プチ遭難

　待ちに待った今日だったがあいにくの雨。スノーシューのべースより上も全部降っているとのことで延期に。じゃあふたりで楽しんじゃおうということで、教えてもらった裏山でアリエス雪初体験。裏山・・・とはいっても広くて雪は膝まで積もり、人っ子ひとりおらずしーんと静まり返っている。緩い雨の音さえ清冽だ。彼はさっそく体をこすりつけて大地に挨拶。ハイハイどうぞご存分に。ブカブカの雪用コートをひらひらさせつつ、あまりにも深い雪にバタフライ状態ながらもあっという間に視界から消える。

　ちょっと・・・ちょっと・・・待てぃ！水大好きの彼が小川に注目しているのに気づいていたので気をつけていたのだが。チラチラ見えていた巨大耳が見えなくなり・・・ガーン。はまってる！凍った川にはまってるっ！「アリ、戻れ！戻れ！」と叫ぶとこちらに来ようとするが思うように来られない様子。慌てた私も走るがまったく進まず。親子でそれぞれはまりながら昔見た「おしん」を思い出してしまった。おいおい、そんなこと考えてる場合かよ！・・・仕方なくアリエスを応援することにした。「アリ頑張れ！こっち、もっとこっち！」・・・その甲斐あって（？）彼は後ろ足を踏ん張り前足で岸をつかんで、うんせと上がってきたのだった。得意そうな顔すんなっ。

　その後は私の方が身動き取れなくなったりして、ホウホウのていで車にたどり着いたのだった。温泉街近くの人里で遭難するところだった。やっぱり南の人達だから。・・・うーん、逃げ帰ったともいう？

　下界のSAのドッグラン（設備いい！）で休み、無事帰還を果たしたのでした。でも・・・また行くよね、アリエス！


　深っ。笑顔！

　そんなに好き？！

　笑いすぎて目と口がつり上がってます

　ほいっ

　しっぽ上がってんなー

　カーブもダイジョブ！　

　べろ、べろしまえ！　

　うんとこしょ

　おーい

　おーーーい

　呼んだ？ピョンッ

　はしゃいだ足跡　　ヤな予感が・・・

　こ、こら・・・待ちなっ（慌慌慌）


　ギョエーやっぱり（泣泣泣）

　スタッ！下界に戻ってまいりました

　平和に休憩

　ん？