写真は、本日の夜7時過ぎの東伏見の室内練習場です。
自主練習を続ける部員たちの声、学生コーチの笛、そして打球音が、絶えることなく夜の空に吸い込まれていきます。
早慶戦、そして新人戦に向けた部員たちの意気込みが、外の道路までビンビンと伝わってきましたよ。
こんな時間に東伏見をなぜ私がふらついていたかは、さておきまして、今週のナンバーと週ベ。
沢山の記事がありましたが、最も心に響いたのは、斎藤くんが文武両道について語っているところです。
「野球が上手くて、勉強もできることが文武両道ではない」
「野球をやって、勉強もちゃんとやる。その両方に取り組むことが、文武両道だと思います」
これと全く同じ趣旨のことを、実は私は高校一年生の春に、聞いたのです。
高校の体育の先生に、東京教育大在学中に体操団体で国体連覇、そして個人でも五輪強化選手だったW先生がいました。
ある日の昼休み、学校前のラーメン屋(今もある札幌屋)で、たまたま隣合わせになりました。
※当時の青山高校は、昼間の外食や喫茶店休憩も自由でした
「教頭先生がしきりに私たちに東大を受験しろとおっしゃいますし、母も同じような考えなんですが、僕は運動と音楽をやりたい。でも、きちんと両立できるのか、正直いって不安なんですよね」
そんな気持ちを率直に話したら、カウンターに並んでラーメンを食べながら、W先生はアドバイスしてくれました。
「なあay、俺の言うことを聞いて考えてみろ」
「一生懸命練習する、でも、その結果として勉強にあてる時間が、きっと制約されるだろう。それは避けられないことなんだ」
「練習に励んだ結果、勉強する時間が不十分になる、それを自覚して悩む、その一方で、試合に勝つためには練習する時間がもっと必要だとも悩む。」
「最終的な結果がどうなるかは分からない。でも、そうやってスポーツと勉強の両方に全力で取り組みつつも、それぞれの結果に必ずしも満足できずに悩むという気持ちをお前が抱く、そんな気構えをお前が持ちつづけることこそが、お前がスポーツと勉強を立派に両立しているということなんだよ。」
当時のW先生は40歳ぐらいだったと思います。
このアドバイス通り、完全燃焼の高校生活を私が過ごしたかといえば、必ずしもそうではなかった訳で、それは私の不徳のいたすところです。
W先生、ご期待に沿えず、ごめんなさい。
(;^_^A
野球と体操、競技種目も異なりますし、時代も違いますから、単純に比較はできないのかも知れません。
でも、大学三年生にして、体操の第一人者だったW先生と同じ境地に達している斎藤くんは、なかなか大したものだと思います。
もちろん斎藤くん個人の資質もあるのですが、もし学習塾通いの受け身の生活をしていたならば、今のような境地とはならなかったでしょう。
立派な若者を育てるスポーツの素晴らしさに、改めて感じ入るばかりです。
なお、マスコミは、高校からプロ入りした田中投手と斎藤投手を何かと比較したり、大学進学の損得を話題にしたがりますが、斎藤くんファンの皆さんは「勝手にどうぞ」と泰然と構えていらっしゃればよろしいかと。
自主練習を続ける部員たちの声、学生コーチの笛、そして打球音が、絶えることなく夜の空に吸い込まれていきます。
早慶戦、そして新人戦に向けた部員たちの意気込みが、外の道路までビンビンと伝わってきましたよ。
こんな時間に東伏見をなぜ私がふらついていたかは、さておきまして、今週のナンバーと週ベ。
沢山の記事がありましたが、最も心に響いたのは、斎藤くんが文武両道について語っているところです。
「野球が上手くて、勉強もできることが文武両道ではない」
「野球をやって、勉強もちゃんとやる。その両方に取り組むことが、文武両道だと思います」
これと全く同じ趣旨のことを、実は私は高校一年生の春に、聞いたのです。
高校の体育の先生に、東京教育大在学中に体操団体で国体連覇、そして個人でも五輪強化選手だったW先生がいました。
ある日の昼休み、学校前のラーメン屋(今もある札幌屋)で、たまたま隣合わせになりました。
※当時の青山高校は、昼間の外食や喫茶店休憩も自由でした
「教頭先生がしきりに私たちに東大を受験しろとおっしゃいますし、母も同じような考えなんですが、僕は運動と音楽をやりたい。でも、きちんと両立できるのか、正直いって不安なんですよね」
