愛と情熱の革命戦記

猫々左翼の闘争日誌

【転載記事】ポスター弾圧不起訴 神戸 加藤さん黙秘貫き釈放

2010年07月31日 09時13分05秒 | JCPの活動、国民運動、国内の政治・経済等

2010年7月30日(金)「しんぶん赤旗」

 神戸市西区で、メガホン宣伝のために選挙ポスターを信号柱などに仮止めしただけで公選法違反だとして日本共産党後援会員の男性が9日に不当逮捕されて勾留が続いた事件で29日、男性が釈放され、神戸地検が不起訴処分を決定しました。

 この男性は、同区在住の加藤寛治さん(65)。加藤さんは、逮捕・送検後、期限いっぱいの20日間勾留されましたが、黙秘を貫いてたたかいました。

 同事件は、加藤さんを見張っていた私服警官が多数の警察官を呼んで無理やり逮捕したもの。全国では、信号柱などに多数張られている選挙ポスターが何ら取り締まられず放置されています。国民救援会や日本共産党などは、逮捕の不当性を告発し、釈放と不起訴を求めていました。

 釈放後、報告集会で加藤さんは声を詰まらせながら、「炎天下、毎日警察署まで支援に来ていただいたみなさん、本当にありがとうございました。これからも臆(おく)することなくがんばっていきたい」と語り、満場の拍手を受けました。

【転載元】ポスター弾圧不起訴/神戸 加藤さん黙秘貫き釈放 - しんぶん赤旗


 ここより、当ブログ管理人のコメント

 不起訴になり加藤さんが釈放されたことは、国民の良識と運動が勝利したことの証明です。近年、葛飾のビラ配布不当弾圧にたいする不当判決などといったように自由と民主主義の観点から実に由々しき事件が続出していました。それだけに、今回の勝利は貴重です。兵庫県神戸西警察署の権力犯罪は、断罪されてしかるべきです。

 従来の体制が崩れ始めると必ずと言っていいほど日本共産党をはじめとして進歩的な諸団体への権力などによる陰謀と弾圧が強まってきます。神戸西警察署の案件は、まさに権力の陰謀の典型です。日本国憲法のもとでは、統治者が憲法通りに政治を行なっていれば、本来ならば政治犯というのはありえないはずです。しかし、現実には、権力サイドからの陰謀と弾圧がある以上は、陰謀と弾圧に対する組織防衛というのをもっと強めていくことが大事です。

 日本国民救援会には、個人加盟の他、団体加盟というのがあります。

 今後の組織防衛を考えると、日本共産党の支部自身が支部会議で協議して党支部として日本国民救援会へ団体加盟するということを考えても良いかと、私は思います。


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キューバの経済困難―外貨が足りない!

2010年07月29日 22時44分14秒 | ラテンアメリカの政治革新、文化等
 先日、27日に「モンカダ兵営襲撃記念講演」で聴いたことですが、現在キューバは深刻な経済困難を抱えています。とくに、外貨不足がキューバ経済に重大な困難をもたらしています。旧ソ連が崩壊した直後は、サトウキビのバーター貿易などの旧ソ連からの「援助」が急になくなったことが当時のキューバにおける経済困難の主要原因でした。

 旧ソ連が崩壊したことによる経済困難をキューバがどのように乗り越えていったかというと、自然の環境を活かした観光産業に力を入れて外貨を獲得していったことです。これにともなって、経済の官僚主義の傾向を改善するということがあって市場を取り入れていきました。もちろん、これは部分的であってキューバが市場経済を通じて社会主義へという立場にたっているということとはちがいます。

 現在のキューバにおける経済困難は、直接的には観光客の足が遠のいていったことによります。なんでこういう事になったかというと、きっかけはリーマンショックによるアメリカ発の世界同時不況です。早い話が、世界のみんなのお財布の中が寒くなって消費が冷え込んで観光旅行どころではなくなっていったということです。観光立国でやってきたキューバはもろにこの影響を受けました。

 キューバ政府は、すべての国民にたいして最低限度の生活を無条件に保証しています。だから、キューバには餓死する人がまったくいません。また、キューバでは医療費が無料であって、貧しさのために医療から排除されて治せば治るような病気や怪我で死ぬような人がまったくいません。

 以上のことは、キューバ革命政権がかちとった成果として極めて重要です。ところが、現在キューバでは、すべての国民にたいして最低限度の生活と医療からの排除される人がいないということを今後維持できるのかどうかというところまで、経済困難が進んでいます。

