ギャラリー樟楠&あるぴいの銀花ギャラリー日記

作家の紹介から展覧会の様子。 ギャラリーのあるアルピーノ村の季節のお知らせ。

屋久島 埴生窯 山下正行 陶展 はじまりました。

2014年10月23日 16時29分09秒 | 企画展・うつわ
 
 
屋久島 埴生窯 山下正行 陶展 はじまりました。

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山下正行さんの陶は不思議な魅力がある。
造形の魅力、焼きの魅力、その陶に宿る魅力に近付きたくて屋久島に渡る。
フェリー乗り場からレンタカーに乗って 最初の目的地が 埴生窯。
低くたくましい声で山下さんが迎えてくれた。
憧れの屋久島に着いた高揚感のまま 仕事場を見せてもらい、気が付けば
川遊び&釣り。

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翌日山へ入り、杉に触れ ヤクシカやサルに会い 島を一周。
知れば知るほど屋久島の魅力に惹き込まれる。

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松本市 出身の山下さんが屋久島に移り住んで31年
島の赤土だけでは強い焼締めにならないので、試行錯誤して
隣の種子島の土等と 島の花崗岩を細かく砕き混ぜ合わせ陶土を作る。

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島に住む動物や 憧れる龍などの造形は、轆轤仕事からはじまる。
信じられないかもしれないが 轆轤で挽いたモノを切り 貼り合せ原型を作ってから
土を盛り削って装飾を施してゆく。

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薪は 湿気の多い島独特の気候で育った雑木や杉を使い
長さ10mもの埴生窯で焼成する。
窯を走る炎に煽られ雑木や杉の灰が舞い自然釉がかかり
島に多くある滝を思い出させる様に流れる。

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屋久島の水を源に、土と樹木、火の力を供にして、山下さんの陶となる。

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離れ際に感じた屋久島の持つ強い生命感
その命が宿った陶の魅力と正面から向き合って戴きたい。
 
 
Yakushima Haniigama
屋久島 埴生窯 山下正行 陶展
 
2014年10月23日(木)~11月3日(月)
11:00 ~18:00(最終日16:00まで) 10/28火曜休み
会期中作家在廊(10/24・25除く)
 
あるぴいの銀花ギャラリー
330-3835 さいたま市大宮区北袋町 1-130-9
TEL 048-647-2856
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 



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