そんな気持ちを率直に話したら、カウンターに並んでラーメンを食べながら、W先生はアドバイスしてくれました。
「なあay、俺の言うことを聞いて考えてみろ」
「一生懸命練習する、でも、その結果として勉強にあてる時間が、きっと制約されるだろう。それは避けられないことなんだ」
「練習に励んだ結果、勉強する時間が不十分になる、それを自覚して悩む、その一方で、試合に勝つためには練習する時間がもっと必要だとも悩む。」
「最終的な結果がどうなるかは分からない。でも、そうやってスポーツと勉強の両方に全力で取り組みつつも、それぞれの結果に必ずしも満足できずに悩むという気持ちをお前が抱く、そんな気構えをお前が持ちつづけることこそが、お前がスポーツと勉強を立派に両立しているということなんだよ。」
当時のW先生は40歳ぐらいだったと思います。
このアドバイス通り、完全燃焼の高校生活を私が過ごしたかといえば、必ずしもそうではなかった訳で、それは私の不徳のいたすところです。
W先生、ご期待に沿えず、ごめんなさい。
(;^_^A
野球と体操、競技種目も異なりますし、時代も違いますから、単純に比較はできないのかも知れません。
でも、大学三年生にして、体操の第一人者だったW先生と同じ境地に達している斎藤くんは、なかなか大したものだと思います。
もちろん斎藤くん個人の資質もあるのですが、もし学習塾通いの受け身の生活をしていたならば、今のような境地とはならなかったでしょう。
立派な若者を育てるスポーツの素晴らしさに、改めて感じ入るばかりです。
なお、マスコミは、高校からプロ入りした田中投手と斎藤投手を何かと比較したり、大学進学の損得を話題にしたがりますが、斎藤くんファンの皆さんは「勝手にどうぞ」と泰然と構えていらっしゃればよろしいかと。
私も文武両道についての斎藤君の発言には管理人様同様に心に響きました。彼を見ていると人間の成熟度は生きている長さに関係ないのだと感じます。「勝手にどうぞ」の境地にはまだ至れませんが、雑音はあまり気にせず応援したいと思います。ありがとうございました。
昔から「立場が人をつくる」と言われますが、エース投手になったらといって、誰もが立派な人格を形成できるわけではありません。
自分の置かれた立場に求められる責任や周囲からの期待に真っ正面から取り組む生活姿勢があって、初めて人間が研かれていくのだと思います。
斎藤投手は、その姿勢が立派ですね。
なお、メディアに取り上げられることのない部員の中にも、斎藤くんに優るとも劣らない立派な男たちが沢山います。
例えば学生コーチ、マネージャー、トレーナー、科学班…、彼らは決して試合に出場することのない立場なのですが、みんな各自の責任を全うするために毎日夜遅くまで頑張っています。
試合に勝った時の彼らの喜びようは、出場選手以上かも知れません。
彼らにも、声援をよろしくお願いします。
神宮などですれ違う機会がありましたら、ぜひ声をかけてあげてください。
みんな喜ぶと思いますよ。
他大の事には目もくれず、ただ無心に練習頑張っているみんなの姿を思い浮かべて、勇気を貰いました。
更に管理人様のお返事を読んで心がす~っと落ち着いたのを忘れません。
今回も偶然にも早慶戦を目前にして頑張っている彼らに思いを馳せて…
選手達とは違う形で野球部を支えているスタッフの皆さん。決して目立たない縁下の力持ち。特に今年のスタッフのなかで、応援しているのが新人監督のT君です。以前はS投手の女房役。もちろん本で読んで知っているだけですが…
何時の日かお手紙ででも、この気持ちをお伝え出来ればと思案しています。
前週、野球部は見事に宿敵・明治から勝ち点を取ってくれました。
でも今季は、法政が一枚うわ手でしたね。
そうですか、武石くんを応援して下さっているんですか。
彼が聞いたら、きっと喜びますよ。
もし彼にお手紙を書かれるのであれば、早慶戦が終わって落ち着いてからの方がよろしいかも知れません。
返事があるかどうかは未知数ですが、彼らは手紙にきちんと目を通しますから、お気持ちはちゃんと伝わります。
なお、もし食品類の差し入れをお考えであれば、それはお控えになった方が宜しいかと思います。
面識の無い方からの差し入れについては、万が一の場合を想定して部で処分するのが原則と聞きましたので。