 他にもキューバ経済に困難をもたらす要素が、キューバ自身が抱える弱点をふくめていろいろあるかと思います。

 キューバ共産党の議長であるラウルは、キューバの共産青年同盟にたいして経済困難を乗り越えていくことが(共産党の)党員として、革命家として最大の任務だと説いています。キューバ革命政権は、今後どのようにして現在直面している経済困難を克服していくのでしょうか。旧ソ連が崩壊したときには、革命政権は弱者の犠牲によるやり方はいっさいとらない、という考えと信念に基づき当時の困難を乗り越えていきました。

 すべての国民に最低限度の生活を保証できるかどうかということは、革命政権の存在意義に関わることです。革命政権がどのように困難を克服していくのかということを私は、今後とも注視していきたいと思います。

 個人的な考えですが、キューバ革命政権のすべてを肯定的に捉えるわけではないとはいえ、キューバ革命は私にとって希望です。キューバ革命政権が国民を飢えさせないで事態を打開することを願い、期待したいところです。

追伸
 外国のことだから外交上の節度を守りながら今でも現在進行形のキューバ革命を一個人として支援できるような何らかのことはないでしょうか。私はこう考えてしまいます。


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2010年7月27日モンカダ兵営襲撃記念講演―日本キューバ友好協会主催

2010年07月29日 01時38分58秒 | ラテンアメリカの政治革新、文化等


 昨日の夜(日付変わっているから一昨日というべきだね)は、仕事を終えたあと労音御茶ノ水センター地下ホールへ行きました。というのは、このブログでもとりあげたように、日本キューバ友好協会主催の「モンカダ兵営襲撃57周年記念講演」があったからです。地下ホール―ホールというくらいだからどのくらいの広さだろうかと思っていたけど行ってみたらホールというほどの広さか?と思いまいした。

 それはともかく、予定通り日本共産党国際局次長・神田米造さんを講師として講演が行われました。講演に先立って名前忘れたけどキューバの大使の人が挨拶とキューバの状況などについてお話ししました。大使の人の話だと、オバマ政権になってもキューバとの関係ではいまだに経済封鎖をやめず、また、イラクやアフガニスタンなどにみられるようにアメリカの帝国主義的性質は変わっていないいうことです。また、詳しくは私は知りませんが、5人の英雄問題として、アメリカ政府に不当に投獄されている5人のキューバ人の釈放を求めることのおはなしがありました。なお、この問題に関しては、講演終了後の質疑で出されたことですが、日本共産党としては公式の見解はなく研究中だそうです。

 神田米造さんは、まず1953年当時のキューバの状況をお話することから始めました。それから、周辺のラテンアメリカが保革とわずキューバに対して自立的な国づくりをしていることへの尊敬の念があることもお話ししました。こういったことをキューバ革命の意義の中に位置づけながら、神田さんはお話ししました。

 そして、ラテンアメリカの現在の変革、つまり対米従属を抜けだして自立した国づくりの方向性を世界構造の変化の中で捉えること、日本と対比して考えて見ていくことが大切だということを、神田米造さんはお話して講義を締めくくりました。

 印象に残ったことをもう少し詳しく書きたいけど、もう眠いです。しんぶん赤旗を配達しているので(それも毎日)もう限界です。おやすみ。


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2010.7.25平井・小松川9条の会例会

2010年07月25日 21時05分05秒 | 戦争のない世界をめざす


 今日は、小松川区民館で平井・小松川9条の会の例会がありました。

 国政選挙後のはじめての例会です。国会の中で、真に日本国憲法を活かした政治をしようという勢力が極めて少ないことは9条の会のメンバーの共通の意見です。なにしろ、日本共産党としいて言えば社民党を合わせても議席数は、あまりに少ないというのが現状です。

 なお、沖縄選挙区で言うと、あそこでは自民党の候補者が議席を獲得しました。日本共産党と社会民主党の票を合わせると自民党を上回ったということがあり、例会の参加者の中からは、日本共産党と社民党と力を合わせてというようにはいかなかったのかなぁという意見が出てきました。そのへんは、政策協定の問題と社民党の中にも反共意識の強い人がいるなどことはそう単純ではないわけです。

 学習・討論の題材として今回はNHKの井上ひさしさんの追悼番組のVTRを扱いました。井上ひさしさんは9条の会の呼びかけ人の一人です。
http://www.9-jo.jp/

 井上ひさしさんの作品「組曲虐殺」は、彼の遺作となってしまいました。井上ひさしさんは、以前よりずっと小林多喜二(プロレタリア作家・小説「蟹工船」の原作者)を描いた作品を創ろうと考えていたことが、今日の例会に参加して分かりました。

