愛と情熱の革命戦記

猫々左翼の闘争日誌

選挙に際しての候補者の住民への呼びかけ方について

2015年04月19日 23時08分07秒 | JCPの活動、国民運動、国内の政治・経済等

 あくまでも私の個人的見解として思うことがある。それは、候補者の住民・国民への呼びかけ方である。よくあるパターンとして候補者が自らの政策を語った後に「みなさんのご支援をよろしくお願いします」というフレーズが使われる。私も少し前まで「そういうものだ」と特に疑問も感じずにいたのだが、フェイスブック友達などの意見を聞く中で、「みなさま」という呼びかけで良いのかという疑問を持ち、やはり変えるほうが良いだろうと考えるに至った。

 端的に言えば、今まで「みなさん」と言っていた部分を「あなた」に置き換えるのが良いだろう。それにはわけがある。商店街などで候補者が「みなさん」という呼びかけ方をしていると聴いている人々は、演説の内容を他人事と感じるだろうと思われる。確かに、商店街や鉄道の駅頭などで候補者が演説している際には、話している内容は不特定多数に向けたものであって特定の個人に対するものではない。だから「みなさん」という言葉が普通に使われるのであろう。しかし、よく考えてもらいたいことがある。商店街や駅頭での演説を候補者がしている時に周囲にいる人々は、買い物や通勤などに際して偶然にその場に居合わせているだけであって共通の集団に属している間柄というわけではない。そのために、「みなさま」だと何処この「みなさま」なのか候補者の演説を聴いている人々にはピンとこない。そのために住民にとっては、如何に演説内容が良くても人事のように受け止められてしまう。それに対して「あなた」という言葉は特定の個人に対して使う言葉である。従って、候補者の演説を聴いている人々には、演説内容に共感を感じることが出来れば、自分のこととして受け止めてもらえるかもしれない。確かに商店街や駅頭などにおける政治家の演説は1人や2人を相手にしているのではなくて、ある意味不特定多数だ。しかし、考え方の根本としては、やはり偶然居合わせた人々に対してでも、その場の一人ひとりに訴えかけていることが明白であることが大切だ。何故ならば、候補者が得る票は、一人ひとりの行動の積み重ねだからである。

 候補者が商店街や駅頭で演説している時にその場にいる人々の全てに対して1対1の対話を出来るわけではないが、候補者の姿勢としては一人ひとりを気にかけていることを前面に押し出すことが、演説内容に共感を持ってもらうためには非常に重要な意味を持つ。

 以上の理由で私は、「みなさまのご支援・ご支持をお願いします」ではなくて「あなたのご支援・ご支持をお願いします」とするのが良いと思う次第である。


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