課題解決型の思考技術！

先週、農業クラブのオリエンテーションが開催されました。
そこでチームは他の研究班とともに
デモンストレーションとして研究発表を披露しました。
これは研究班紹介ではなく、プロジェクト学習の紹介です。
農業学習の柱は課題解決学習！
自分で課題を見つけ、その解決のため計画を立てて取り組み
実行したら評価する。まさに企業でいうところのPLAN-DO-SEEです。
よく北欧の教育法が世界トップクラスとして紹介されますが
これも課題解決学習。小学生の時から取り組ませるようです。
現在、企業においてもこの課題解決能力が求められています。
イノベーションを生み出すのに欠かせない思考技術で、
偏差値型の人材からは、なかなか現状を打開するアイデアは
生まれにくいといわれているからです。
農業高校では必ず１年生で体験を通して課題解決のノウハウを教えます。
最初はいわれるまま取り組むことになりますが
次第に自由に発想できるようになってきます。
型にはめないで考えさせる、失敗を恐れず挑戦させる。
課題解決の思考技術は、なんといっても体験を通して習得するもの。
大人になって失敗したり、課題を前にしてフリーズしないよう
高校でどんどんトライしてもらいたいものです。

緑育心

これは入学式で新入生に配った草花栽培セット。
農業クラブがここ何年も続けている活動です。
名農といえば自他ともに認めるのが「緑化活動」！
「緑は心を育てる」という意味の「緑育心」は
第２の校訓ともいわれるほど大切にされています。
名農に入学したのだから、まずは植物を育てほしい。
配布された栽培セットには農業クラブからの
そんなメッセージが込められています。
さて今年チョイスされた種子はミニヒマワリ。
緑育心のロゴが入った特注の鉢がついています。
一瞬、目を疑ったのが品種名。
「グッドスマイル」が「ドッグスマイル」に見えてしまいました。
それもそのはず、現在名農の農業クラブを指導しているのは
前任校でかの有名な「命の花」を広めた先生。
飼い主に捨てられなくなった犬の骨を使って育てた花を配り
命の大切さやペットを飼う心構えを伝え、全国で感動を呼んでいます。
先日も新しい本が出版されるとのことで
出版社から送られてきた原稿を校正されていました。
そんな思い込みからついつい「ドッグスマイル」と読んでしまったのです。
犬も笑うほど素敵な花、まんざら悪くない名前です。