 プロレタリア作家である小林多喜二は、生前日本共産党中央委員会の文化知識人責任者を務めていました。このため、当時の特高警察(より正確には当時の支配層というべきか)は小林多喜二の社会への影響力を恐れて、スパイに手引きさせて逮捕・投獄し、拷問により小林多喜二を虐殺しました。小林多喜二への特高警察による虐殺は東京都内の築地警察署で起きました。

 「組曲虐殺」は非常に思いテーマですが、それでも井上ひさしさんは作品の中に笑いとユーモアを取り入れることを忘れていません。

 というのは、井上ひさしさんは、困難・逆風に負けず、希望を持つことを大切にしていたからです。だからこそ、小林多喜二を描いた作品の中にも笑いとユーモアを取り入れた訳です。

 私たちは、日本国憲法のもとでいちおう言論の自由が保証されています。法的建前としては。

 確かに、葛飾ビラ配布弾圧事件や今年の参議院選挙での兵庫県警西警察署による弾圧事件など民主主義を根底から踏みにじる暴挙が権力機関によってなされています。それでも、私たちは日本国憲法を盾に戦うことができますし、少なくとも命まではとられません。また、なにより私自身が日本共産党党員であることを名乗って、インターネット上にブログを立ち上げて日本共産党の活動、その他国民運動への参加のことなどを堂々と書き込んでいます。こういう事は、大日本帝国憲法の時代では考えられないことです。数こそ少ないものの、日本共産党は国会や地方議会に議席を持っています。戦前は、日本共産党は非合法組織としてしか存在できませんでした。このへんは小林多喜二が党活動をしていた時代とは大きく違います。このへんのことは、私たちは大いに確信を持ち日本国憲法を社会変革の力に活かすべきです。

 現在、国会の政党状況は、日本国憲法を政治に活かそうという勢力があまりに小さい状況にあります。それだけに、9条の会が憲法を草の根から活かして、憲法を活かす政治を実現するためにいっそう頑張らなければなりません。これは私だけではなく今日、平井・小松川9条の会のメンバーの共通認識です。

 今後、平井・小松川9条の会の存在を地域にもっと広げていかなくてはと例会参加メンバー全員が決意を新たにしました。

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消税増税阻止への戦いはまだまだ続く―追記

2010年07月25日 10時38分18秒 | JCPの活動、国民運動、国内の政治・経済等
 24日に、葛西駅駅頭での消費税増税阻止の取り組みに関する記事をアップしました。
http://blog.goo.ne.jp/aleido_che_guevara/e/6bca31fa373b28fe858d5ad0c86c8b66

 消費税をなくす会、江戸川社会保障推進協議会の取り組みは、原則として毎月24日ですが、24日が土日祝日の場合は、日にちが前後します。今月の消費税をなくす会および江戸川社会保障推進協議会の宣伝行動は23日の午後6時から午後7時まで東京メトロ東西線葛西駅駅頭で行われました。

 誤解のないように、この場にて追記しておきます。


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消税増税阻止への戦いはまだまだ続く

2010年07月24日 12時41分36秒 | JCPの活動、国民運動、国内の政治・経済等


 毎月24日の夕方、江戸川区内の駅頭で江戸川社会保障推進協議会(東京土建江戸川支部、江戸川民商、新日本婦人の会などから構成されています)、消費税をなくす会で宣伝行動をしています。江戸川区内には、駅が9箇所(間違っていたらすみません)ほどあるので、毎月順番でどこの駅でやるかを決めて宣伝活動を行ないます。昨日は、東京メトロ東西線の葛西駅駅頭で宣伝活動がありました。

 参議院選挙で「消費税増税No!」という審判ははっきりしました。しかし、国会内ではいまだに消費税増税路線に固執する勢力が多数存在していますし、選挙時に本性隠しながら「消費税増税No!」というにわかポーズをとっている勢力がいます。残念ながら、消費税増税に真っ向から反対して、このことで決してブレない政党の議席はすくなく、それどころかこのたびの参議院選挙で現職を選挙区、比例代表合わせて2名落選させ、議席を後退させてしまいました。

 ですから、草の根での消費税増税を阻止する戦いには極めて困難なものがあります。だからといって、仕方ないでは、私たちの生活が政治によって壊されてしまいます。

 消費税は、税の応能負担の原則に反し、所得が低い人ほど生活に重くのしかかる逆進性の強い性質を有しています。また、今のような日本の経済状況下で消費税を増税すれば、国民の消費購買を冷え込ませてしまいますので日本の経済に悪影響ばかりが出てきます。これは、自民党政権時代の橋本内閣が消費税率を3%から5%へ引き上げたときに持ち直し始めた景気が一気に冷え込み、その後失われた10年を日本社会にもたらした教訓から明らかです。

