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8月20日: 幽霊のような銀河の暗黒物質の欠如

2021年08月20日 06時00分00秒 | 天文・宇宙

最近、 NGC 1052-DF2 と呼ばれる銀河が、暗黒物質がほぼ完全に欠けていることが発見された。2019年11月、研究者達は、ハッブル宇宙望遠鏡で捕えられたイメージを見て驚いた。暗黒物質は、天文学者達が、銀河の構成の重要な役割を持つと考えている、また、宇宙の質量の85パーセントを構成すると考えている見えない物質である。この発見は、銀河達がどのように構成されたかのアイデアに疑問を呈するだけでなく、暗黒物質が現実であるという証拠をも提供する。それは、暗黒物質が、銀河において常に通常物質と併存しない、また、それ自身別々の存在を持っていることを示す。暗黒物質の欠如に加えて、銀河 NGC 1052-DF2 は、それを通して直接見ることができるので異常である。それは、極めて低密度を持つので、超拡散銀河(ultra-diffuse galaxy)と呼ばれる。これらの発見の結果、研究者達は、暗黒物質の性質と銀河達の構成を一層理解するために、暗黒物質が欠けている更に多くの銀河達を捜している。

<出典>: 「暗黒エネルギー/暗黒物質(Dark Energy/Matter)」

<大判>: 大判はイメージをクリック。

<ひとこと>: もしこの観測が事実であれば、暗黒物質・暗黒エネルギーの正体は、ますます神秘性を増してきます。

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<火星探査>: ホームページの「火星の話題(Mars Topics)」から。

 


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