今日の考え事〈applemint1104〉

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「アンサング・シンデレラ」最終話の感想

2020-09-26 09:55:48 | ドラマ

最終回だと言うのに、いつものように一話完結です。ドラマでは時間が経過し、2年が経っています。
みどりは新しい職場に移りここでも大活躍しています。

てんかんの持病を持つ妊婦、千歳が、何故か抗てんかん薬を飲まずにいて、その事を秘密にしながら倒れて入院しています。
彼女が薬を飲んでいないのを確かめ、みどりはその理由が子供への影響の為ではなく、別の理由からだと知ります。
「何年も発作が起きてないから」「普通の妊婦になれる気がした」と千歳は言うのです。
みどりは「誰のために出産するんですか?自分が普通だって証明するためじゃないですよね」
「これからはちゃんと薬を飲んで出産に備えましょう」やんわりアドバイスします。

そしてみどりは抗てんかん薬について調べ医師や看護師と共に、妊婦とその母親と話し合います。
しかしこの母親がまた難題と言うか、きつい性格です。
娘が子供の頃からなんでも先回りして考え、子供には絶対でした。妊婦の自由を縛っています。
医師と看護士との話し合いにも先走りして、てんかんの持病を持つ親が乳児を育てるのがどれだけ大変かを騒々しく言い立てます。
娘が反発し「そんなに私は恥ずかしい子なの」「もう一人で子育てして行く」と、母親と離れることを宣言します。

しかしみどりが母親を訪ねて行った時に、母親も自分の気持ちを打ち明けます。
母親は持病を持つ千歳を産んだことに申し訳なさを感じ、出来るだけ支えたかったのです。
とかなんとかしている内に千歳が破水し、出産となります。
子宮収縮を抑える薬がなくて、みどりが臨機応変に別の薬で対応します。

無事出産し、早産でしたが元気な子が生まれました。足をバタバタ動かして泣く元気な子です。
千歳は母親と仲良く退院していきました。


一方、萬津総合では販田部長がみどりを萬津総合に戻すために画策していました。
みどりを戻すことが認められて部長はウキウキしていますが、肝心の本人が戻る気になっていません。
小野塚が尋ねて行ってもダメ、販田部長が行ってスタッフにお願いし、最後はなんと瀬野が説得に行きました。

エンディングでは、萬津総合の様子が映ります。
みどりが後輩だった相原に注意されていたり、瀬野が復帰していたり、同僚に赤ん坊が出来ていたり明るい職場が描かれます。

…最後で瀬野が現れるというウルトラCの着地でしたね。
みどりが無理矢理治験をねじ込んで、しかもその説明を患者にしてしまったと言う理由で飛ばされたそうです。
平社員が責任取るのか~?と思いましたが、みどりのバイタリティーじゃどんな所でもやって行けるでしょう。
私は、飛ばされた所の方がみどりに合ってる気がしました。でもドラマは戻すところが終着点なんでしょうね。

今まで石原さとみのドラマを沢山見てきましたが、この人は色物の役だと演技がオーバーだから鼻についてしまいます。
今回のは、出世とか関係なくただひたすら患者のために一心に働くというのが見ていて清々しかったです。
どの回もエンディングでその後の患者の様子が映り、胸をなで下ろしました。最終回もジーンと目が熱くなりました。

巨悪を暴くとか、悪い上層部をやっつけるとかじゃなくて、ただただ目の前の仕事を一生懸命にやり、その結果人の役に立つというのがどんなに素晴らしいことか。
単純に思いました。早口ときりきり舞いしてる石原さんのいつもの演技が、そんなに嫌みじゃなかったです。

それにしても、成田さんの小野塚役は、このドラマに何か影響があったんでしょうか。
別に恋の相手でもなかったですね。
役柄を書き換えたのかな?清原さんの病状はどうなんでしょうね。聞こえてきませんね。