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感想:電脳コイル 第11話「沈没!大黒市」

2007年07月22日 23時49分01秒 | 2007春アニメ
ここ最近のシリアスな話から一転して、ダイチ主役の破天荒な回となった。金策が必要なダイチはメタバグを手に入れるためイサコがやったと言われるイリーガルからメタバグを取り出すことに挑む。何故か古い空間の場所が分かる京子の道案内で、まんまと非常に小さなイリーガルを捉えることに成功した。この金魚型のイリーガルは自らの周囲に水のような擬似空間を作り出して生きていた。ダイチはこのイリーガルを育てるためにテクスチャーのかけらを集めてせっせと餌として与えた。空間と共に徐々に大きくなっていったイリーガルは、ある朝一気に巨大化し、街の上空にどんどんと空間を広げた。セキュリティシステムのキュウちゃんもこの空間に取り込まれイリーガルに食われてしまう。この事態を食い止めようとしたハラケンのおばちゃん(玉子)はサッチーで対抗しようとするが通用しない。
デンパからダイチを助けてと依頼されたフミエとヤサコはダイチを連れた玉子と出会う。そこへ現れたメガばあ。玉子と知り合いだった事実(そして過去に何かがあったらしいこと)も判明し、玉子が頭を下げることでメガばあが解決するためのメタタグを作る。そのメタタグを奪ったフミエは、ダイチの解放を要求してダイチを助け、次にダイチに土下座させて謝らせる。この辺りのフミエの黒さはかなり印象的。そのメタタグによって事件は解決するが、ダイチが懲りてないってところで今回は終了。

おそらくこのアニメを見ていない人にはここに書いたあらすじは理解不能だろう。電脳世界にまつわる様々な設定に都市伝説といった噂話の面白さを加え、子供たちの日常に密着した存在と化している様子をうまく描いているだけに、病みつきになるほどの面白さだけど、ちゃんと毎回見ていないとついていきにくい欠点も持ち合わせている。
今回は本筋には絡んでいないが、それでもいくつかの謎が明らかにされ、また新たな謎が提示されたりしている。こうした見せ方も非常に上手い作品だ。


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