Scarving 1979 : Always Look on the Bright Side of Life

1979年生な視点でちょっと明るく世の中を見てみようかと思います。

映画生感想:2016年05月まとめ(13本)

2016年06月01日 00時00分00秒 | 映画つぶやき

『スキャナー 記憶のカケラをよむ男』を観賞。

面白い。どのキャラクターもしっかりとした個性を持っており、すこしふしぎな要素を含んだミステリーとして、誰にもわかりやすく楽しめた。映画公開で客層を絞り込んでしまうよりも、むしろテレビドラマのシリーズで広く見てもらいたい、と思えたくらい。

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『追憶の森』を観賞。

面白い。すこしふしぎさのあるファンタジーとして、観賞後は哀しさを抱きつつ、穏やかな気持ちになり、心が癒された。ほぼ2つの2人芝居で構成された抑え気味な作品ながら、演者さんたちの巧さもあって引き込まれ続けた。科学者も信じるレベルの神秘性を魅せてくれるのもステキ。

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『ボーダーライン』を観賞。

素晴らしい。なにをしているのかわからない不安感と、なにが起こるかわからない緊張感、そしてなにもすることのできない絶望感を、主人公と共に、時に主人公の視点で、体感することができる。物語的にも描写的にも、ジメッとした爽快感のなさが現実的で、心にこびりついた。

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『アイヒマン・ショー / 歴史を映した男たち』をトークショー付観賞。

面白い。国際的な裁判をテレビ放映した時点で驚きがあるも、そこに生まれた報道する責任と意義。番組として、盛り上がりを優先するか、被告の人間性を追求するかの葛藤。ナチスが行った想像を超える残忍な映像に言葉を失くした。

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『ずっと前から好きでした。~告白実行委員会~』を舞台挨拶付観賞。

面白い。自らの学生時代、片想い中のもどかしい感情をくすぐりまくってくる。そんな、とっても身近な半径1mの物語を、アニメらしいコミカルさをたっぷり入れながら、しっかり描いているのがステキ。物語を彩る楽曲がどれも効果的。

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『レヴェナント 蘇えりし者』を観賞。

面白い。執念だけで生き延びようと必死にもがき続けている不屈の男の姿が、詩的で美しい風景と生々しく荒々しい人物描写との対比で、鮮烈に色濃く描かれているのがステキ。本物であるかのように感じられるくらい圧倒される、サバイバル体験を味わうことができる。

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『ROAD TO HiGH&LOW』を観賞。

面白い。ドラマを観ていなくてもすぐにわかる、国盗り合戦的な展開の中で起こる抗争の数々。肉弾戦ながらダンスのように軽やかに舞って倒す、PV的な魅せるアクションを楽しめた。登場人物達が熱くまっすぐで、チームごとに動きの色が異なるのがステキ。

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『HK / 変態仮面 アブノーマル・クライシス』を舞台挨拶付観賞。

面白い。ゲラゲラやクスクスなど、たくさんの種類の笑いを巻き起こしてくれる、本気の悪ふざけっぷりがステキ。くだらない定番ネタや演者さん同士の絶妙な間、更に続編繋がりのパロディまで詰め込んで、しっかり楽しませてくれた。

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『世界から猫が消えたなら』を観賞。

面白い。とっても真摯な、ひとりっこ男子な作品に仕上がっているのがいい。すこしふしぎな世界で好きなものと向き合って描かれる、元彼女、親友、そして両親、各々の関係が、ひとり分の感情、想像の枠の中に落とし込まれているので、自分の物語として変換しやすい。

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『機動戦士ガンダム THE ORIGIN III 暁の蜂起』を観賞。

素晴らしい。シャア・アズナブルとして起つまでを、自らの目的のために突き進む信念、周囲を扇動するカリスマ性や人たらしな部分を色濃く感じさせるように描いているのがステキ。はじまりもつながりも感心できるくらい楽しめた。

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『マイケル・ムーアの世界侵略のススメ』を観賞。

面白い。欧州中心に各国の良い制度を当事者目線で紹介していく中に、なるほどがたくさん詰まっていて、知的好奇心がくすぐられ続けた。序盤は軽い気持ちで笑顔を浮かべながら観ていたけれど、終盤には胸に刺さる想いも。人間の幸せを少し考えたくなる。

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『ディストラクション・ベイビーズ』を観賞。

素晴らしい。誰の心の奥底にも眠っているであろう、暴力や破壊に対する初期衝動だけを淡々と本当のことのように純粋に描き切っているのがステキ。決して表に出してはならない拳への渇望が、主人公から登場人物たち、そして観ている自分にまで伝播してきた。

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『神様メール』を観賞。

面白い。余命宣告を受けた人類たちが抱く極限状態下での感情や心の奥底にあった想いの数々が、美しい音楽とユーモアを含んだ映像とで、自由に表現されていく様がとっても楽しい。既存の常識を軽やかに飛び越えて、新しい価値観が生まれていく中に、晴れやかさもあるのがステキ。

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※映画館で観賞したもののみ。

 


音楽生感想:2016年05月まとめ

2016年06月01日 00時00分00秒 | 音楽つぶやき

Radioheadさん「A Moon Shaped Pool」を聴く。(アルバム)

これまで聴いたことがない音なのに、過去の雰囲気をまとっていて、楽曲の隅々までらしさを感じられる。芸術的な美しさと聴きやすいPOPさとが、絶妙なバランスで、有機的に融合している。さすが、としか言いようのない1枚。

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Travisさん「Everything At Once」を聴く。(アルバム)

聴く側がバンドに求めている音を、とっても軽やかに表現してくれているのがステキ。POPさを追求したような、いい意味で余裕を持った音の遊び具合で、アルバムを通して聴きやすく仕上がっているので、安心して楽しむことができる。

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Lukas Grahamさん「Lukas Graham」を聴く。(アルバム)

いい楽曲に、心地良い音と美しい歌声が重なり合っていく、音楽の1番大切な要素が整っていて、耳が体が幸福で満たされる。誰にも聴きやすいPOPさ、無理矢理にアゲるのではなく自然な気持ちでノせてくれる手触りがとってもステキ。

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Ariana Grandeさん「Dangerous Woman」を聴く。(アルバム)

90年代風な音をまとって、大人っぽさを押し出して、自らの成長した姿、広がった歌声の表現を聴かせてくれるのがステキ。コラボでは自分が主役になって 、落ち着いた音をも華麗に彩ることができる、さすがPOPアイコン。

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M83さん「Junk」を聴く。(アルバム)

80年代風を取り込む今の流れを汲んだ音を散りばめながら、様々な要素を1曲1曲別々に詰め込んで、らしさを色濃く出しているのがとってもステキ。男性、女性、混声のボーカル曲、インスト曲もあり、歌声とメロディ、その調和に浸りながら、音、をたっぷりと楽しめる。

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※つぶやいてないCD多数。基本、新譜の生感想。