愛と情熱の革命戦記

猫々左翼の闘争日誌

政権交代が社会運動に与える影響について

2009年09月28日 22時06分38秒 | JCPの活動、国民運動、国内の政治・経済等
 8月30日投開票の総選挙の結果、自公政権が政権の座から退場することになりました。そして、鳩山内閣が発足しました。このことは、日本共産党の運動だけではなく労働組合など各分野の国民運動に影響を与えています。

 今月の23日に江戸川区労連第21回定期大会が開かれました。私はそこへ代議員の一人として参加しました。ここでは、個別加盟労組のことを書きませんが、いろいろな報告を聞く中で運動のあり方として悪政に対する抵抗から国民の利益になる政策を後押しする運動が今まで以上に出ていることをいくつも耳にしました。たとえば、与党第一党の民主党自身、自らの政策として後期高齢者医療制度の廃止、生活保護法の母子加算復活、温室効果ガスの排出25%削減など私たち国民(人民)の運動により後押ししようというものがあります。民主党には外交問題、安全保障問題など自民党政治と本質的に同質の問題を持っているとはいえ、現在の政権は、人民の「自公政権ノー」の審判によって成立しています。「自公政権ノー」というのは、大企業や大資産家ばかりを優遇して庶民をないがしろにする自民党政治に対する国民による明確なる拒否という審判です。国民の選択によって成立している政権である以上、民主党にどのような問題点があろうとやはり国民的要求を反映した政治を行うし、行わざるを得ません。そういったことにより、運動と世論によって後押しすることによってより良い方向へ社会が変わっていくような運動の展望が大きくなっています。

 私自身、日本共産党や各分野の国民運動に参加するなかでやはり後押し運動というのは、悪政への抵抗運動より気分がいいものです。というのは、自公政権の時には多かった悪政への抵抗型の運動だと運動の成果といっても策動を食い止めたというのが主要な成果とならざるを得なかったのに対して政権が人民的利益にかなったことを行おうとすればこれを後押しすることにより、要求を実現しさらにはより運動を前向きに前進させることがいっそう可能になるからです。

 日本共産党は、現行政権のもとでは「建設的野党」という立場をとっています。これは、たんに「良いことには協力し、悪いことには反対を貫く」というだけに解消するべきことではありません。協力することのできる施策・政策でも矛盾点や問題点があればこれを正してより良いものを築き上げて行くことによって、「国民が主人公」の日本を建設していこうというのが日本共産党の「建設的野党」の立場です。これこそが、日本共産党の革命政党としての真価を発揮します。

 来年には参議院選挙があります。そのときには、新政権がどれだけ自民党政治のゆがみを真剣に正そうとしているか問われ、このことに対して審判が下さされます。また、日本共産党の建設的野党という立場も問われることになるでしょう。

 そう考えると、党建設を従来の延長線上ではない規模とスピードで進めていくことが大切だと日々私は思います(そう簡単に進むものではないでしょうが)。


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後期高齢者医療制度の廃止を!

2009年09月22日 12時05分36秒 | 国民本位の社会保障制度をつくろう


 おととい、地元の80歳以上の党員のお宅へ瀬端区議とともに訪問して紅白まんじゅうを渡しに行きました。例年、日本共産党江戸川地区委員会では、敬老の日の時期には80歳以上の党員を対象にしてねぎらいの気持ちとして、また、高齢になってなお社会進歩のために献身していることへの敬意として紅白まんじゅうを贈呈しています。

 写真の猫と記事の内容とどう関係があるかというと…直接は関係ありません。瀬端さんとともに紅白まんじゅうを高齢者党員に渡すために何件か訪問する途中でなかなかいい絵になるニャンがいたので撮ってみました。

 旧自公政権が行ってきた悪政の中でも札付きのものの一つが後期高齢者医療制度です。だいたい、世界のどこを見渡しても75歳以上の高齢者を他の年齢階層の国民から切り離した形の差別的な医療制度を作るようなところはありません。内容的にも、激変緩和措置なるもので覆い隠されてきた側面がありますが、負担増をもたらすものでした。

 75歳以上ということに、着目するならば75歳以上の高齢者の医療費の窓口負担をなくすようにするべきです。高齢になれば病気にもなりやすくなるわけですから、健康的に過ごすためには病気にならないようにする、なっても早期に発見して治療することが大切です。そのほうが、結果的には医療費自体が安くなります。また、65歳以上の人の医療費の軽減も国の責任で図るべきことです。