 消費税増税に固執する勢力がのさばっている限り、消費税増税阻止と、めざすべき消費税廃止への国会内外、草の根での戦いは続きます。

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【イベント情報】モンカダ兵営襲撃57周年記念講演

2010年07月21日 21時52分43秒 | ラテンアメリカの政治革新、文化等
 1953年7月26日キューバで、フィデル・カストロやラウル・カストロ(フィデルの弟)はじめ120名の若者がバティスタ軍事独裁政権打倒をめざし、モンカダ兵営を武装襲撃しました。この出来事は1959年のキューバ革命勝利の発端となりました。

 今年は、モンカダ兵営襲撃から57周年に当たります。7月26日にはキューバでは革命勝利を記念して指導者が演説する集会があります。

 日本キューバ友好協会は、キューバやラテンアメリカに詳しい神田米造氏を講師に迎えて記念講演を行ないます。

【講演】「今日のキューバとラテンアメリカ」(いかに中南米は米国の支配を脱しつつあるか)

【講師】神田米造氏(日本共産党国際局次長・元しんぶん赤旗メキシコ特派員)

【日時】2010年7月27日(火)19:00~21:00

【場所】労音御茶ノ水センター地下ホール

【主催】日本キューバ友好協会


 日本キューバ友好協会のホームページは↓
 http://homepage3.nifty.com/aajc/

 ホームページは、「会員のみなさん……」という書き方になっていますが、日本キューバ友好協会の会員でなくても記念講演を聴きに行くことができます。

 日本キューバ友好協会の場所は以下のとおりです。

 〒113-0034 東京都文京区湯島2-7-8 労音お茶の水センター3F 
 地図 電話/ファックス  03-5689-5403



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【追記】訂正事項

 神田米造氏を行使に迎えて記念公園を行ないます。(誤)

 神田米造氏を講師に迎えて記念講演を行ないます。(正)

 エルネストさん、ご指摘ありがとうございました。

高等教育無償化は急務です!

2010年07月20日 02時22分34秒 | JCPの活動、国民運動、国内の政治・経済等
2/19 大学授業料・給付奨学金について/石井議員が質問/衆院予算委員会


 この動画は、日本共産党中央委員会が2年ほど前に動画共有サイト"You Tube"にアップしたものです。日本共産党・石井郁子衆議院議員が大学授業料・給付奨学金のことで政府を追求したものです。

 2年前から比べても日本社会に格差と貧困が広がっていったことについては、言うまでもないことでしょう。経済的なことが理由で大学進学をあきらめざるを得ない若者がいます。本人の責任によらないことによる、社会における教育課程からの排除は、排除された本人が不幸であるばかりではなく社会の発展のために必要な人材の育つ裾野を狭め、貧困の連鎖をもたらし、日本社会全体にとってもなにひとついいことがありません。

 教育基本法は、経済的なことが原因によって学業を修めることが困難な人に対して奨学の方法を講じるなど、貧困による教育課程からの排除をなくしていくことを国家及び地方公共団体(地方自治体)の責務として位置づけています。

 額賀大臣(当時)は「受益者負担」論と「自己責任」論を答弁の際に持ち出していますが、社会において若者が学業を高めて社会に出れば、この成果は日本社会全体に及んでいくのであります。石井郁子衆議院議員が追求の中で言っているように、社会全体が利益を受けることになります。「受益者負担」論「自己責任」を持ち出して、生まれた家庭の収入が低いという本人の責任によらないことによる、大学卒業後の借金まみれを、「国の税金を使わせていただいているのだから……」と当然視するかのような額賀大臣(当時)の答弁は国家の責務を放棄する暴論です。

 こんな政権だから、昨年の総選挙で倒されたわけです。

 高等教育の漸進的無償化は、国連人権規約でも明記されていることです。ただし、日本政府は高等教育の漸進的無償化条項をいまだに保留したままです。世界を見渡しても、条約加盟国160カ国中当該条項を保留しているのは、日本とマダガスカルだけです。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2009-06-08/2009060801_03_1.html

 若い人に希望ある未来をつくり、貧困の拡大を防ぐという観点からも日本国政府は直ちに高等教育漸進的無償化条項の保留を撤回して、学費の引き下げ、そして大学まで無償化をめざすための政策上の措置を講じるべきです。

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にゃん♪ちょっと息抜きな記事にゃん♪

2010年07月19日 15時30分01秒 | 雑記帳


 上の写真の猫は、アメリカンショートヘア♂です。名前はバロンです。小岩の猫カフェ"Cafe Bar 猫かふぇ"の猫スタッフです。猫スタッフのなかでは一番人懐こいです。

 上の画像をクリックすると大きいサイズで見ることができます。

 バロンと会えるところは↓
"Cafe Bar 猫かふぇ"
東京都江戸川区西小岩1-27-29 東京グランファースト2F
Tell:03-5889-8750


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【転載歓迎】兵庫県警神戸西警察署による不当逮捕・弾圧に講義する!

