天文・宇宙探査ニュース:画像を中心とした「新しい宇宙探査情報」のページです。

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8月14日:ウエストバージニアからの2016ペルセウス流星雨

2016年08月14日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

2016年8月12日金曜日のウエストバージニアでのこの30秒露出の間に、年次ペルセウス座流星が空を流れる。地球が古代の彗星によって残された破片の尾に入るとき、ペルセウス座流星群は毎年8月に現れる。

<出典>: 「今日のイメージ(NASA Image of the day)」

<大判>: イメージをクリック

<ひとこと>: ここのイメージは見やすくするために処理を加えてあります。

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8月13日:国際宇宙ステーションで「山の日」の休息

2016年08月13日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

国際宇宙ステーションの米国側の三名の宇宙飛行士達は、2016年から実施された日本の年間の休日「山の日」を認めて今日くつろいでいる。一方、ロシアの3名の宇宙飛行士達は、ロシアの科学作業と保守作業で忙しかった。
指揮官ジェフリー・ウィリアムズとフライトエンジニア ケイト・ルビンスと大西卓哉は木曜日に休日をとった。ウィリアムズとルービンは、二つの国際的ドッキングアダプターの最初をインストールするために、8月19日の船外活動の準備をするだろう。二つのアダプターは、ボーイングと「スペースX」によって設計されている新しい商用クルー船に、ステーションとドッキングする場を提供するだろう。この間、大西は宇宙歩行者達を支援し、彼らの活動を監視するだろう。

写真: 6名の遠征48クルー全員が食事を共有してズベズダサービスモジュールに集まる。左から、アニトリ・イヴァニシン(ロ)、オレッグ・スクリポチカ(ロ)、ケイト・ルビンス(NASA)、指揮官ジェフリー・ウィリアムズ(NASA)、大西卓哉(日)、アレクセイ・オブチニン(ロ)。

<出典>: 「国際宇宙ステーションブログ(Space Station)」

<大判>: イメージをクリック

<ひとこと>: 国際宇宙ステーションでは8月19日(金)夜6時間半の予定の船外活動が実施されます。また8月16日(火)夜大西飛行士とのインタビューが予定されています。詳細は前日にお知らせします。

 

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8月12日:巨大な太陽のフィラメントが噴出する(動画)

2016年08月12日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

太陽からしばしばフィラメントが噴出する。描かれた巨大なフィラメントは、2010年後半に一週間以上太陽の表面に漂っているのが見られた。このイメージのシーケンスが、紫外線光の一つの色で、地球軌道を周っているソーラーダイナミクス天文台(SDO)によってとられた。この爆発は太陽系に高エネルギープラズマをまき散らしたコロナ質量放出をつくり出した。 しかしながら、このプラズマの雲は地球に向かわず、オーロラを引き起こすことはなかった。ここに挙げた爆発は、太陽の広い別々のエリアが、時々は同時に行動することがあることを描いている。我々の太陽は今その表面の磁気活動の極小に向かっているので、このような爆発はここ数年の間は恐らく一般的にはないだろう。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: 動画はイメージをクリックして Youtube NASA から。

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8月11日:NASAの新しい二酸化炭素測定装置フィールドテスト

2016年08月11日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

何年かの作業の後、NASAの科学者達と技術者達は、宇宙から休息のない広域な大気の二酸化炭素(CO2)測定を集めるための、十分に強力で正確な装置をつくる、そのゴールを実現する準備を整えている。CO2サウンダー・ライダーと呼ばれるこの装置は、次世代の炭素監視ミッション、ASCENDS (Active Sensing of CO2 Emissions over Nights, Days and Seasons:昼夜季節を超えて二酸化炭素の排出を活動的に感応する)の可能性のための強力な競争者である。NASAのゴダード宇宙飛行センターの技術者達と科学者達は、今年早くのカリフォルニアとネバダの航空機キャンペーンの間に集められたデータを分析し、その技術の例をつくることができると考えている。CO2サウンダー・ライダーの開発者達は、フィールド・キャンペーンの間にこの写真を撮った。

