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W様宅の部屋周りや玄関の一部は次のとおりである。
床の間の床柱などは芯材が褐色、縁が白色の槐(えんじゅ)を使用(写真1・写真2)。
鴨居の高さは約2mで、鴨居と敷居は6寸角柱に嵌め込まれている(写真2)。その際、ウィンチで左右の柱を広げて嵌め込んだ。間仕切り格子付板戸は1枚杉を使い、建具師が念入りに仕上げた(写真2)。その板戸は威厳を示すようにずっしりと滑る。一般家屋の障子とは違う開け閉め具合と音色。
玄関の上がり框(写真3)は、玉目が美しい5寸角の欅。踏み板も約2巾の欅。廊下は巾4寸の桜が互いに嵌め込まれている(写真3)。一瞬、脱靴をためらう。
四つの和室の天井は、写真2・写真4のように異なる。寺院の天井を連想。
上記のような純和風建築ではあるが、環境に配慮した設えもある。たとえば、土台の通風孔にはシャッターを付け(冬は閉め・夏は開ける)、光熱はオール電化(中廊下灯・足もと灯・台所灯などは消費電力の少ないLED照明)。
謝辞:W様夫妻にご教示、ご協力をいただきました。あらためて御礼申し上げます。
執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2011年1月8日 撮影地:栃木県鹿沼市板荷3区