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11月15日(金):新しい重力波監視構想

2024年11月15日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

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<今日のテーマ>: NASA、重力波観測所用望遠鏡のプロトタイプを公開

NASAは、今後10年間で、ブラックホールと他の宇宙源の合体によって引き起こされる時空のさざ波(重力波)の宇宙ベースの検出を可能にする六つの望遠鏡の実物大プロトタイプの初めての外観を明らかにした。

この LISA (Laser Interferometer Space Antenna)ミッションは、ヨーロッパ宇宙機関とNASAが協力して主導し、レーザーを使用して太陽よりも大きな広大な構成に配置された3機の宇宙船間のピコメートルまたは1兆分の1メートルまでの正確な距離を測定することによって重力波を検出する。三角形の配列の各辺は、約250万キロメートルを測定する。

各宇宙船に搭載された二つの望遠鏡は、赤外線レーザービームを送受信して仲間を追跡する。NASAは、それら六つ全てを LISA ミッションに供給している。このプロトタイプは、飛行するハードウェアの構築に向けて取り組む指針となる。

 

<図の解説>: プロトタイプの LISA 望遠鏡が、5月20日に、ゴダードのクリーンルームで検査を受けている。望遠鏡全体は、広い温度範囲での形状変化に耐える琥珀色のガラスセラミックでできており、鏡の表面は金でコーティングされている。

製造し組み立てられた技術開発ユニットの望遠鏡は、5月にゴダードに到着した。主鏡は金でコーティングされており、赤外線レーザーをよりよく反射し、望遠鏡が室温に近いときに最適に動作するために、冷たい空間に露出された表面からの熱損失を減らす。

プロトタイプは、ドイツの Schott 社製の琥珀色のガラスセラミックでつくられている。この素材は、広範囲の温度での形状の変化がほとんどないために、望遠鏡の鏡など、高い精度が求められる用途に広く使用されている。

この LISA ミッションは2030年代半ばに打ち上げられる予定である。

<ひとこと>: 現在の重力波観測は、アメリカ、イタリア、日本、三カ所の最大でも地球規模。宇宙規模の観測ができれば僅かな重力波の変化もとらえられるかもしれない。しかし、時刻の正確・微細な一致、相互の距離の調整など、その技術は容易なことではない。大判はイメージのリンクから。

<出典>: Francis Reddy(著者名です)


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