【アントニオ】西移籍

公式サイトで、西の神戸への移籍が発表されました。
前の記事に書いたように、鹿島から提示された条件が、西にとっては魅力的ではなかったのでしょう。

移籍金がどうなっていたのか気になっていたのですが、デイリーによると、ちょうど契約が切れたところで、移籍金はなかったようです。
これは、大失態ですね。

西は、2年連続でJリーグベスト11に選ばれるようなSBです。
どこのクラブでも、喉から手が出るほど欲しい選手でしょう。
シーズン中でもかまわないので、増額して契約延長をして、違約金を設定しておくべきでした。
本人が拒んだのかもしれませんが、そうだとしたら、やはり鹿島の態度や提示した条件が十分ではなかったということなんでしょう。

昌子の移籍は、もともと、想定されていたものでした。
小笠原は引退しましたが、ピッチの上での戦力としては、それほどカウントしていなかったでしょう。

でも、今回の西の移籍は、鹿島にとっては想定外の大きな戦力ダウンになります。
しかも、移籍金なしですから、他の選手を取って来るための資金も入りません。
この穴は、今からでは埋まりませんよ。

ここからは想像ですが、そもそも、西や金崎は、何かにしがみつくとか、居所や安定を求めるとか、そういう人間ではないと思います。
自分のスキルに自信を持っていますし、そのスキル一つで、どこにでも渡り歩いて行くことに抵抗を感じない選手でしょう。

それと、ずっと気になっていたのは、篤人の存在です。
西は、篤人が移籍した後に、その右SBのポジションを埋めるために獲得した選手です。
それならば、その時点で背番号2を与えて、この先の鹿島を背負って行く選手だと印象付けるべきでした。

それを、あれだけの活躍をしていても、背番号2を開けたままにして、挙句の果てには篤人が戻りました。
西は、篤人と同学年です。
その篤人をレジェンドのような扱いでチームに戻して、周囲も篤人をチヤホヤすれば、気にならないはずはありません。

背番号なんて、ただの印で、アルファベットのA、B、Cと同じものだと（私は）思っています。
でも、多くの方にとっては、そうではないでしょうから、そういう目で見られてしまいます。
これは、西が鹿島に入ってから、ずっと考えていたことでした。

西のこのタイミングでの移籍には100％納得しますし、鹿島側の姿勢に問題がありますよ。
いや、ずっと2番をつけさせないのは、あり得ません。


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