 新政権が今後どのようなことをしていくかは、まだ予断を許しませんが、政権党の中で最大議席を持っている民主党はマニフェストに後期高齢者医療制度の廃止を掲げていました。これには、日本共産党も賛成です。

 より良い医療制度を制定していくためにも、国民運動と世論を盛り上げていき、鳩山内閣にまずは後期高齢者医療制度の早期の廃止を要求して行きましょう。国民の利益になる政策、行動には国民運動と世論で後押しをしていきましょう。


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日本では貧困層の8割がワーキングプア

2009年09月19日 21時48分03秒 | 貧困根絶をめざす

 OECD(経済開発協力機構)は、日本の労働者の貧しさについて警告しました。OECDの報告によると、日本における貧困層の8割がワーキングプアです。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2009-09-19/2009091901_02_1.html

 日本の労働者の貧困が顕著になっている背景には、非正規雇用労働者の増大があります。1985年の時には日本の全労働者に占める非正規雇用労働者は16%でしたが2008年には非正規雇用労働者の割合が全労働者の30%にも及んでいます。また、非正規雇用労働者の多くは雇用保険にも加入していないので失職に対してきわめて脆弱な状況におかれています。

 日本の労働者の貧困化が増大していったことは、自公政権の時期に派遣労働を製造業にまで拡大していったことと無関係ではありません。そのほか、健康保険、社会保障(たとえば生活保護法での母子加算を廃止していったこと、高齢加算を廃止したことなどがあります)、労働法制など労働者の生活を守るための、世界的に見てお寒いくらいに不十分な施策を崩していったことが労働者の間に貧困が拡大していった背景にあります。

 日本の労働者の間の貧困増大を食い止めるためには、非正規雇用労働者の生活と権利を守るために労働者派遣法を抜本的に改正すること、失業者への生活援助をもっと充実させる必要があります。最低賃金法を全国一律で1000円以上にすることは当然差し迫ったことです(全労連は最低時給1000円以上を要求していますがそれでも不十分という声が全労連傘下の組合員の声としてあがっています)。

 OECDの分析と警告は上記に掲げたことがいかに緊急に差し迫った政治課題であるかということを裏付けています。

 自公政権が誕生して民主党中心の政権が誕生しました。

 総選挙のときに民主党は同党のマニフェストのなかに労働者派遣法の抜本的改正が盛り込まれています。この部分は、わが日本共産党とも一致する部分です。労働者および人民各層の生活を守るために労働者派遣法の抜本的改正を、民主党中心の新政権には最優先事項として実現を要求していきたいところです。


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仕事(BlogPet)

2009年09月19日 10時41分30秒 | JCPの活動、国民運動、国内の政治・経済等
きょうキキが遠方は仕事したかもー。
それでじじにゃん☆の真正面を予断したかったみたい。
でも、きょうキキが派遣した?
だけど、勢ぞろいする?
それで記念した?

*このエントリは、ブログペットの「キキ」が書きました。

日本共産党創立87周年記念講演会 の動画と全文がでています。

2009年09月16日 23時14分43秒 | JCPの活動、国民運動、国内の政治・経済等
日本共産党創立87周年記念講演会 *


 日本共産党創立87周年記念講演の動画が公開されています。遠方にお住まいなど会場へ起こしいただけなかった方はぜひこの動画をご覧ください。

 記念講演の全文が以下のページで掲載されています。これもあわせてお読みいただけると幸いです。

http://www.jcp.or.jp/akahata/aik09/2009-09-11/2009091107_01_0.html

 新政権が今日発足しました。日本共産党は日本の歴史を進歩させていくために建設的野党の立場で力を尽くします。

 日本社会をいっそう進歩させていくためにもっと強く大きな日本共産党を築いていくときと私はあらためて、日本共産党の一員として思うしだいです。


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日本共産党創立87周年記念講演

2009年09月13日 21時41分57秒 | JCPの活動、国民運動、国内の政治・経済等


 報告遅れましたが、今月の9日に日本共産党創立87周年記念講演会へ行ってきました。仕事を終えてから職場から会場へ直行しましたので、会場へ到着したときにはすでに講演が始まっていました。日比谷公会堂では席がいっぱいでかろうじて一番上の(つまり遠い)場所にかろうじて席を見つけました。志位さんが小さくしか写っていないのは遠いからです。

