シネマトリックス

面白かった映画、つまらなかった映画、見なかった映画は空想で・・今はたまののんびり更新です。

落語の人情話のようだね、イカス「ミッドナイト・ラン」

2012-08-13 11:02:23 | Weblog

88年作「ミッドナイト・ラン」

昨日レンタルで初鑑賞。

リアルタイムではなく、今この年齢で見たことに幸運を感じる。

デニーロ自身、すごく気に入っている作品だそうだけど、そりゃそうだろなって・・

セリフ、ストーリー、どこもかしこも上質なんだもの。

すごく旨い日本蕎麦をいただいたような感触。

ストーリーはあまりね・・書かないほうがいいね。

賞金稼ぎのデニーロにしてみればあっつう間に終えられる仕事のはずだったのに・・

拿捕した会計士、チャールズさんの巧みな○○のために何度も何度も方向転換。

それを追いかけるFBI、マフィア、みんなワラワラと振り回される。

笑いもいっぱいあるんだけど、リキが入ってなくていいんだよね~

会計士のチャールズさんが、チップの計算をしてデニーロを「ケチ」よばわりするところ。

あまりにも持ち金のないふたりが、巧みなだましで酒場から数百ドルを盗み取るところ。

そして、ラスト

いいよね~

まだ未見の方、一切の予備知識を持たずに見るべし!

音楽もダニー・エルフマンがさっくりした触感のスコアを提供しているし!

あ~それにしてもこのころの男の映画、喫煙シーンの多さにほんにビックリ。

長距離バスも飛行機でさえも、分煙がなかったんだね、きっと。

チャールズさんがデニーロに「タバコ、やめたほうがいい」なんて諭すシーンもいい感じでした。