今日の考え事〈applemint1104〉

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「ハゲタカ」1話の感想

2018-07-20 11:52:37 | ドラマ
楽しみにしていたハゲタカがいよいよ始まりました。連日の綾野剛の番宣、すごかったですね~
さてまたまた見ている途中で寝てしまい(何故だ?)起きてからも家事でろくに見られなかったので、今日録画を見直しました。
そうしたら何と途中で切れているではありませんか。
しかししかし‥今、見逃し配信を流しているんですね。良かった~、それで残りを見ました。
尚、公式ホームページから26日までタダで見られますよ!
 
ところで、物語りは思ったより難解です。1997年というバブル崩壊の頃の出来事をほぼ1時間述べています。
そのころの大銀行の不良債権処理のことをずっと描いています。見るからに気が重くなります。
バブルが弾けて、至る所で過剰投資したものが莫大な負債になり焦げ付いた日本。
不良債権を抱え込んだ銀行の苦悩は語り尽くせないものだったでしょう。
そこまで、あっと言うまでしたよね。誰もそうなることを予測できていなかったです。
‥曽てないその危機を外資のファンドが助けたというのですが、買い叩いたにしても後始末をしてくれたんだから御の字だと思うのですが、日本の立場で彼らのことを「ハゲタカ」と呼んでいます。
そこに到るまで、お金に狂奔した日本がハゲタカだと思うんだけど‥
 
何か綾野さんがすっきりしすぎていて悪い人に見えず、一々言うことも理にかなっていて、確かにやり口は汚いだろうけど、それほどのものか?と感じました。
 
20年前の銀行の「バルクセール」と称する「不良債権をまとめてたたき売り」のことを描いています。
沢山の投資会社が入札をしてその値で銀行が決めるのです。がそれを一発ですると色々問題が出てくる。
なので小林薫演じる常務が提案するオークション形式で値段をつり上げようと、姑息な方式でやろうとしたら、ななんと、大蔵省から警告が出ました。
そして一発入札に切り替わらせられました。
こうした内部のことって、一般人からは分かりにくいしどうでもいいことのように思えます‥が、何しろ金融業界のことなので難しいのは仕方ない。
 
ところが、二度目のバルクセールで、最後の最後に入札してきた鷲津率いるホライズンジャパンが、最高額をつけます。
しかし、どうも他の社の入札価格を読み取っていたらしいのではないかと疑いを持たれます。
実は、三葉銀行の中にスパイがいたのでした。
いつの間にかぽっちゃりして鋭さを失った藤本さん演じる沼田。彼がホライズンジャパンの女子社員と内通してて、入札価格を漏らしていたのです。
‥ハゲタカと関係ないでしょ。笑うしかない‥

そしてその事がすっぱ抜かれ、沼田は退職します。
問い詰める渡部に対して「認知症の母親と介護疲れの妻を鷲津は救ってくれた」と言うのです。
更に「この国も彼のような人が救う」「あなたの家庭も気をつけなさい」と意味深なことを言います。
その通りでした‥過酷な仕事にかまける余り、渡部の家もおかしくなりかけています。妻がアルコール依存っぽいのです。
 
伝統ある料亭を過剰投資させ200億の負債を作った金田が、逆上して鷲津の所にやってきます。
債権者となったホライズンは、5億用意すれば債権を放棄しますよと宣言していました。
しかし2週間で用意できるはずもなく、もたもたしてる内にホライズンは別の所に債権を譲ってしまいました。
逆ギレする金田に、「自分が食い荒らされるだけの腐った肉だということを自覚しろ!」「一番悔しいのはあなた自身に対してでしょう」と大正論をぶちかまします。はぁー‥格好良すぎ。
 
「ハゲタカ」というのは、悪辣なファンドに対して怒りをこめて言ってるのではなく、それらを産んでしまった、金儲けに踊ってしまった日本の姿を揶揄してるのでしょうか?
かなり難しい話でしたが、来週も楽しみです。


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