日々是好舌

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小鳩金権政権。

2010年02月22日 09時58分00秒 | 日記
私には捜査権もなければ裁判権もない。だからああであるこうであると断定はできない。これはあくまでも私の独断と偏見であることを初っ端からお断りしておく。

鳩山総理は自身の政治資金報告書の虚偽記載と母親からの12億円以上の生前贈与に伴う巨額な贈与税脱税について一切知らぬ存ぜぬの一点張りで押し通す気でいるようだ。
幾ら金持ちの息子だからといったって少なくとも総理大臣の職にある政治家なんだからここは一つ庶民感覚で常識的に考えてもらいたい。
政治資金報告書は企業でいえば決算報告書である。幾ら経理部長が優れた人材であっても担当重役がしっかりしていたとしても、決算報告書は代表取締役社長の責任において発表されるものである。しかも、鳩山総理の場合は、献金の額が少ないからといって死んだ人の名前まで借りて粉飾したというのだから知らない筈がないだろう。もし仮に本当に知らなかったとしたら、逆に彼には日本国の統治能力などあろうはずがない。その点において既に政治家失格である。知っていても駄目、知らなかったとしても駄目なのである。
母親からの生前贈与についても同様である。弟邦夫氏の証言でも判るとおり兄弟不公平のないように生前贈与が行われていたのだろうから、弟は知っていて兄はまったく知らなかったなんていう言い逃れが通るわけがない。
母親にだって痴呆症や認知症を患っている様子もない。幾ら金持ちだからと言っても億単位の金ともなれば子供相手のお年玉とは違うだろう。お金のことに関して一言の会話もなかったとしたら不思議である。
与謝野氏のいう『平成の脱税王』というのは実に旨い表現である。税務当局も延滞税や重加算税の規定を厳正に適用すべきである。脱税王が行政の長などという国家が存続するはずがない。ここは一つ潔く身を処してもらいたい。

最近の小沢氏は検察当局が起訴できなかったのだから身の潔白は証明されたが如き言いようであるが国民の見る目はそれほど甘くはない。
小沢氏は田中・竹下・金丸の金権腐敗政治の申し子のような人物である、というのが一般国民の見方であろう。潔白だったから起訴しなかったのではなくて限りなく黒に近いが確たる証拠が掴めなかったというところあたりが検察当局の本音であろう。
水谷建設から石川氏に渡った現金5000万円には同席者の証言もあったが物的証拠となる領収書や指紋のついたお札はなかった。つまり、お金には印が付いていないのである。
カジマのガサ入れでも確実な証拠が出なかったんではないか。
田中元総理の公判を欠かさずに傍聴したとされる小沢氏はそこから得た知識を続く竹下・金丸氏らの金にまつわる醜聞と併せて自己防衛の鎧に重ねたのであろう。
つまり、俺は田中や竹下や金丸みたいなドジは踏まないぞってね。

一般庶民の常識というのか疑問というのか、小沢氏には政治資金にまつわる数々の疑惑に対して国会という場で野党議員の質問に答えてもらいたいもんですね。
先ず、あれだけ頻繁に銀行口座へ金の出し入れをしているのに土地購入資金に当てたとする親の遺産4億円だけは箪笥預金としていた理由です。このお金の相続税は払っているのかしら。
次に、岩手県選出の代議士が何で沖縄県の原野を所有するのか、その理由も聞きたいね。政治活動と不動産投資による金儲けを混同しちゃってるんじゃないかしら。
これで5月になったら普天間基地の移転先は結局、自民党政権時代に日米合意した辺野古沖に決めましたなんていう話になったら田中角さんの信濃川河川敷問題と同じだよね。

こんなことを書いている矢先に長崎県知事選挙の結果が出ましたね。自民・公明推薦候補が大勝しました。民主党推薦候補は惨敗です。
このまま鳩山・小沢居直り政権で次の参議院選挙を戦ったらどうなるんでしょうか。
私は政権交代には賛成しました。ですから、民主党には党の体制を立て直して参院選に臨んでもらいたいんです。
鳩山さんと小沢さんには泥をかぶってもらって沖縄基地問題を解決してもらい、それを花道にお二人には潔く引っ込んでもらうというのが私の書いた筋書きなんです。
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