氷は、その外見で、驚くほど美しくまた変化に富むことがある。最も明らかな違いは、陸地の氷と海の氷の二つの主要な氷のタイプの間に起きる。11月14日に、南極半島沖の南極海の一部ウェッデル海で、アイスブリッジ・オペレーション科学者がこの氷の写真をとった。この幾何学的形状は、薄い氷の二つの浮氷が衝突するときに起きる「指筏?(finger rafting)」として知られる現象に起因している。衝突の結果、氷のブロックは、ジッパーまたは繋がる指に似たパターンで、互いに上下にスライドして盛り上がる。氷から融ける塩水が潤滑油の働きをする。オペレーション・アイスブリッジ・ミッションは、極地の氷の変化に関するデータを集め、 ICESat ミッションの測定の連続性を維持している。最初の ICESat ミッションは2003年に打上げられ、2009年に終わった。その後継(ICESat-2)は2018年年後半に打上の予定である。
<出典>: 「アイスブリッジ(Icebridge)」
<大判>: イメージをクリック
<ひとこと>: "finger rafting" を日本語でどのように読むのかは分かりませんが、氷がぶつかり合って薄い筋となって盛り上がる現象です(左の図)。皆さんの左右の指を交互に組合わせてみてください。
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