へえ~~~って感じです。
この作品がフルバージョン、しかも字幕で上がっていたのね。
私は公開後にテレビ放映で一度鑑賞。深夜帯だよね、たぶん。ゴールデンタイムに放映できる内容じゃないもんね。
「妖精たちの森」は両親が事故で亡くなった10代の姉弟、
彼らが住む田舎の大きな屋敷を仕切る老家政婦と下男、
そして若い女家庭教師が主な登場人物。
下男はマーロン・ブランドが演じていて、野卑な男だが、子供たちからの信頼は厚い。たくましいし、色々教えてくれるからか・・
この作品は、「回転」としても映画化されたヘンリー・ジェームズの『ねじの回転』の前日談(allcinemaからの引用)だそうでして、「回転」はかなり怖い作品だそうですね。
本作は全編を通じて、なんとなく寂しい、なんとなくドロドロした、それでいてかさついた感じがあります。お化けものの恐怖ではなく、孤立した人間がどういう風になっていくのか、そういう怖さですね。
家庭教師をSMチックにレイプするマーロン・ブランドだが、子供はそれをのぞき見。彼がやっていることなので、何か価値あることに違いないと自分たちで再現してみたりする。
閉塞感ビシビシの環境で、行き着いた先は・・
ラスト近くの湖の遺体は、結構子ども心に強烈だった。今見ると、そこまでの恐怖感は感じないが、気持ち悪さはかなり強烈。
ひょっとすると、動画は削除の可能性もあるので、興味のある方は早めに見ておくことをおすすめします。マーロン・ブランドにとっては「ゴッドファーザー」の前年に公開された作品です。
妖精たちの森【字幕】