<出典>: 「今日のイメージ(NASA Image of the day)」

<大判>: イメージをクリック

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8月10日:木星の月、イオ

2016年08月10日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

太陽系で最も激しい火山の天体イオは、直径 3,600 キロメートルの、地球の唯一の自然の大きな衛星(月)の大きさである。千年の変わり目に木星を通り過ぎたカッシーニ宇宙船は、惑星との衝撃的な大きさの実証を提供する、背景として最も大きなガスの巨人とともに動くこの畏怖を覚えるイオの視界を捕えた。写真では、イオは、渦巻く木星の雲の前にあるように見えるが、実際には、木星の中心から 420,000 キロメートルほど離れたところを、42時間ごとに1回その軌道を周っている。イオは木星の雲トップの上約 350,000 キロメートルにあり、地球と月との距離にざっと等しい。7月にはNASAのジュノ宇宙船が木星の周回を始め、時々木星の雲のトップから 5,000 キロメートル内を飛ぶだろう。

<出典>: 「今日の天文写真(Astronomy Picture of the Day)」

<大判>: イメージをクリック

<ひとこと>: 「イオ」はガリレオがその望遠鏡で発見した木星の四つの衛星の一つです。ガリレオ衛星と呼ばれます。記事にあるように木星の衛星「イオ」は大雑把に地球の月ほどの大きさです。一方、木星は、直径で地球の11倍もある大きさです。このためイオは常に木星の強力な重力の引きによって引き付けられ、イオの内部はその揺さぶりで常に燃えたぎっています。イオは太陽系で唯一の「火山の衛星」であり、その地表は火山特有の硫化水素のために黄色く見えています。なお、イオの地名は“火”にまつわる名前が付けられており、日本名では「アマテラス(火口)」「スサノオ」などと名付けられた地名があります。

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8月9日:アカディア国立公園

2016年08月09日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

アカディア国立公園はアメリカで最も訪問客の多い公園の一つであり、険しい凹凸の多い海岸が年間250万人以上の訪問者を引きつけている。この公園は2016年に100回目の記念日を祝っている。2015年9月6日に、ランドサット8号衛星のオペレーショナル陸地画像装置(OLI)が、アカディア国立公園とその周辺のイメージをとった。この岩の光景で大西洋まで右に走る山と丘が、最後の氷河時代の終わりに氷河によって彫られた。20世紀の始め以降、この公園は、かつての個人の土地の寄付と取得によって拡げられ、今でも拡大を続けている。


<出典>:  「今日のイメージ(Image of the day NASA)」

<大判>: イメージをクリック

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8月8日:ペルセウス座流星雨

2016年08月08日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

8月12日ペルセウス座流星雨がピークを迎えます。ペルセウス座流星は彗星スウィフトタットルの残したダストの帯の中に地球が入ることによって起こります。ペルセウス座流星雨は年間の流星の中でも比較的数が多く明るいことで知られ、ふたご座流星などとともに3大流星雨と呼ばれます。今年は月が沈んで暗くなる時間帯もあり、数が多く比較的観察しやすいとされています。しかし晴れた夜空でないと見られないので、しばしば評判倒れになることも事実です。ピークの前後数日は少ないながらも流星が発生しますので夜空には注目しましょう。なお、日本時間12日と13日午前11時からNASAからのライブ放送があります。曇天、月や街灯りなど観察し難いときは中継をご覧になってはいかがでしょうか。また、国際宇宙ステーションからは流星は下に見えます。宇宙ステーションに曇天はないので美しい写真を期待しましょう。なお、専門的な調査では1時間当たり150程度、今年は200程度という発表もあります。しかし、周囲の明るさなど観察の環境にもよりますが、“素人の目視ではその1/3ほども見られない”と考えて置いた方が無難です。流星の観察は“忍耐力の勝負”と言われます。

