ホワイトシェパード・アリエスの日々 ≪一雲日記≫

いつまでもどこまでも一緒に歩こう!

選ぶ、ということ その2

2014-01-16 | 6~7歳
 昨日のつづき・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 その言葉は、誇張抜きで私の頭をぶん殴りました。あの、正気に戻るってやつでしょうか。その日からずっと、この言葉と言ってくれた人を、大切にしています。本当のことというのは口に出すのが大変で、私を信じアリエスを大事に思ってくれていないと、とても言えないと思いますからね。この人は一生、師匠であり友人です。

 育てることやしつけることは、それをおこなう側の正しさ、何を基準に正当であるかという点がまず問題になり、その点にこそ悩み揺れ続けるものかもしれません。最大振幅の2点に立てば、「独善的に個性を抑制」「単なる甘やかし」と厳しく意見が対立してしまいます。

 自分が良いと思うものが真に「良い」のか、これも問題です。選ぶように導く先が誤っていたら目もあてられない、と思ってしまいます。けれども、互いのつながりは自分たちにしか分からず、ほかのどこを調べても見つかるものではないし、まして他人に分かるはずもない。答えは絶対に、自分とアリエスの中にあるのだと思い至りました。やり方やテクニックはいくらでもあるでしょうが、腹の据え方は自分が決めるのです。
 
 それと、急ぎさえしなければ、行き先の変更もやり直しもできるのではないかなとも近頃思います。アリエスも私も成長し、互いを信じるとはどういうことか、日々の中で具体的に学んできました。自分自身のダークサイド(?)やエゴイズムをはっきりと映し出す鏡のようなアリエス、それを一身に引き受けてくれたアリエス、言葉で言えないほどありがたくかわいく思うのです。そして、自分の正しさを疑わない危うさよりも、「これでいいのかな?」と迷い模索する客観性は、私にとって重要なものです。これでアリエスが幸せかな?といつも考えること、これが私の義務であり、かつ幸せです。

 トレーナーの教える方法論の前に、私には心しておくべき根本的なことが多くあり、それはすべてアリエスが身を持って教えてくれました。つないだ手を大切にして、いつも自分とアリエスに問いながら、ひとつずつチョイスしていきたいと思います。



夏に、師匠と。暑くて眠くてちょい無愛想になってるヤツ・・・

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