『TOKYO TRIBE』を観賞。
面白い。バトルラップミュージカルと称されている通り、息苦しくなるほどいかがわしい演劇的なハコの中、濃いキャラと集団が格闘に歌に見せ場をつくり、ちゃんとミュージカルしている。ラップ用の字幕が残念に感じるほど、ノれる音、クセになりそうな悪どさがいい。
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『TOKYO FANTASY SEKAI NO OWARI』を観賞。
観客の中で鳴っている音楽はあえて鳴らさず、バンドの内と外そして東京を、外国人の視点で描いていく。時に近付き、時に離れる、言葉と映像のコラージュ。嘘と現実の中間にあるような、その音楽と重なる世界を漂い続ける面白さ。
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『ケープタウン』を観賞。
面白い。上映時間107分とは思えない、何時間にも感じるほどの密度の濃さ。捜査中いつなにが起きるかわからないヒリヒリとした緊張感に、一時も目を離せず。主人公2人の抱える弱さを語らず匂わせる演出も効果的。普遍的な感情を揺さぶる、国全体の問題がより重みを与える。
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『イン・ザ・ヒーロー』を舞台挨拶付観賞。
面白い。特撮やアクションが押し出されているものの、誰かのヒーローになる、夢を与える夢を諦めないドラマが熱くて。登場人物達が全員生きていて、各々人生を積み重ねてきたように感じられる確かな重みがあって。心に響く強い想いに、自然と涙が流れていた。
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『ルパン三世』を吹替観賞。
面白い。ネタをたくさん散りばめて、アニメ版のキャラに寄せつつも、実写で映る人物としての不自然さが出ないようにしている演者さん達の頑張りがステキ。知略がほぼなく、拳で解決してまう展開が北村龍平監督っぽくて。好きで撮っただろう場面も、無邪気さとして楽しめた。
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『フライト・ゲーム』を観賞。
面白い。犯人が最後までわからず、本当にもうダメかと思えたほど、物語に没入し、乗客のひとりになっていた。あやしい言動がそこらに散りばめられていて、殺害方法も上手くて、目に映るなにもかもに疑いを持ってしまった。アクションも挟んで飽きずに楽しめるのもステキ。
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『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』をIMAX3D字幕観賞。
素晴らしい!こんな映画が観たかった!と幸せな気持ちに。どうしようもない、けれど愛すべきヤツらが、やがてチームとなり銀河を救う…そんな最高の展開が心の底から楽しくって!最強の音楽にノって笑って一緒に冒険をしてたかのよう!
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『ザ・マペッツ2 / ワールド・ツアー』を観賞。
面白い。ミュージカル映画として大事な要素である歌がPOPでとっても良くて。観賞後すぐサントラを聴きたくなったほど。マペッツが繰り広げるジャンルを横断した物語、かわいらしい笑いの数々。豪華な面々がカメオ出演している、お祭り感もステキ。
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『るろうに剣心 伝説の最期編』を観賞。
面白い。身体的な特徴と怪我を考慮した、現実的だからこそ凄みが伝わる、スピード感のある殺陣アクションと、その魅せ方がとっても良くて、最後を飾るに相応しい出来栄えに。ドラマ部が長く感じられたり、十本刀の扱いが薄かったりも、吹き飛ぶほどに楽しめた。
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『So Young ~過ぎ去りし青春に捧ぐ~』を観賞。
面白い。作品世界にどっぷり入り込み、ヒロイン達の過ごした青春を共に歩んでいた。恋愛に勇敢になれるか否か。どんな現実に行き着いても、戻せない戻れない、後悔と輝き。男性には見せないだろう女性の姿もしっかりと描かれているのがステキ。
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『舞妓はレディ』を観賞。
面白い。京ことばのような、はんなりとした流れで、観賞後に幸せな気持ちになれる、優しさに溢れた作品。主題歌以外の歌は薄味ながらも、美しい思い出の中では、本物の美しい歌声を響かせるのがステキ。入り込ませ過ぎず、客観的に魅せているのも、お座敷の向こう側的でいい。
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『猿の惑星:新世紀(ライジング)』を2D字幕観賞。
素晴らしい。続く未来を知っていても、十二分に緊張感を持って楽しめるつくりの上手さ。猿と人間、そして猿同士の、信頼、想いのすれ違い、という普遍的な物語が自然に受け入れられて。猿の身体能力を活かしたアクションもしっかりと魅せてくれる。
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『フランシス・ハ』を観賞。
面白い。心は女子のまま、体だけが大きく、大人の年齢になったような。現実を認めず、空気も読めず、めんどくさい存在ながら 、憎めない愛らしさがあるのがとってもステキ。過去に生きず、今の自分を認めることで始まる人生。全編モノクロで時代を浮かばせるセンスもいい。
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『悪魔は誰だ』を観賞。
素晴らしい。時効直前の幼児誘拐殺人事件の調査を、笑いも織り交ぜつつ、テンポ良く謎が解けていく序盤に一気に引き込まれて。気が付くと想像を超える展開に巻き込まれ、最後には自らの倫理観が揺らぐほど感情に響いた。時系列を違えて進む見せ方が効果的で面白さを増していた。
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『ジャージー・ボーイズ』を観賞。
素晴らしい。上質な映画体験をさせてくれた上で、作品を舞台に返すような粋な計らいまであるのが、とってもステキ。成功で生まれた光よりその陰影が色濃く、よく知る楽曲達に深みを持たせており。登場人物達の動機付けになるほどの良い歌声、良い音楽に心を奪われた。
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『アバウト・タイム ~愛おしい時間について~』を観賞。
素晴らしい!タイムトラベルの能力を活かした、すこしふしぎで温かい、恋愛、家族愛の物語がとっても面白くて!主人公の過ごす人生に、気付くと自分の人生が重なって、背中を押されているような。劇場を出た後、現実がキラキラと輝いて見えた。
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※映画館で観賞したもののみ。