愛と情熱の革命戦記

猫々左翼の闘争日誌

科学無視の危険性-ホメオパシーの荒唐無稽

2010年08月31日 00時59分02秒 | 自然科学
 8月24日に日本学術会議が民間療法のホメオパシーについて「治療効果は科学的に明確に否定されている」とし、「『効果がある』と称して治療に使用することは厳に慎むべき行為」だとする会長談話を発表しました。

 病気や怪我などに対する治療は医学的、科学的成果に基づいて行われることが患者の安全を図り、有効に治療するために欠かせません。昨年の10月に頭蓋内出血を防ぐためにビタミンKが投与される代わりに「レメディ」を投与された生後2ヶ月の乳児が死亡した事件が起きています。投与した助産師を母親が提訴しているということすら起きています。

 以上のことを考えれば、ホメオパシーの如き似非科学(疑似科学)による擬似治療行為が蔓延する前に、これを排除していく必要があります。

 罫線以下「しんぶん赤旗」より転載



2010年8月30日(月)「しんぶん赤旗」

主張
ホメオパシー
「科学の無視」は危うすぎる


 日本学術会議が、民間療法の「ホメオパシー」について、「治療効果は科学的に明確に否定されてい」るとし、「『効果がある』と称して治療に使用することは厳に慎むべき行為」だとする会長談話を発表(24日)したことが、話題を呼んでいます。

 談話は、「ホメオパシー」が医療関係者のなかで急速に広がり、「ホメオパス」という施療者の養成学校までできている現状を「科学の無視」と批判しています。日本の科学者を代表する公的機関が疑似医療行為の排除を求めたことは、重く受けとめる必要があります。

際立つ荒唐無稽ぶり

 「ホメオパシー」は、いまから200年ほど前、まだ近代的な医療が確立する以前に、ドイツ人医師が生み出し、欧米各国に広がりました。病気と似たような症状を引き起こす物質を少しずつ使い、「自然治癒力」を触発するという触れ込みです。

 投与する「レメディー」(治療薬)は、「ある種の水」を含ませた砂糖玉です。これでアレルギーも精神病も、がんも治せるという魔法のような話です。この「水」は、植物、昆虫、鉱物を極端なまでにくり返し薄めてつくります。実際には元の物質など存在しない「ただの水」でしかありません。

 それでも効果があるという論者は「水が、かつて物質が存在したという記憶を持っている」といいます。「科学的な根拠がなく、荒唐無稽(むけい)としか言いようがない」(談話)説明です。

 有名タレントが公的な場で「ホメオパシー」を推奨する発言をするなどの動きもあり、「自然志向」とあいまって流行現象が起きています。昨年10月には、頭蓋(ずがい)内出血を防ぐためのビタミンKの代わりに「レメディー」を与えられた生後2カ月の女児が死亡し、投与した助産師を母親が提訴する問題も起きています。

 「ホメオパシー」は、当然受けるべき通常の医療から、患者を遠ざける危険性があります。談話がいうように、いまのうちにこれを排除する努力が行われなければ、「自然に近い安全で有効な治療」という誤解が広がり、欧米のような深刻な事態になりかねません。

 重い病に苦しむ人ほど、さまざまな民間療法、健康食品などに救いを求めるものです。わらにもすがりたい切ない思いからの行動が、結果として、効果が得られないだけでなく、受けるべき治療を遅らせ、そのうえ大きな経済的負担まで強いられるというのでは、患者にとっても、関係者にとっても悲劇です。科学を無視するほど危ういことはありません。


政権の姿勢が問われる

 この問題では、民主党政権の姿勢も問われます。

 鳩山由紀夫前首相は1月の施政方針演説で、西洋医学と伝統医学の「統合」の推進を表明しました。長妻昭厚労相は国会答弁で、この伝統医学の中に「ホメオパシー」を位置づけることを明言しました(1月28日、参院予算委員会)。さらに厚労省内に2月に設置された「統合医療プロジェクトチーム」も、「ホメオパシー」を、今後の検討の対象として明記しています。

 日本学術会議が会長談話でいましめた内容に、文字通り逆行するものです。「ホメオパシー」を政府の名で公認し、市民権を与えることへの懸念を禁じえません。

【転載元】主張/ホメオパシー/「科学の無視」は危うすぎる - しんぶん赤旗


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【転載記事】首都圏青年ユニオン : 洋麺屋五右衛門が労働基準法違反を認め勝利和解!

