今日の考え事〈applemint1104〉

自分の体験やニュース、テレビドラマや映画などについて感じた事を素直に書いて行きます。

「事件救命医 IMATの奇跡」の感想

2013-10-07 14:51:31 | ドラマ

録画したのを見ました。
色々な要素が混ぜ込んであって、面白いかも知れないのですが、部分部分で変な所があって素直に面白いと思えませんでした。
全編を流れてる無力感というか、「市民ってこんなに無力なの?」「警察ってこんなにダメなもん?」という失望感と犯人たちの世の中をなめきった態度に腹が立ちました。

空想の産物といえばそれまでなんだけど、見ていてムカムカする気分の悪さを感じました。
それが何なのか自分でも分かりませんが‥。
銀行強盗にしても、地方銀行の支店っぽい所に乗り込んでお金を奪って逃走すればいいものを、ジャックして、何ですか?
その落ちが銀行の株の下落を狙っていて、ケイマン諸島から200万株の株の空売りで儲けようとしたって?
その為に市民に迷惑をかけた挙げ句ネット中継ですって。ふざけるな、って感じです。

ある銀行をシュミレーションしてみましょうか。
もし500円の銀行株としましょう。一日では値幅制限で100円下までしか売れません。
一日200万株以上の商いがある地方銀行はそんなに多くありません。
一カ所からの一度の大量の売りは確か禁じられてるんじゃなかったでしょうか。
500円の株がストップ安で400円になったとしても200万株売れたとして利益は2億。ドラマでは20億の儲けだと。
あり得ないでしょう。
そもそも小さな支店に銀行強盗が入ったくらいで急落するってあんまりないと思いますけど。
何か大げさなんですよね。
ケイマン諸島なんて知ったかぶりしなくても、普通にその辺の投資集団でいいんじゃないですか。

救急隊員のおじさんが撃たれてるのに助けにも行かないし、どうなってるの?
所々腑に落ちません。
あっちでもこっちでも爆破。
昔、学生運動の過激派がプラスティック爆弾あちこちに仕掛けてた事を思い出します。
銀行の天下りを告発する為に銀行ジャック?
もっと他の手ないんですか?

こういう事件救命とかSITとかの組織には特別な方法論があるはずなんですが、そういう内部の事は明かせないんでしょうか。飽くまでこういう組織を借りただけですかね。目新しいから。

玉木さんと田中圭は25年前にどちらも父親を爆破事件で亡くしている。
その復讐だか世の中を救う為か知らないけれど片方は医師に、片方は刑事になった。
でも適性検査では「正義の味方タイプ」じゃなくて「危険な犯罪者タイプ」だと結果が出ました。
特に玉木の方が数値が高かった。
どうやら、玉木さんは事件の場で命を救うと見せかけて、実は被害者(犯人)を殺しているのではないかという疑惑が持ち上がってきます。
嫌なドキドキと苛々が面白いと言うならそうかもしれませんが、やっぱりどんなドラマでも最後はスカッとしたい。
カタルシスみたいなのがないとダメなんです。これはそれがなかったなぁ‥。
これを見た友達がこういいそうです。
「だからネットしてる奴なんて碌なもんじゃない。株やってる奴らも黒いのばっかり。下らないわ」
よくこういう言われ方をします。偏見なんだけどね‥。
しかし筋書きと構想は良かったので、次回作があるなら是非、リベンジしてくれるのを期待します。

 



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