シネマトリックス

面白かった映画、つまらなかった映画、見なかった映画は空想で・・今はたまののんびり更新です。

何度見ても幸福感が味わえる・・「めぐりあえたら」

2007-04-17 21:05:33 | Weblog
以前にも書いたけれど、昨日再見したので・・

ノーラ・エフロン監督作「めぐりあえたら」は何度見ても、同じ高揚感、同じ幸福感を与えてくれる数少ない1本だ。

若くて顔の輪郭が3まわりくらい細いトム・ハンクスと超かわいかったメグ・ライアンのラブコメだけど、この映画は脇の方たちがいい!

メグの同僚のおばちゃん、ロージー・オドネル、メグの婚約者、ビル・プルマン、トムの友人、リタ・ウィルソン(トムの実生活での奥さん)、トムの同僚役ロブ・ライナーなどのキャラが立っている。

特にリタが「めぐりあい」を劇団ひとりのように再現して入り込み、泣き崩れるシーンは最高に好きだ。子供に「大丈夫?」とか言われちゃったりして・・

全編セリフのテンポが素晴らしいのよね!

結婚を前に見知らぬ男に心惹かれて大混乱のメグが兄に相談するシーンでのやりとりも・・
「惹かれあうってことは無意識と無意識が無意識的に惹かれあうってことだ」
なんていうセリフを無表情に語る兄ちゃんがイケテます。

トムの子供を演じる男の子のガールフレンドはまるで「青森の神様、木村さん」のような霊視能力があるようだ。

何度見ても「いいな」と感じられる映画は
 テンポがいいこと
 セリフがいいこと
 配役がいいこと
 そして後味がいいこと
かな。

これからも何度も見るだろうけど、きっと見るたびに同じところで笑い、同じところでニマニマ、同じところで切なくなるに違いない、そんな映画である。