ギャラリー樟楠&あるぴいの銀花ギャラリー日記

作家の紹介から展覧会の様子。 ギャラリーのあるアルピーノ村の季節のお知らせ。

新垣志保・福長香織 二人展2012

2012年08月04日 18時30分12秒 | 企画・布 染織
 
 
新垣志保・福長香織 二人展 2012
はじまりました。
 
 
沖縄で活動しているふたり。
柿渋染めと 琉球石灰岩&テラコッタの彫刻です。

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福長さんの彫刻は、沖縄の珊瑚の堆積物「琉球石灰岩」を削り出した作品と
テラコッタ、蜜蝋キャンドル。
個展の時は大きな作品も製作されるそうですが、今回は小さめのカワイイ作品です。

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硬い彫刻のはずなのに「ふわっ」とした作風が印象的です。
 
 
テラコッタは「ちいさいおうち」や多肉植物を植える「うえきハウス」

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蜜蝋キャンドルも、おうち風で、火を灯したくない感じです。

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新垣志保さんは、沖縄の陽射しをたっぷり浴びた「柿渋染め」

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バック類を中心に、ペンケース等の小物も並びました。
 
 
クッションも

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柿渋以外にでは、天然染料を使ったストールも並んでいます。

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そして今回は、柿渋布の量り売りもあるんです。

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ちくちく針仕事が好きでも、自分で柿渋染めをするのは大変。
そんな方達のために、生地のみの販売もする事になったのです。
 
 
じつは、新垣志保さんは、今から20年前の高校生時代にアルピーノ村の素敵屋さんでアルバイトをしていたのです。その後、沖縄へ帰り、沖縄県立芸術大がへ進んだそうです。
はじめは、天然染料を中心に染色していたそうですが、沖縄の陽射しに負けて
すぐに色が飛んでしまうので、陽射しに強い柿渋染めに移行したそうです。

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当時と変わらない笑顔をみせてくれた志保さん。
結婚して新垣の名になりましたが、旧姓は垣花志保さんです。
ご存知の方がいましたら、会期中は在廊予定ですので会いに来て下さいね。
 
 
福長香織さんは、在廊がないので、今回は会えませんが
いつか出会いたいですね。

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新垣志保・福長香織 二人展
2012年8月4日(土)~8月13日(月)
11:00 ~18:00 8/7(火)休み
新垣志保 会期中在廊予定

 高校生だった志保さんと日照りの夏、たっぷりと井戸水やりをした駐車場フェンスのドウダンツツジ、今 アルピーノ北側で大きく成長しています。その志保さんが沖縄から友人と作品を持ってやってきました。
 志保さんの大好きな土の色は柿渋の中にあるそうです。染重ね、陽に晒し媒染を繰返して出会える無限の茶色のバリエーション。藍や顔料と柿渋の布で、シンプルで使い易いバックや布小物に。
福長香織さんの、沖縄の風土が活きる赤土と、珊瑚の堆積物である琉球石灰岩を素材にした彫刻は、ゆるやかで やさしい南風。
成長は嬉しいですね。その分 自分も 年を重ねます。
                                               阪 とし子
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 




コメント (2)
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