Scarving 1979 : Always Look on the Bright Side of Life

1979年生な視点でちょっと明るく世の中を見てみようかと思います。

自分考古学

2004年01月01日 23時59分59秒 | 1分間スピーチ
あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い致します。

今年は1年の始まりを北海道で、4年ぶりにCHAGE&ASKAと迎えたわけです。
去年の1年の終わりを同時にも迎えたわけですけど、大変有意義なものでした。

あえて寝てる間に年を越す、そんな地味なのも好きなんですけどね、
派手にガツーンと騒いで迎えるのもまたいいものです。

さて私は、毎年1年間の目標というか、
大まかな主題を決めているわけです。

今年の主題は「自分考古学」というものです。

今年で25歳、四半世紀も共に過ごしたわけですから、
この井山貴弘さんを振り返るのも悪くはありません。

でも、ただ振り返るだけでは面白くないというか、
幸せな過去という甘い世界に浸って、
辛いこともある未来に進むことを恐れてしまう可能性もあります。

だからこその「考古学」なのです。

眠っていた思い出を少しずつ優しく掘り進めるだけでなく、
同時にそのものが、つまり井山貴弘がどんなものなのかを、
それまでになかった新しい仮説や方法を駆使して、
より深く立証していこうという試みなのです。

今まで生きていた中で、昔は大事にしていたにも関わらず、
捨て去ってしまったもの、忘れてしまったものが、
わりとたくさんある気がします。

例えば、腕時計や文房具を集めるのが好きだったことや、
LEGOでロボットを組み立てて空想をするのが好きだったこと。

こんな自分をもう一度取り戻してみる、
これもひとつの試みです。

それとは全く逆の、
今までの井山貴弘がしなかったことをするのも、
やはりひとつの試みです。

今まで嫌ってたもの、一度嫌いになったものを好きになってみる、
例えば、お酒は好きではなく、ひとりで外食さえ出来ない私が、
オシャレなバーにひとりで行ってみるとかいうのも面白いかもしれません。

作品についても、色々してみたいな、とか思っていて、
過去の作品の再演をしてみたり、続きを書いてみたりもしてみたいです。

特に若気の至り感漂う「犬(dog)」は、
全て書き直すか、続きを書くかわかりませんが、
今の自分が書くとどうなるかが楽しみです。

同時に今、頭に思い浮かんでいる、
全く新しいものもカタチにしてみたいです。

今年は色々な振り返りごとは増えるかもしれませんが、
過去してきたことを踏まえ、それを発展させたり、新規に行ったりして、
最終的には「t-i=experiment」という主題で様々なことに挑戦した1999年よりも、
より挑戦的、実験的な年になる気がしています。

奇しくも1999年は、最初に話題にした、
CHAGE&ASKAのカウントダウンライブが開催された年でもあります。

ライブが年の終わりか、年の初めかで違いはありますが、
「t-i=experiment」という実験の続き以上に発展した一年が、
今年は送れるような気がします。

そういえば今年のCHAGE&ASKAのカウントダウンライブの演目も、
私が好きになった時期のものを取り上げて、より良く再構築したものでした。

私もそのように、より良い再構築を行いたいと思います。

なにはともあれ今年の井山貴弘は、
自分的にも、とても楽しみです。

1年の最初の方は振り返りばかりで、外には変化が見られないかもしれませんが、
きっと後半は畳み掛けるように、新しい井山貴弘が見られる、ような気がしています。

あくまで、ような気がしています、にしておきますが、
どうぞ、お楽しみに。

私も楽しみでいっぱいです。

私と一番付き合いが長いのは、私自身なのですから。