シネマトリックス

面白かった映画、つまらなかった映画、見なかった映画は空想で・・今はたまののんびり更新です。

笑えて切ないベッドシーン・・「バッファロー66」

2007-02-18 22:34:32 | Weblog
98年ヴィンセント・ギャロ監督主演の「バッファロー66」

数年前、友人のすすめで見たときは「正直しんどい」と思ったが、今回再見して、自分たちが年をとったせいか、なぜか脳の扁桃体は「快」にふりわけた。

親に愛されず、チンケな人生を送るついていない男、ギャロが出所。刑務所を出てすぐ、どうも尿意をもよおしたようなんだが、どうにも放尿できる場所を見つけられず・・立ションしようと空き地に停めてある車の裏に行くと、その車が動き出したりとか・・

このしょっぱなのシーンで、主人公の徹底的についていない人生がバッチリ鮮やかになるのよね。

両親を訪ねなくてはいけないのだが、嘘いっぱいの彼は、そのへんで見かけた女、クリスティナ・リッチをつかまえ、自分の女房になりすませと命令。

オイオイ!だが、彼女は何となく言いなり。

このリッチちゃんの体型がいいですね。ムチムチっていうのか、ブテブテ一歩手前。

でもね、この役は痩せている女にはできないのよ。だって、母性っていうか、男にとって安らぎそのものみたい役だもの。

ふたりはギクシャクしながら、心が通い合っていく。

後半モーテルでのベッドシーンが思い切り受ける!ギャロの身の置き方ったら!

万人受けするとは思わないが、変な映画が妙に好きな方は見てもいいかもよ。

リッチちゃんが灯りが暗くなったボーリング場でいきなり踊りだすシーン。
かかる音楽はクリムゾン。相方は大感激。
でも、踊ったあとで、ギャロが冷めた顔で「踊んじゃねえよ」

幻想シーンじゃなかったんだね。

その他、ギャロが弟分グーンとの電話のやりとりするシーンのカメラ、だらしない体型のグーンの醜い腹ばかり映すの。素人のムービーのようで、私は好きでしたね。

ギャロ作品はこれ以外見ていませんが、どなたかおすすめがあります!という方はコメントプリーズです。







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