2010年08月29日 01時17分33秒 | 人間らしく働くルールの確立を


 8月24日、首都圏青年ユニオンが洋麺屋五右衛門を経営する日本レストランシステム株式会社と勝利和解した。この和解で、日本レストランシステムは「変形労働時間制」の労働基準法違反の運用の事実があったことを認めており、首都圏青年ユニオン組合員の全面的な勝利和解である。首都圏青年ユニオンと同顧問弁護団は声明を発表し、「変形労働時間制」の安易な適用が非正規労働者の賃金支払いを減少させ、貧困を拡大する要因になりかねないと警鐘を鳴らした。また首都圏青年ユニオンは今後も、変形労働時間制をパート従業員・アルバイト従業員に対して安易に適用する企業に対しても、その運用の廃止を求めるためにたたかうことを表明した。


声明

洋麺屋五右衛門(日本レストランシステム)が、変形労働時間制の運用において労働基準法違反の事実を認め、東京高等裁判所において勝利和解した件について。

2010年8月24日
首都圏青年ユニオン
同顧問弁護団

2010年8月24日、東京高等裁判所における控訴審において、当労組組合員と日本レストランシステムとの間で以下の要約内容で和解が成立した。


1 控訴人は被控訴人に対し、本件第一審判決が認定した労働基準法違反の事実を認め、原判決に従い未払残業代等の合計金14万4351円を本年4月15日に支払い、被控訴人はそれを受領した。

2 被控訴人は、その余の請求を放棄する。
3 控訴人は、本件控訴を取り下げ、被控訴人はこれに同意する。

4 控訴人は、被控訴人に対し、本件第一審判決が認定したとおり控訴人が採用していた変形労働時間制が違法であることを認め、それについて遺憾の意を表し、控訴人は、今後、変形労働時間制の運用等を行う場合は労働基準法を遵守して変形労働時間制が違法に運用されることがないように留意するとともに、同法が定める労働者の権利の実現に努めることを誓約する。

5 控訴人と被控訴人の間には、本和解条項に定めるほか、何らの債権債務がないことを相互に確認する。

6 訴訟費用は、各自が負担する。



 本和解は、第1審判決において認定されたとおり、被控訴人須藤武史(首都圏青年ユニオン組合員)が日本レストランシステム株式会社の経営するスパゲティーチェーン「洋麺屋五右衛門」に勤務中の変形労働時間制の運用に労働基準法違反の事実があったこと等を理由に提訴した件について、控訴人日本レストランシステムが全面的に変形労働時間制の運用の違法性、労働基準法違反の実態を認めたものであり、首都圏青年ユニオンと首都圏青年ユニオン顧問弁護団は、全面的な勝利和解として評価するものである。

 変形労働時間制は、あくまでも労働基準法の労働時間規制の例外的制度であって、その運用は違法にならないよう慎重になされるべきである。にもかかわらず、日本レストランシステム株式会社は、変形労働時間制の違法な運用に固執し、首都圏青年ユニオンとの団体交渉の場においても「違法の認識がない」との回答を繰り返し、その後、渋谷労働基準監督署からの是正指導がなされた後も適法な処理を怠ったことは重大である。本和解において、日本レストランシステム株式会社が、その誤りを全面的に認めたことの意味は大きい。

 そもそも、変形労働時間制は、労働時間がシフトの変動などにより変動する、時給で働くアルバイト従業員などについての運用はなされるべきではない。このようなことが許されるならば、事実上、変形労働時間制を悪用して、時間外労働賃金の未払いを違法ではないものと偽装することが可能となってしまう。これは、低賃金で働くアルバイト・パート従業員に支払われるべき賃金を少なくすることになるだけではなく、長時間労働を助長することにもなりかねない。日本レストランシステム株式会社は、首都圏青年ユニオンが団体交渉開催時から要求してきたように、ただちに変形労働時間制の運用を廃止すべきである。

