シネマトリックス

面白かった映画、つまらなかった映画、見なかった映画は空想で・・今はたまののんびり更新です。

ミックが一番似てました・・「ブライアン・ジョーンズ/ストーンズから消えた男」

2007-04-04 23:33:40 | Weblog
05年スティーヴン・ウーリー監督作「「ブライアン・ジョーンズ/ストーンズから消えた男」

昨日レンタルにて鑑賞。

60年代、ストーンズ創設期にリーダーだったブライアン・ジョーンズの伝記的作品だ。

彼が27歳の若さでプールで死んだことは知っていたけど、この映画は、実は殺されていたっていう説を元に構築されている。当時、彼の家の大工の棟梁だった男が、臨終の床で「自分がブライアンを殺した」と告白したんだそうな。

当事者がふたりとも亡くなっているので、あくまでも創作になるけど・・

このブライアンに扮したレオ・グレゴリーとミック・ジャガーに扮した新人の俳優さんは、すごい似てました。

ミック役の子、最初のカットを見た瞬間、本物かと思ったくらい。

ただ、他のストーンズ・メンバーとのからみなどを期待してみると、肩透かしになります。

チャーリー・ワッツなんかセリフがほぼゼロでした。

でもさ~~ほんとにあんなにドラッグやってたら、殺されなくてもいずれ死んでいたと思います。

小さな紙にしみこませたエルを頻繁に口に入れるシーンがあったけど、体にとっては非常に負担がかかっているはず。

直接的な知り合いではありませんが、周囲のフラワー・チルドレン世代(私たちよりちょっち大きい人たち)の中にはドラッグがらみで命を落とした人もいました。

しかも~彼は喘息の持病があり、しょっちゅう気管支拡張の吸入器を使ってたし。あれだって心臓に負担はかかるのよね。自分も使っているので、あんなに吸っていいのかな~~と思いました。

彼は天才で、人生に多くの実験的な要素(フリーセックスなど)を取り入れたかったのだろうけど、本当はただ孤独を恐れ嫉妬に狂う普通の男だったのかなと思う。

「こうあったらかっこいい」という自分と「実はこうなんだ」という自分の狭間で破滅したんだろな。

今、生きていたらピンク・フロイドのシド・バレットのようになっていたのかな?

画像検索で、当時ブライアンとジミー・ヘンドリックスが並んでヒラヒラの服を着て歩いている写真がありましたが、すごくかっこよかった!