2010年07月18日 14時41分49秒 | JCPの活動、国民運動、国内の政治・経済等
 昨年の衆議院選挙で自公政権が退場しました。7月11日投開票の参議院選挙において大企業への法人税減税と消費税増税との抱合せを打ち出した民主党中心の菅政権が惨敗しました。これらのことが私たちに示していることは、国民が従来の政治体制すなわち大企業・大金持ちばかりを優遇し庶民をないがしろにする政治体制に拒否し、新しい政治体制、日本社会の新しいあり方を模索しているということです。このような情勢のもとでは、権力側からの不当な干渉・妨害・弾圧が増加します。実際に警察による革新勢力に対する不当な干渉・妨害・弾圧が近年増加しています。東京都葛飾区における最高裁による不当判決は私たちの記憶にまだ新しい事件です(この事件に関してはビラ配布の自由を守る会のページをご参照くださいませ)。

 さて、本題に入ります。

 今月9日(2010年7月9日)早朝、兵庫県神戸市西区桜ヶ丘住宅街にて兵庫県警神戸西警察署の警察官が、現地の日本共産党後援会の男性が街頭宣伝に際して公職選挙法で定められた選挙運動用ポスターを信号柱や道路標識柱に掲示したとして、公職選挙法違反の容疑で男性を逮捕するという暴挙にうってでました。

 よく、注視していただきたいのは、男性が違法なポスターを掲示したわけでもなく、また人々の交通を棒がしたわけではないということです。

 逮捕の仕方そのものが異常です!

 選挙活動の際に、街頭宣伝をするときには、どこの政党が宣伝しているか分かるようにノボリやポスターを掲げることはどの政党でも普通に行われていることです。男性がしたことは、あくまでも短時間の宣伝の間だけ風でポスターが吹き飛んだり、ノボリが倒れたりしないように仮止めしていただけです。私服警察官は男性を街頭宣伝の準備の段階から見はっておりポスターの仮止めが終わるのを見計らってパトカー3台と制服警察官を呼び、「違反だ」と言ってきました。注意を受けて男性がポスターを外そうとしたところ逆に「取ってはいけない」と警察は妨害して9人の警察官で男性を無理やりパトカーに男性を押し込んで逮捕したのです。

 市民的常識に照らして考えれば、私服警察官が男性が仮止めの準備の段階で「ここに立てかけたくくりつけないでください」と声をかければ済むことです。また、実際の状況からしても、男性が私服警察官に対して職務を妨害してわけではなく、注意されてそのとおりに仮止めしたポスターを外そうとしたわけであって、これに対して警察官9人がかりでパトカーに押し込んで逮捕するというのは、職権乱用です。警察のしたことがむしろ職権濫用による自由選挙妨害、すなわち公職選挙法第226条違反の犯罪行為です(公職選挙法226条違反行為には、最高で禁固4年が課せられます)。

 現在、逮捕された男性は神戸西警察署の代用監獄(留置場)に投獄されています。

 すでに、地元では多くの市民が警察の暴挙に対して抗議し男性への支援を行っています。逮捕された男性は、地元市民の支援に励まされて席巻した弁護士に「黙秘で頑張る」と話しています。

 兵庫県警神戸西警察署のような言論弾圧を許していたのでは、自由にモノが言えなくなってしまいます。

 地元では、多くの市民が男性を支援し、警察の言論弾圧に抗議しています。みなさんの支援を心よりお願い申し上げます。

【参照記事】

これはひどい(日本共産党鳥取県境港市議会議員・定岡敏行さんのブログ)

街頭宣伝で選挙運動用ポスターを掲示したら即逮捕!!

神戸市西区「ポスター公選法弾圧」事件/緊急!不起訴を求める団体署名にご協力を!


【抗議先】
 〒651-2273 神戸市西区椛台5-12-12
 神戸西警察署 三浦彰弘署長 殿



【激励先】
〒650-OO22 神戸市中央区元町通6-6-12
   日本国民救援会兵庫県本部
     TEL O78-351-0677
     FAX O78-371-7376



不起訴支援闘争資金カンパのご協力お願い申し上げます!
【郵便振替】01140―7―3869 日本国民救援会兵庫県本部
 *「神戸ポスター事件」と明記を。



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