火星の地表の円形の窪地のこのイメージは、2015年1月5日に、NASAの火星偵察軌道船(MRO)の高解像度画像科学実験(HiRISE)カメラによって撮られた。この宇宙船は2006年3月から火星を周っており、2015年2月7日に火星を周回する 40,000 回目の軌道を完成した。この観測のターゲットは、北東に向かう円錐のフィールドに関連する暗いトーンのユニットの円形の窪地である。高解像度分析のために広域の視界を提供する MRO の概要(広視野)カメラでとられたこのイメージのスケールでは、窪地は特に側面または壁面に層を露出させているように見え、恐らく暗いトーンのユニットに関連する暗い砂が上に横たわっている(砂丘)。概要カメラよりはるかに高解像度の HiRISE カメラでは層の可能性を確認することができる。 HiRISE は MRO の六つの機器の一つである。 HiRISE はアリゾナ大学によって運行されている。
<出典>: 「今日のイメージ(Image of the day)」
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