国立天文台の記事: 今年のペルセウス座流星群の極大は、日本時間8月12日22時頃と予想されます。その時刻にはまだ月明かりの影響がありますので、夜半の月が沈んだ後が観察に適した時間帯です。未明まで活発な流星が続くでしょう。11日夜半から12日未明にかけてと、13日夜半から14日にかけても多くの流星が現れると考えられます。ただ、いつ晴れるかはわかりませんし、今年は特に、予想外のタイミングで流星が活発になる可能性があります。予想にはとらわれずに、なるべく長い時間、そして長い期間観察を続けてください。

NASAの記事: 高速で明るい流星で知られるペルセウス座流星は、今年最高の流星の一つとなることが予想される。今年、地球は、流星雨になる彗星の尾と、いつもより接近した出会いになるだろう。米国東部夏時間8月11日~12日と8月12日~13日の夜を通して米国からの中継を見ることができる。(日本時間では8月12日午前11時および8月13日午前11時から)。中継は こちら から。

<出典>: オリジナル

<大判>: 大判イメージは省略しました。

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8月7日:宇宙ステーション、チェサピーク湾の視界

2016年08月07日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

2016年7月21日、NASAの遠征48指揮官ジェフリー・ウィリアムズは、米国東海岸の首都ワシントン D.C. の東、 チェサピーク湾(Chesapeake Bay) を照らす太陽によるきらめきを撮り、 SNS を通して写真を共有した。

<出典>: 「遠征48(Expedition 48)」

<大判>: イメージをクリック。チェサピーク湾(Chesapeake Bay) は こちら を参照。

<ひとこと>: 遠征48(Expedition 48)は第48次国際宇宙ステーション長期滞在者のこと。英語で Expedition は、遠征(隊)、探検(隊)、探検旅行などを指すので、このコーナーでは遠征○○と訳している。指揮官は英語ではコマンダー(commander)。指揮官、司令官などの意味を持つ。

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8月6日:プログレス62号、再びドッキングする

2016年08月06日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

改良された遠隔制御ランデブーシステム(TORU)手動ドッキングシステムのテストの間に、切離されたロシアのプログレス62号宇宙船が、再びドッキングするために国際宇宙ステーションに接近する。

<出典>: 「国際宇宙ステーション(Space Station)」

<大判>: イメージをクリック

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8月5日:ロケットブースタ、地上に落ちる(動画)

2016年08月05日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

このビデオは Youtube 上で公開されていますが、著作権は保護されていますのでご注意ください。解説はある情報をベースとした編集者のオリジナルです。

これは、2日前に打上げられた中国のロケットブースターの落下の航跡である。7月27日夜、地球の大気に再突入し熱せられてばらばらになったブースターが、米国のカリフォルニアからユタまでの、いくつかの州を西から東へ流れた。このビデオは、100人以上のポケモンGOを楽しむ人達のスマートフォンで溢れていた、ユタ州のプロボ市立図書館の前で偶然にとられた。

<出典>: オリジナル

<大判>: ビデオはイメージをクリックして Youtube から。

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8月4日:レーダーのスキャンを結合する(センチネル1計画)

2016年08月04日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

このインターフェログラム(interferogram)は、ルーマニア北西部の、センチネル1Aレーダースキャンとセンチネル1Bスキャンとを結合している。クルジュ・ナポカ(Cluj-Napoca:ルーマニア北西部の都市)がイメージの中心にある。この色のパターンはこの地域の地勢に関連している。これら二つのセンチネル1衛星は地球の表面の小さな変化(変形)さえも明らかにできる能力を示し組み合わされた。これらの衛星は同じ軌道にあって、約700キロメートルの高度で、それぞれが180度離れて同じ地球軌道を周っており、6日ごとに全地球をスキャンする。ヨーロッパのコペルニクス計画に基づくこれら二つの衛星レーダーミッションは、先進的なレーダーを運び、全天候、昼夜に関わらない地表のイメージを提供する。この衛星の技術は、例えば火山活動や地滑りなど、また特に地殻構造上のプロセスに起因する広域な地表の変化の正確なマップをつくることができる。これはまた、北極や南極の氷河や氷棚の変化を監視する理想的なツールでもある。