 また、本和解を通じて、われわれは変形労働時間制の運用について社会的に問題提起をしていくものである。
厚生労働省の発表によると、2009年における30人以上の事業所の49.5%は変形労働時間制を導入している。ほんとうに変形労働時間制を導入するような事業種別なのかどうかも不明な企業・事業所が変形労働時間制を導入していることが予想される。実は、膨大な数の労働者が変形労働時間制の下で長時間労働を強いられ、違法な賃金未払いが発生している可能性がある。

 そして、変形労働時間制の下で最大の被害を被っているのは、ワーキング・プアとも呼ばれる多くのパート労働者・アルバイト労働者である。ただでさえ、低賃金で働かされているパート労働者・アルバイト労働者が変形労働時間制を口実に残業代を少なくしか払われないとするならば、それは貧困をさらに拡大するものであり断じて許されるべきものではない。

 私たちは、変形労働時間制の違法な運用をおこなう企業に対して徹底して許さずにたたかうことをここに表明するとともに、変形労働時間制をパート従業員・アルバイト従業員に対して安易に適用する企業に対しても、その運用の廃止を求めるためにたたかうことをここに表明する。

【転載元】http://www.labornetjp.org/news/2010/1282651326323kawazoe


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「妊娠したらヤバイ」とは……

2010年08月25日 23時13分36秒 | 人間らしく働くルールの確立を


 間に合わせで撮った写真なのでピントが合ってないのは申し訳ありません。今日から「しんぶん赤旗」日刊紙で「働く女性はいま」という表題の連載記事が始まりました。

 今回の記事では取材を受けた女性が働いているところでは、とくにリーマンショック以降、リストラが加速して60人も満たない規模の会社で年間に20人ほどが辞めては入ってくるという異常な状態、女性は語っています。リストラによって労働環境、労働条件が悪くなっているといいます。取材をうけた女性が答えています。子どもはほしいけど……「こんな状態で妊娠は考えられない。妊娠したらヤバイと思う」

 これが、一部の悪辣社長の会社での特殊な出来事というならばまだしも、現在の日本における労働環境ではそれほど特殊とも言えないというところが、まさに日本共産党が指摘している「ルールなき資本主義」の実態を言い表しています。

 「妊娠したらヤバイ」というのは、未来に希望がないこととほぼ同義であります。

 資本主義社会が競争社会だからといって何でもありとうのでは、極めて破滅的です。すべての企業に労働法を順守させる、労働基準法を始めとする各種労働法制の抜本的改善などは、労働者の生活を向上させていくために欠かせません。

 あえて言えば、今の時代こそ戦う労働組合に団結して資本の横暴を抑えこむことが求められています。

 各種労働相談は全労連のホットラインまでどうぞ。
http://www.zenroren.gr.jp/jp/

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世界を駆けたチェ・ゲバラ-国連演説より

2010年08月22日 13時04分12秒 | 現代に活きる Che Guevara の志



 動画サイト"You Tube"をほっつき歩いていたら、チェ・ゲバラの1964年の国連総会での演説がありました。チェの演説は動画サイトにはいくつも残っていますが、私はスペイン語が分からないので何をしゃべっているのかまるで分かりませんでした。これは、スペイン語と日本語の字幕がついているので何を言っているのかわかります。

 ただ、これは半世紀近く前の出来事です。当然現在では国際情勢が当時と相当変わっています。ですから、当時のチェの発言内容が現在の国際社会にそのまま当てはまるとは限りません。

 マルクスやエンゲルスが執筆した科学的社会主義の古典とされている著書を読むときにも当てはまることですが、どんな人でも生きていた時代を背景にして発言しています。チェ・ゲバラの発言や行動には当時のラテンアメリカと世界情勢が反映しています。このへんをよくわきまえてチェの国連総会での演説の内容をとらえることが大切です。


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アンデスのフォルクローレ

2010年08月22日 00時49分33秒 | ラテンアメリカの政治革新、文化等



 この動画は2009年に新宿で開催されたボリビア独立祭です。ギターを手にして歌っているのは木下尊惇さんです。日本における代表的なフォルクローレ・ギタリストです。また、木下尊惇さんはチャランゴの演奏もこなします。

 フォルクローレ・ギタリストである木下尊惇さんの公式サイトは↓のページです。
http://www7b.biglobe.ne.jp/~takataka-office/

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夏こそ熱いカリビアンなサルサダンスでのりきろう?

