今日の考え事〈applemint1104〉

自分の体験やニュース、テレビドラマや映画などについて感じた事を素直に書いて行きます。

「私たちはどうかしている」5話の感想

2020-09-10 14:04:33 | ドラマ

まるで昼ドラのような、しっとりした雰囲気を壊さずに続くドラマですが、今週急展開が訪れました。
光月庵で和菓子作りをするという固い決意で、椿たちの結婚式に押し入り椿を奪い取った七桜でした。
戦略的に椿に近づき、始めは好きでもなかった七桜が徐々に彼に心を動かされ始めます。

とはいえ、その昔、一緒に暮らした椿を昔の七桜は好きでした。
けれど七桜の母親が椿の父親を殺したという椿の証言で、七桜の母親は犯人となって獄死しました。
椿と一緒になるのは復讐と母親の冤罪を晴らすためです。

そんな覚悟で七桜は高月家へ入ったのに、椿の誠実さに惹かれ始めます。
椿も七桜が好きだと告白します。

そんな中、七桜が昔住んでいた高月家の部屋で、ふと懐かしくなって押し入れに入ってみると、天井に一部色の変わった部分がありました。
天井を開けて見ると、ホコリを被った道具箱が出て来ます。

ここがわざとらしいんだけど、中には七桜の母親が高月の旦那から貰った大量の手紙と、DNA鑑定書が入っていました。
鑑定書を見ると、ななんと!七桜と高月家の旦那との父子確率は99.99…6%です。
七桜はドキッとします。自分の父親が光月庵の旦那さまだったと知ります。「じゃあ私と椿は兄弟…」と唖然とするのでした。
しかしもう一枚鑑定書が入っていました。それは、椿と父親の父子関係でした。なんと、確率は0%でした!
それでは椿の父親は誰なんだ?と思うのですが、とにかく「自分と椿は兄弟じゃない」と七桜はホッとするのでした。

大旦那の考えは「光月庵を継ぐ者は正当な高月家の血筋だけ」です。大旦那は椿が息子の子でないと見抜いています。
そして息子は嘗て光月庵の職人だった百合子という人を愛していたと何故か知っています。その娘がさくらと呼ばれていた子だった。
大旦那はさくらが高月の正当な血を継ぐ人間だと思っています。
大旦那は、椿にさくらを探せと言ってあるのでした。

七桜は、こう思います。
椿は七桜を憎んでいる。椿がずっと守って行こうとしている光月庵を根こそぎ奪い取ろうとしているから。

七桜は自ら身を引こうと考えるのでした。
しかしそんなに簡単には行きません。多喜川に諭された桜はとぼとぼと高月家に戻って来ます。
前倒しに催される茶会に出す和菓子を作り、大旦那に食して貰います。大旦那はその和菓子に味の覚えがありました…。
椿は元婚約者から、父親の樹を殺した百合子の娘が七桜だと知らされました…。

無駄な部分がほぼなく、新しい展開で忙しく終わりました。
意外に椿が誠実で真面目だと知り、企みに必死な母親、次々に秘密を打ち明ける大旦那などによって七桜の心は揺れます。

今回椿と七桜の両親がわかりました。
しかし、母親がなぜあんなに強気で意地悪なのか?
椿が浮気で出来た子なのに、後ろめたいと思っていません。七桜の正体を知り、七桜の母親だと嘘を言っている料亭の女将にも堂々とつぶしに行ったりする。
このふてぶてしさは、どこから来てるんでしょう。

椿と七桜が姉弟か?と思ったら(ちょっとゾッとする)直ぐに否定され、椿が他の男の間に出来た子だとわかる。椿と七桜が跡継ぎ争いで対立する絵になる、というのに惹きつけられました。

しかし、いかにも「見つけて下さい」と言わんばかりの道具箱と遺伝子鑑定書がちょっと変でした。
私は「もしや、偽造では?」と思いました。他の国では偽造書なんか普通に出回っていますからね。

偽造するなら、七桜でしょうね。七桜には有利ですから。
大旦那は、全てを知ってさくらを待ち焦がれているんですね。
でもそれだけ望んでいるなら、探偵を雇う方が早い気がします。
他にも、母親を追放する方法や桜を経営者の一人として持ち上げる方法、幾らでもやり方がありそうです。
あーでも、それだと昼ドラじゃなくなるか…。
七桜のお腹の子はどうなるんでしようね。早く結婚式をして、妻の権利を勝ち取ってもらいたいものです。