今日の考え事〈applemint1104〉

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映画「君の名は」の感想

2016-09-16 11:20:29 | エンタメ
今大ヒットしているらしい、そして口コミで「良かった、最高」と盛んに語られてる映画とはなんぞやと思って、見てきました。
アニメなのがちょっと抵抗ありましたが、暗闇に入ってしまえばだれが見てるか分かりません。
 
男女が入れ替わる話と聞いていたので、その昔のドラマを思い出しました。
観月ありさといしだ壱成のとか、ガッキーと舘ひろしのとか。それ以前だと小林聡美ですかね。
ガッキーのドラマは確か桃がキーワードで桃を食べて山に登り雷に打たれて入れ替わりが戻ったと覚えています。
何かきっかけはあったんですよね。
 
「君の名は」は初めからいきなり入れ替わっていて、それが夢か現実か分からないで進んでいきます。
若者向けのラブコメタッチで描かれています。
しかし途中で急展開します。これが、超展開でした。いきなりどっかーーん、と新事実が来ます。
1時間くらい経ったところですね。私は鳥肌が立ちました。
 
「え?え?」と思ったところでどんどん進んで行きます。
このあたりから見ていて頭が混乱します。時空的、時系列がまったく把握できないのです。
 
更に登場人物でも混乱が。
瀧が喋っていても、それが入れ替わった瀧なのか本人か分からない。
みつはが出てきてもその中の人は誰なのか分からない、というありさまなのです。
私の頭が悪いのか、それともこういうのを見慣れていないせいか。チンプンカンプンなのです。
 
しかしどうも瀧は過去を変えようとしているらしい。そこで行動を起こすのです。
そして、すったもんだあって、みつはの友人までも犯罪に巻き込み、過去を書き換えてしまうのでした…
あんまり書くとネタバレですね…
 
とにかく絵がきれいです。岐阜の小さな町、湖を望む風光明媚な町がみつはの故郷です。
一方瀧は都会住まい。2016年の東京の風景が緻密に描かれ、輝きを放っています。
日常というものがこんなにも美しいとは、改めて感動しました。
 
これは恋愛ものではなく、SFでもなく、ファンタジーというジャンルのかなと思いました。
にしても、二人が入れ替わる必然性が描かれていません。
赤い糸みたいなものはイメージされてたんだけど、そこが引っかかりました。
また「君の名」に最後までこだわっていて、執拗でした(笑)
出会うとこで終わるのは、出会うまでを書きたかったのかと。
 
観客は真剣に鑑賞し、雑音は皆無でした。
エンドロールの時も誰も堰を立たず、余韻に浸っていました。
今の映画はここまで面白くないと人を引き付けないんだなーと、映画の移り変わりを思いました。
是非、劇場の大画面で見て下さい。


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