【アントニオ】日本×タイ

結果は4-0での勝利でしたが、内容はどうだったんでしょう。
相手がグループBで下位のタイだっただけに、内容も問われるゲームだったかなと思います。

4-0になったのは、いつになく、日本の攻撃陣に決定力があったからです。
あっさりと決めて行ってしまうので、失点する度に、タイの選手たちの気持ちが落ちてしまったと感じました。

日本の選手たちは、足が重かったですね。
中東への遠征から、中4日での日本でのゲームでした。
ヨーロッパでプレーしている選手たちは、時差の影響などもあったかもしれません。
それにしても、動けていませんでした。

タイは、鹿島が戦ったムアントン・ユナイテッドそのままでした。
昨日も、ゲーム開始から積極的なプレーをして押し込まれました。
さすがに、途中から足が止まってしまいましたが、ティーラトン・ブンマタンがいなくて、助かりましたね。

日本がパスミスを繰り返して、ビルドアップが出来なかったのは、酒井（ご）をボランチに入れたせいでしょう。
守備が出来るということでの起用なのでしょうが、いきなり、ボランチに入れてプレー出来るとは思えません。
中盤でバランスを取れませんでしたし、ゲームも組み立てられませんでした。
あれでは、他の選手たちにも、負担がかかってしまいますし、チーム全体がうまくは行きません。

酒井（ひ）と長友の両SBも、ひどかったですね。
2人とも、タイが相手ということかもしれませんが、守備が軽すぎます。
特に、酒井（ひ）のサイドはやられまくりましたし、これで左SBのティーラトン・ブンマタンがいたら、失点していたかもしれません。
その上、左の長友も調子が悪いのでは、崩されても仕方ありませんね。

前線は、香川がトップ下でした。
トップ下では機能しないかもと思っていた矢先の先制点でした。
フェイントからのシュートは見事でしたが、久保のおかげですね。

久保は、UAE戦に続いて昨日のゲームでも、ゲーム開始から飛ばしまくりました。
前半のうちから、足が止まってしまいましたが、交替が遅かったと思います。
得点シーンでは、パチンとミートするだけの感じで、コースを狙った正確なシュートでした。
技術がしっかりした選手です。

原口は、このゲームでは生きませんでした。
やはり、大迫とセットで使うと良い選手なのでしょう。
長友、香川、岡崎とでは、やりづらそうでした。
せっかく、埼玉スタジアムに凱旋したのに、本人は悔しかったでしょう。

凱旋と言えば、川島ですね。
出身高校は、埼玉スタジアムが見えるくらいの位置ですし、代表に復帰しての活躍はうれしかったと思います。
勘が当たっている時は、素晴らしいプレーをする選手です。

本田は、全くダメでしたね。
クラブでほとんどプレーしていませんし、コンディションが上がるはずがありません。

深夜に行われたサウジアラビア×イラクは、1-0でサウジアラビアが勝ちました。
勝ち点は並んだままですが、得失点差で日本が首位に立ちました。
詳細に見ていませんが、勝ち点の感じからすると、残りの3ゲームを2勝1敗であれば、2位以内に入れるかもしれません。

この後の予定は、こんな感じです。

6/13 イラク×日本
8/31 日本×オーストラリア
9/5 サウジアラビア×日本

これを見ると、最後のアウェーのサウジアラビア戦の前に、決めておきたいところでしょう。
まあ、そううまくは行かないところが、ワールドカップ予選の厳しさですけれど…。

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