
したがってチームの力を借りて彼らが本格的に動き出したのは
もう夏も終わろうとしている時期。
大々的な研究に取り組むのにはもう遅すぎます。
そこで「研究して発表する」というチーム得意の一連の流れを
Jr.のようにまずは経験してもらい、来年につなげてあげたいと考えました。
ところがほとんどの大会は申し込みがもう終わっています。
やっと見つけたのが2つの学会主催の高校生ポスター発表会。
そのうち1つが本日、パシフィコ横浜で開催されます。
賞のない大会ですが、専門家の先生方との質疑応答する体験は
緊張しやすい二人にとってきっと役立つはずです。
実は彼らのチャレンジには笑っちゃうような裏話があります。
彼らがチャレンジできるコンクールもまだ少しあったので、
こちらにも一応、応募してみたのです。
当然、内容も浅く選ばれることはないと思いましたが
開けてみたら予選突破。なんと決戦大会出場となったのです。
ポスター発表の質疑応答は約2時間と長いものです。
これらをこなして徐々にハードルを上げていけば良かったのですが
予想に反して手順が全く逆となってしまいました。
案の定、コンクールの決戦では質疑に対応できずボロボロ。
いきなり審査員から厳しい洗礼を受けてしまいました。
今日は初めてのポスター発表。普通の人なら緊張するのですが
もしかしたとても楽に感じるかもしれません。
どんな反応をするかちょっと楽しみです。
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フローラの足跡

2018年11月30日 | 研究
先日、かつてSSHに指定されていた高校の先生から
面白い情報をいただきました。
これは高校用の来年の教材の広告。
「課題研究メソッド」というタイトルの本です。
平成34年度以降に完全実施になる新学習指導要領では
農業や工業、商業など専門分野はもちろん
理科などでも「理数探求」など課題解決スタイルの科目が
導入されることが決まっています。
さらにすべての学校で「総合的な探求の時間」という
自ら課題を立て探っていくという科目も設けられるといいます。
日頃から課題研究を教科指導の柱としている農業高校では
なんの不自由も感じませんが、おそらく慣れない普通高校では
生徒はもちろん、指導者も不安に感じているため
このような教材ができているのだと思います。
この広告の右下をご覧ください。
なんと名久井農業高校の研究の取り組みが紹介されています。
それも嬉しいことにチームが提案した「雪国向きLED信号機」です。
まもなく新しい学習指導要領に切り替わるため
各地で普及徹底のための伝達活動が始まっていますが、
チームフローラフォトニクスは来春で解散予定。
古い指導要領時代を生きた研究班ですが
独自のスタイルで歩いてきた足跡が、新時代にも残りそうです。
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