おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

オオイヌノフグリ 花に不相応な和名

2011年01月22日 00時00分00秒 | 植物
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 野山に花の少ない冬季、田圃道を歩くと目に入るのが青紫色の花、オオイヌノフグリ。
 この時季、畦には赤紅色のホトケノザやヒメオドリコソウ、白色のコハコベなども目に入るが、花数は少ない。

 本種オオイヌノフグリは、花弁4枚、雄しべ2本、雌しべ1本(写真1・写真2)。
 草丈は低い(写真2)。
 和名は、受粉後の実が犬のフグリ(陰嚢・たまたま)に似ていることに由来(写真3)。
 花の色や姿形に不釣合いの名称。花がかわいそう。

 本種はヨーロッパ原産の帰化植物。
 1890年頃、東京に帰化したと云われる。
 農業者や家庭菜園者にとっては雑草。
 後者である私の妻は“かわいくない花”と憎々しげに言う。

 学名:Veronica persica Poir ゴマノハグサ科
 引用・参考文献等:岡山理科大学総合情報学部植物生態研究室(波田研)HP
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:写真1;2008年3月19日、写真2;同月2日、写真3;同月30日
 撮影地:写真1;埼玉県久喜市桜田、写真2・写真3;同市東大輪新田
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