外苑茶房

神宮外苑エリアの空気を共有し、早稲田スポーツを勝手に応援するブログです。

最後の秋に輝け 四年生! (その2)

2008-06-19 17:14:20 | 大学野球
最後の秋に臨む四年生への応援メッセージ。

二回目の今日は、日野頼人投手に声援を送ります。

日野くんは、同期の村山くんと共に、本格派の大型右腕として早実から早稲田に入ってきました。

新人の頃は体の線が細かった彼ですが、2年生の春頃からメキメキと頭角を現してきました。
球速は140キロを優に超えていたと思いましたし、一時は先発陣の一角に入ろうかという位置につけていると私は見ていました。

なにしろ当時の投手陣は、人数こそ充実していたものの、宮本・大谷の両四年生エースが本調子でなく、中村展、山本の四年生二人も不安定。
残る四年生の井上くん、新人の松下くんがオープン戦に連日登板して、やっとゲームを作っているような非常に苦しい状態でした。
そんな状況でしたから、私たちファンの間でも、日野くんへの期待が否応なく高まっていました。

ところがオープン戦も終盤に入ってきた或る日の投球練習。
ボールを投げた日野くんに、フォロースロー途中の右手が足元の地面を引っ掻いてしまうというアクシデントが発生し、彼は大切な右ひじを傷めてしまったのです。

不測のアクシデントで開幕レギュラー入りの絶好のチャンスを逃したばかりでなく、当初は軽傷と思われていた右ひじの治療が予想外に長期化。
その治療に専念している間に下級生の有力新人投手たちが台頭し、また故障が癒えた後も日野くんの球速はまだ全盛期までには戻りきっていないように見えます。

勝負の世界で、『タラ・レバ』が禁句だということは十分承知しています。
しかし、あのアクシデントさえ起きなかったら、そしてあの時に開幕ベンチ入りを果たしていれば、日野くんの大学での野球人生は全く違うものになっただろうと私は考えてしまうのです。

現在の早大投手陣の充実ぶりを考えると、日野くんのベンチ入りは簡単ではありません。
それでも、日野くんには秋の神宮のマウンドで一球でもいいから投げてもらいたいし、投げさせてあげたい。

日野くんの登板機会が巡ってくることを、私は祈らずにはいられません。
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2 Comments

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新人戦 (早稲田スポーツファン)
2008-06-19 18:55:17
日野投手が1年秋の新人戦で好投した試合を観戦していました
投球フォームは早稲田先輩の江尻投手(日ハム)を彷彿させました
日野投手、早稲田投手陣を盛り上げて覇権を奪還するぞ
あの頃は (enjin)
2008-06-19 22:01:47
あの頃はしなやかな腕から繰り出されるストレート、フォークボールが素晴らしく、将来の早稲田投手陣を担ってくれるものと期待したものです。
ラストシーズン。ブルペンではなく、マウンドから投げさせてあげたいものですね。

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