2010年08月21日 00時48分42秒 | ラテンアメリカの政治革新、文化等


 日本キューバ友好協会のホームページのサルサダンスの教室案内のところで見つけた動画です。You Tube で掲載されているので勝手ながら貼付けさせていただきます。

 本場のキューバンサルサは熱いね。こんな調子でキューバ革命で成功して、現在なお革命が進行中というところなのかな。熱いカリビアンのキューバンサルサをお楽しみください。

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貧困層に襲いかかる殺人的猛暑

2010年08月17日 23時08分28秒 | 貧困根絶をめざす
 今日は東京都でも練馬区では最高気温が38.2℃と、殺人的とも言える猛暑でした。気象庁によると月末までこの暑さが続くとか。気象庁は熱中症などに注意を呼びかけています。
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/nation/jiji-100817X498.html

 熱中症は、誰もがなる可能性があるので気をつけなければいけないわけですが、高齢者でとくに低所得者層が熱中症の犠牲になりやすいのです。このことは、現実がしめしています。
http://www.asahi.com/national/update/0816/TKY201008160385.html?ref=goo

 それにしても、生活保護を断られて10年間も電気、ガスのない生活とは。そして、76歳の高齢者が家の中で熱中症死とはなんと痛ましいことでしょうか。

 相談に来た市民にのみ対応する「待ち」の姿勢では住民の生活を守ることはできません。積極的に生活困窮者を行政が地域のNPOと協力しながら見つける努力をしなければなりません。また、生活保護一つとっても申請を待つだけではなく、地域の住民にたいしても、近所に生活に困窮している人がいたらそういう人に生活保護受給をすすめるように声を掛けるように協力していただく、あるいは行政に住民がお知らするように促すなどということがどうしても必要です。

 生活に困窮している人ほど、地域の中でも孤立しやすい状況にあります。だからこそ、「待ち」ではなく生活困窮者を見つける積極的努力が必要です。


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赤い行政書士より-行政書士試験受験される方は願書を速やかに取り寄せましょう

2010年08月17日 00時24分46秒 | 雑記帳


 平成22年度の行政書士試験の受験願書の取り寄せ期間の最中です。行政書士試験の受験生はきっと願書の受付などで試験が間近に迫っていることを身にしみて感じることでしょう。私がそうだったのですから。

 残暑がまだまだ厳しい時期です。これから本番にむけての追い込みの時期ですが、無理をしすぎて夏風邪でもこじらせたら元も子もありません。受験生の方は、本番に向けて勉学に励むと同時に適切に休養もとりながら体調を万全にしていきましょう。


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旧中川灯ろう流し

2010年08月15日 23時25分06秒 | 戦争のない世界をめざす


 今日は、旧中川で午後七時から灯ろう流しが行われました。江戸川区側と江東区側との両方側から灯ろうは流されました。



 1945年3月10日東京大空襲がありました。アメリカ軍は、軍需産業の拠点になっているという理由でB29爆撃機を町工場があり、また木造建築物ばかりの下町市街地の住民を焼き払う夜間の低高度焼夷弾攻撃をしました。旧中川近辺においてもこの東京大空襲で多くの方が犠牲となりました。

 1945年3月10日の東京大空襲は低空からの夜間における、下町市街地に居住する民間人への無差別虐殺でありアメリカ軍による紛れもない戦争犯罪です。実際にアメリカ大空襲を指揮したルメイ氏が後年「もしわれわれが負けていたら、私は戦争犯罪人として裁かれていただろう。幸い私は勝者の方に属していた」と語っていたといいます。