<出典>: 「Space in Images;欧州宇宙機関」

<大判>: イメージをクリック

<ひとこと>: レーダーによる「インターフェログラム」技術は地表の僅かなズレをも正確に検知でき、地殻に累積した歪を詳細に検出し地震の予知に結びつけることが期待されます。センチネル1の世界規模のこれらのデータは、これまでにない非常に有効なものになると思われます。

余計なことですが、以上掲載したヨーロッパ宇宙機関の先駆的な技術に加えて、気象衛星、ヨーロッパの位置情報システム(GPS相当)など生活に密接にかかわる技術があり、英国は果たして離脱して独立してやって行けるのでしょうか? NASAは日本に火星探査の協力も求めています。膨大な費用のかかる宇宙開発は国際協力が必須です。英国の離脱交渉はタフなものになりそうです。

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8月3日:イランの絵(センチネル2計画)

2016年08月03日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

センチネル2A衛星が中東で2番目に大きな国イランの北東部を撮った。乾燥した地、イランの多くは不毛あるいは半不毛であり、その約半分は、放牧地、荒地、山である。中央と左上は扇状地であり、流れまたは川が平原に広がったときにつくられた。それらは山から流れ出た水のパターンを表している。左上には、絵筆の跡に似た、水と種々の塩のミネラルの季節的な堆積が灰色と白で明らかである。赤色の濃淡は、植物の健康に関する鍵となる情報を提供するセンチネル2Aの多スペクトル装置の“葉緑素含有量の違い”を示している。様々な町や村落が灰色で示されている。この疑似カラーイメージは、2016年2月22日に、センチネル2Aによってとられた。この衛星は、我々の陸地と植物の新しい視界を得るための13のスペクトル帯を持つ広域高解像度装置を運ぶ、ヨーロッパのコペルニクス計画のセンチネル2ミッションの二つの衛星の最初である。

<出典>: 「Space in Images;欧州宇宙機関」

<大判>: イメージをクリック

<ひとこと>: ヨーロッパ宇宙機関のセンチネル計画は、様々な技術を駆使して全地球を監視する、極めて先駆的な企画です。3日間、センチネル3、センチネル2、センチネル1の新→旧の順に、発表された記事の中から、その働きの一部を紹介しています。なお、センチネル計画は、現状ではセンチネル5までが予定されています。 これは昨日に続き2回目の記事です。

 

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8月2日:紅海のダストの嵐(センチネル3計画)

2016年08月02日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

センチネル3A衛星は、2016年7月25日に、ダストの嵐が紅海を横断して東に吹くこのイメージをとらえた。ダストの嵐または砂嵐は、通常、緩い砂と沈泥で覆われた乾燥した地面を横断して急速に動く大量の冷たい空気の結果であり、主要な環境や農業に損害を与える注目すべき自然現象である。ダストの嵐は大気質の劣化の主な原因であり、人間の健康に危険をもたらすことがある。他に見られる地形には、イメージ左のナイル川と、右上のアラビア砂漠のオレンジの砂がある。センチネル3は、ヨーロッパのコペルニクス計画のために、地球の海、陸地、氷、大気を監視する機器一式を運んでいる。このイメージは海と陸地カラー装置によってとられた。

<出典>: 「Space in Images;欧州宇宙機関」

<大判>: イメージをクリック

<ひとこと>: ヨーロッパ宇宙機関のセンチネル計画は、様々な技術を駆使して全地球を監視する、極めて先駆的な企画です。今後3日間、センチネル3、センチネル2、センチネル1の新→旧の順に、発表された記事の中から、その働きの一部を紹介します。なお、センチネル計画は、現状ではセンチネル5までが予定されています。

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8月1日:2016年8月に予定されること

2016年08月01日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

8月には、12日にピークを迎える年次ペルセウス座流星雨とともに、水星、金星、火星、木星、土星、その他がどのように見えるだろうか? 夏の夜空を見るためにイメージをクリックしてみよう。

<出典>: 「Solarsystem and Beyond」

<動画>: 右のイメージをクリック。左はその中の一場面。

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