本日1月30日で、銀行も仕事納めです。
金融業界に激震が走った2008年。本当に大変な一年でした。
定期購読している日経ヴェリタスという金融専門紙の12月28日版に、「08 ヴェリタス読者川柳」というコーナーが載っていまして、これが傑作ぞろい。
お読みになった方もいらっしゃると思いますが、いくつか紹介させてください。
『塩漬けを 長期投資と 見栄を張り』
『最安値 買った翌日 最安値』
『戻りたい 一年前に あの頃に』
『強がらず 頼れば良かった 妻の勘』
『損切りの ボタン一つが なぜ押せぬ』
『売りそびれ 脹らみ続ける 含み損』
『百年の チャンス直前 資金尽き』
哀感溢れる川柳の数々が、今年の金融環境と個人投資家の心情を見事に描写していると思います。
それにしても、こんな状況に陥るとは、年初に誰が想像したでしょうか。
それこそ、人生幸朗・生恵幸子の上方漫才の定番ギャグの一つ、『責任者、出て来い!』と言いたくなってしまいます。
一日も早く金融市場に回復の兆しが現れて、再び資金が流れ始めることを心から期待したいところです。
”流れる”といえば、五木ひろしの歌『千曲川』に「川は流れる 橋の下」という一節がありました。 話題は脱線しますが。
その歌詞を、人生幸朗さんは、
『橋の上を川が流れたら、洪水じゃ』
『五木ひろしは歌謡界の第一人者。楽団使って、しょうもない歌を唄うな』
と、ギャグのネタにしていましたっけ。
大洪水に襲われたかのように、甚大な被害を蒙った今年の金融市場。
最後は笑い飛ばすしかありませんね。