 東京大空襲で犠牲になった方の魂へ心より冥福を申し上げます。

 さて、東京大空襲、広島と長崎での原子爆弾投下というアメリカの戦争犯罪を問題にすれば、当然に第二世界大戦終結前に天皇制軍国主義(天皇制ファシズム)が中国、朝鮮半島そしてアジア全域に行った侵略戦争の蛮行と正面から向き合うことが避けて通れません。私が東京大空襲や広島と長崎における原子爆弾投下を、国際法廷で裁かれなかっただけで、紛れもないアメリカ軍による戦争犯罪と断言できるのは、日本共産党党員として天皇制軍国主義(天皇制ファシズム)政府による侵略戦争に正面から立ち向かった党の歴史を引き継ぐ立場にあることと関係あります。

 日本国憲法第9条を活かして核兵器と戦争のない世界を創るためには、アメリカ軍(アメリカ帝国主義)の戦争犯罪とともに天皇制軍国主義(ファシズム)の戦争犯罪を絶対に許してはなりません。

 日本の支配層の中にはいまだに侵略戦争を美化・正当化する勢力がのさばっています。現在を生きる私たち個人個人に天皇制軍国主義(ファシズム)の侵略戦争の責任があるわけではありませんが、主権者国民として侵略戦争を美化・正当化する勢力や個人を政治と社会の表舞台から放逐していくという責任を、私たちは有しています。


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祝・天皇制軍国主義(ファシズム)崩壊!

2010年08月15日 18時06分27秒 | 戦争のない世界をめざす
 世間一般では、今日は終戦記念日と呼ばれていますが、私は今日という日をあえて天皇制軍国主義崩壊を祝う日だと言いましょう。

 一般的な言い方ではありませんが、なぜ天皇制軍国主義(ファシズム)崩壊を祝うという気持ちになるかというと、やはり私の政治的な立場によります。

 日本共産党は1922年に創立されました。今年で創立88周年です。太平洋戦争が終わる前の日本は天皇が主権者であり、天皇が絶対的な権力を持っていました。今のような民主主義は、戦前の日本にはまるでなく、学校教育においても天皇崇拝、軍国主義教育を叩き込まれていました。いうなれば、そうですね、今の北朝鮮と戦前の日本にはとてもよく似たようなところがあったわけです。

 戦前の日本では、治安維持法という無法の法ともいうべき悪法があり天皇主権を国民主権にしていこうという思想や運動を犯罪として取り扱いました。日本共産党は創立以来、人民主権(国民主権)を掲げていました。そのために、1945年8月15日まで日本共産党は創立当初より非合法の政党としてしか存在できませんでした。日本共産党への弾圧は極めて過酷なものがありました。プロレタリア作家であった小林多喜二が築地警察署において拷問による虐殺死をとげたのは、戦前の天皇絶対の野蛮な政治体制と不可欠でした。

 天皇制軍国主義(ファシズム)の政府は、日本国内に対しては民主主義不在、否封殺の人民抑圧体制、対外的には中国大陸や朝鮮半島をはじめとしてアジア全域侵略をしていきました。天皇制軍国主義が戦争と侵略の道をすすむなか政党としては日本共産党だけが命がけで戦争に反対してきました。

 もちろん、民主主義や平和を求めて活動したために天皇制軍国主義(ファシズム)政府の抑圧を受けたのは日本共産党だけではなく、自由主義者や宗教者もいました。

 1945年8月15日に天皇制軍国主義(ファシズム)の政府はポツダム宣言を受け入れ、ここに天皇制軍国主義(ファシズム)は崩壊していきました。これを契機に、アジア諸国の人民にとては天皇制軍国主義の侵略から解放され、日本国内においては民主主義不在・封殺が終わることになっていきました。今となっては故人となってしまった宮本顕治さんが牢屋から解放されたのはまさに天皇制軍国主義崩壊(ファシズム)によりました。

 今、私がこうしてブログでおおぴらに日本共産党のことを書き込みできるのは、思想信条、言論・表現の自由などがもりこまれた日本国憲法があるからです。今の民主的な憲法(天皇の制度のような民主主義から逸脱した要素はあります)は、天皇制軍国主義(ファシズム)崩壊と切っても切れません。

 歴史の文脈をたどれば進歩と革新をめざす立場に立てば、今日という日は、日本に民主主義が生まれる契機になったことを祝う日です。

 党中央委員会の公式見解をしめしたページは↓です。

戦後65周年の終戦記念日にあたって/日本共産党書記局長 市田 忠義 - しんぶん赤旗

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