ギャラリー樟楠&あるぴいの銀花ギャラリー日記

作家の紹介から展覧会の様子。 ギャラリーのあるアルピーノ村の季節のお知らせ。

齋藤恵子さんの陶胎漆器に関して

2023年10月05日 14時45分25秒 | ギャラリー樟楠
 
齋藤恵子さんの陶胎漆器について
 
展示中の齋藤恵子さんの陶器には
陶胎漆器(とうたいしっき)が多く出品されています。
 
陶胎漆器とは、陶磁器に漆塗りを施し、焼き付けてあるものです。
齋藤さんは、器全体ではなく一部となりますが、漆を使用している為
取り扱いに気を付けていただきたいことがあります。

 












黄色や赤、緑など(他にも青、紫、オレンジ、グレー)
釉薬の艶感や化粧土のザラつきとも違う
しっとりとした印象の所が漆です。
よく見ると刷毛跡もあるので、探すポイントになると思います。
 
下地に生漆を施し、上から色漆で仕上げてあります。
一部、カップやフラワーベースは
生漆を塗らずに、直接、色漆で仕上げてあり
こちらは、ヒビ粉引の表情も透かして楽しむことができます。
 

 

 

 
 
ご使用にあたって
〇使いはじめは、少し漆独特の香りが残っている場合もあります。
 使い込んでいく内に自然に消えていきますが
 気になる場合は、米の研ぎ汁に 少しお酢を入れて洗うか
 ぬるま湯に20~30分浸けてから洗うと取れます。
 (長時間の浸け置きはお勧めいたしません)
 
〇電子レンジ、オーブン、食洗器、食器乾燥機のご利用はできません。
 
〇90度以上の熱湯には浸けないでください。
カップや碗、鉢は、内側に漆を施していないので熱湯を注いでも問題いありません。
 
〇洗う場合は、食器用の柔らかいスポンジに洗剤をつけ
 しっかり泡立てて、やさしく洗ってください。
 クレンザーやたわし類のご使用は、お勧めいたしません。
 
〇水気は十分に拭き取り、しっかり乾燥させてからご収納ください。
 
〇直射日光や紫外線に長時間当たる場所に置かないでください。
 
〇金属のカトラリーや箸は、漆部分に傷を受ける可能性があります。
  
※収納時、陶器、ガラス器、金属類と重ねると、漆に傷が付く場合があります。
 どうしても重ねる場合は、間に「布」を挟むと良いとおもいます。
 長く使用すると、傷が付いたり、漆が薄くなり、下地の生漆が見えてくることもあります。
 【経年変化・うつわの景色】として、お楽しみください。
 
 

 
 
 

 
裏全面に漆を施したうつわもあります。
 
 
月旅
10/15(月)まで
11:00~18:00(最終日16:00)
 
 
 
ギャラリー樟楠
 
 
 

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