Scarving 1979 : Always Look on the Bright Side of Life

1979年生な視点でちょっと明るく世の中を見てみようかと思います。

音楽生感想:2015年06月まとめ

2015年07月01日 00時00分00秒 | 音楽つぶやき

星野源さん「SUN」を聴く。(シングル)

リズムの速さではなくグルーヴで踊らせる、絶妙なPOPさがたまらない。様々な楽器の鳴るタイミング、その配置にもこだわりがあり、イヤホンで聴くとより楽しめる。他3曲も味があって、自然と繰り返している。DVDは単体でも売れる面白さで副音声も含めてステキ過ぎ。

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Palma Violetsさん「Danger In The Club」を聴く。(アルバム)

今の技術と感性を持ちながら、昔の音を掻き鳴らしていくだけでなく、だらけた雰囲気も出しているのがステキ。2ndとは思えないくらい余裕を持った開放感で、バンドとして音づくりを楽しんでいる様子が伝わってくる。

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ZEDDさん「True Colors」を聴く。(アルバム)

さすがEDMらしく否が応でもノせられてしまう楽曲がたっぷり。それぞれ音に特徴があり、その過程が異なるものの、辿り着く先のゴールが同じ、という面白さ。そんな中にも静かに鼓動を上げてゆく楽曲もあったり、1枚で様々な色を楽しめるのがステキ。

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Twenty One Pilotsさん「Blurryface」を聴く。(アルバム)

聴いていて楽しくなれるPOPさに満たされており。変幻自在にジャンルを横断しながらも、しっかりまとまりがあるのがステキ。歌い演奏しながら奇想天外なパフォーマンスをする2人がライブでどう魅せるのかも観てみたくなる。

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Museさん「Drones」を聴く。(アルバム)

壮大な物語を体感しているような高揚感と満足感があり、同時に繰り返し聴き続けてしまうPOPさもある。自分達の音に今を取り込んで。わかりやすくカッコ良い、そして歌いやすくノりやすい、スタジアムに映える楽曲を、緩急織り交ぜて揃えた、さすがの出来栄え。

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FFSさん「FFS」を聴く。(アルバム)

好きなバンド2組の共作、仕上がりがどうなるかと思いきや、音を過剰に重ねることなくミニマルに削ぎ落とした、ひねくれの核となる音を楽しめる内容になっており。1バンドの作品に思えるくらい真摯にコラボしている中で、ニヤリとできる要素も散らばっているのがステキ。

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Mr.Childrenさん「REFLECTION」を聴く。(アルバム)

彩り豊かな楽曲を並べながら、どこを切り取ってもミスチルになっているのが素晴らしい。バンド自身だけでなく影響を受けた音の歴史までも内包された面白さ。Dripの完成度も高いものの、Nakedで真価が発揮。飾らないDVDもいい。

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The Darknessさん「Last of Our Kind」を聴く。(アルバム)

確かなテクニックで歌も演奏も綺麗にまとめながら、影響を受けたハードロックの美しさも荒々しさも色濃く出して。頭と体で気持ち良く聴けるのがいい。聴く側も求めるらしい音を鳴らしてくれる楽しさの中に、まだ伸びしろも。

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※つぶやいてないCD多数。基本、新譜の生感想。


映画生感想:2015年06月まとめ(12本)

2015年07月01日 00時00分00秒 | 映画つぶやき

『誘拐の掟』を観賞。

面白い。全編を通して危うさと怪しさが漂っているのがいい。痛ましい事件を紐解いていく、骨太なサスペンスを固唾を呑んで楽しむことができた。ネットに依存し過ぎていない90年代の程良さに、小さな相棒と心を通わせる優しい要素があるのもステキ。続編を観たくなるほど魅力的。

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『ジェームス・ブラウン ~最高の魂を持つ男~』を観賞。

面白い。言葉では表現することのできない、体で感じる音楽の素晴らしさが伝わってきた。正しさよりもソウルに響かせる、ファンクな音の数々。信念を貫き、誰よりも自分自身が望み、JBというスターであり続けようとしたが故の孤独が胸に残る。

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『トゥモローランド』をDOLBY ATMOS字幕観賞。

面白い。子どもの夢を実現したようなワクワクするレトロフューチャーな世界、小道具の数々を、現代の映像技術でそこにあるものとして魅せてくれるのが、とってもステキ。少しのぎこちなさはあれど、ディズニー作品らしい真っ直ぐさが清々しい。

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『ハンガー・ゲーム FINAL:レジスタンス』を字幕観賞。

面白い。2部作の1作目らしく、種蒔き的な要素が強いものの、もうひとひねりありそうな雰囲気も醸し出しているのがステキ。盛り上げ過ぎない上手い繋ぎ。ゲームとは異なる多くの人の命の重さと向き合う中で、役者達の上手さも堪能できる。

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『予告犯』を観賞。

面白い。ネット動画が絡むお話ということで、デジタルでドライな展開になるのかと思いきや、アナログな湿っぽさ、泥沼感や人の温もりが思っていた以上に強くて。でもそれがしっかりと良い味を出しており。大きな憤りの先にある青さもカッコ良さに昇華されていて、とってもよかった。

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『海街diary』を舞台挨拶付観賞。

素晴らしい。三姉妹と一人から四姉妹になるまでの過程を、移り行く季節の中、実際の生活を歩むように淡々と描いていく心地良さ。一場面で人となりや関係性をわからせる演出で様々な事情を匂わせ、行間を伝えて。女優さん達が本来持つ良さも上手く引き出している。

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『ラブライブ! The School Idol Movie』を観賞。

面白い。前半はお気楽な展開だったものの、後半はスクールアイドルという活動と向き合った展開に胸が熱く。限りがある学校生活だからこその楽しさであり、そして切なさでもあり。朗らかなミュージカルと、今が輝く歌を楽しめた。

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『恐怖分子』を観賞。

素晴らしい。姿の見えない不安と向き合う際の、言葉にできない感情がじんわりと心に留まり、観賞後しばらく体感温度が下がったままに。散在する人生達が交わって変わる様を、詩的に紡いでいく映像と音響。真実を突き付けられる際の真っ直ぐな視線が、言葉が、辛く痛く感じられた。

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『マッドマックス 怒りのデス・ロード』をIMAX3D字幕観賞。

素晴らしい!クライマックスに次ぐクライマックス!息つく暇がない、容赦ない展開に大興奮!考えることなく感じるままに楽しめる!劇場で体感すべき、ダイナミックな映像と音響もステキ!満足感を抱きながら、もう一度を求めてしまう!

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『しあわせはどこにある』を観賞。

面白い。本当の幸せ探しという真摯に考えるほどに深く沈み込める題材に対し、軽くポップに文字の大きな自己啓発本のような手軽さで、普遍的な共感を与えつつ、サクサクと進んでいくのがとってもステキ。コミカルな描写で人の強さを見せて、心を明るく照らしてくれる。

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『新宿スワン』を観賞。

面白い。スカウトという職業ならではの価値観に感心を持たせつつ、幸せとゲスさとを詰め込んで、関わる人達の心をわかりやすく描いた、素直に楽しめる作品に仕上がっている。演者さん達による役を生きている演技が各キャラに味を与えていて、このメンバでの続きが観たくなった。

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『ラブ&ピース』を観賞。

話のバランスが不思議で、一昔前的な安っぽくて不格好な部分も多いけれど、それでも嫌いになれない情熱と信念があり。描きたいファンタジーを描き切っている。主人公だけでなく作品全体が素直になれない子供のようなひねくれ具合で、毒も道徳も歌も無邪気なノリなのがステキ。

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※映画館で観賞したもののみ。