センチネル2A衛星が中東で2番目に大きな国イランの北東部を撮った。乾燥した地、イランの多くは不毛あるいは半不毛であり、その約半分は、放牧地、荒地、山である。中央と左上は扇状地であり、流れまたは川が平原に広がったときにつくられた。それらは山から流れ出た水のパターンを表している。左上には、絵筆の跡に似た、水と種々の塩のミネラルの季節的な堆積が灰色と白で明らかである。赤色の濃淡は、植物の健康に関する鍵となる情報を提供するセンチネル2Aの多スペクトル装置の“葉緑素含有量の違い”を示している。様々な町や村落が灰色で示されている。この疑似カラーイメージは、2016年2月22日に、センチネル2Aによってとられた。この衛星は、我々の陸地と植物の新しい視界を得るための13のスペクトル帯を持つ広域高解像度装置を運ぶ、ヨーロッパのコペルニクス計画のセンチネル2ミッションの二つの衛星の最初である。
<出典>: 「Space in Images;欧州宇宙機関」
<大判>: イメージをクリック
<ひとこと>: ヨーロッパ宇宙機関のセンチネル計画は、様々な技術を駆使して全地球を監視する、極めて先駆的な企画です。3日間、センチネル3、センチネル2、センチネル1の新→旧の順に、発表された記事の中から、その働きの一部を紹介しています。なお、センチネル計画は、現状ではセンチネル5までが予定されています。 これは昨日に続き2回目の記事です。
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