 今回の「日本共産党創立87周年記念講演」のテーマは「歴史の大局で到達点をとらえ、未来を展望する―総選挙の結果と『建設的野党』の役割」でした。

 総選挙で自公政権が退場することとなりました。これは、自民党政治そのものの崩壊過程が始まったということです。講演会の冒頭で志位委員長は講演会でお話しました。講演で志位委員長が話しましたが、細川内閣は非自民でこそあれ、自民党政治の継承が公然と言われていました。ですから、自公政権が退場したということの意味は細川内閣が成立したときとは様相が違っています。

 自民党政治の崩壊過程の始まる現在に至るまでの歴史的な動きを段階を踏まえわかりやすく志位委員長お話しました。世界の変化を同時に志位委員長はお話しました。

 現在の歴史的大局での到達点をふまえ、民主党中心の政権に対して良いことには協力して国民の不利益になるようなことには反対する、建設的野党としての日本共産党の立場とこの意義を志位委員長はお話し、現実政治を動かしていくことを語りました。

 締めくくりとして志位委員長は、記念講演を共感をもって利いてくださった方は、どうか日本共産党に入党していただきたいと心から訴えました。

 そして、志位委員長は「日本共産党創立87周年万歳」と記念講演を締めくくりました。

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【イベント情報】本日、日本共産党創立87周年記念講演

2009年09月09日 08時12分16秒 | JCPの活動、国民運動、国内の政治・経済等

 本日午後6時半(6時開場)より日本共産党87周年記念講演が開催されます。総選挙後の新衆議院議員も勢ぞろいして挨拶します。お誘いあわせの上ぜひご覧ください。場所は、東京・日比谷公会堂です。

記念講演タイトル
 「歴史の大局で到達点をとらえ、未来を展望する―総選挙の結果と『建設的野党』の役割」
日時:本日(2009年9月9日)午後6時半(午後6時開場)
場所:東京・日比谷公会堂


新衆議院議員(志位委員長・衆議院議員は記念講演の弁士です)
 高橋ちづ子 塩川鉄也 笠井亮 
 佐々木憲昭 穀田恵二 吉井英勝
 宮本岳志 赤嶺政賢 



 CS通信で各地の会場に中継されます。また、インターネットでも中継されます。日本共産党中央委員会のホームページをご覧ください。遠方の方はこちらが便利です。

 日本共産党のことを知らない方は、日本共産党が日本社会をどう見ていてどのように解決して発展への展望をきりひらいていくかなど党の姿を知る絶好の機会です。党員にとっては、日々の課題に埋没しないで大局的な視点で活動を見直し、活動の糧になるかと思います。



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"Oh god !"彼(彼女?)をお許しください

2009年09月06日 15時25分08秒 | JCPの活動、国民運動、国内の政治・経済等

 彼(彼女?)は自分のしていることを理解していないのです。

 先日私が書いた記事に、哀れというほかないコメントをよこしてきた御仁がいました。内容は以下のとおり。



横山様 宗派を変えませか (名前)
2009-09-05 18:43:06

横山様 そんなに天皇制がお嫌いで 革命やゲバラが好きなら マルクス教団の宗派を変えませんか 今後は 社民党さんや日本共産党さんは あまりにも弱すぎる為 弾圧はないと断定します 極左暴力集団の中核派に宗派をかえませんか 極左暴力集団の中核派なら今後も弾圧があります 革命なんておっそろしいこと目指してるもん当然じゃん(^O^)そしてまた横山様が支援されている カルデロンドンノリコ問題や君が代日の丸問題はむしろ 社民党さん日本共産党さんより 極左暴力集団の中核派の方が御熱心です さあ宗派をかえませんか 適材適所 革命とか人民とか とてつもなく暗い響き


 なるほど、書き逃げというやつですね。それとも、以前に「筆坂ファン」と名乗ってむなしい冷やかし与太コメントを投稿していた御仁ですかね?まぁ断定はできませんが、痛々しい冷やかしコメントを投稿するという点では考え方の本質に差がありませんね。

 社民党や日本共産党は弱すぎる為弾圧はないと断定しますとは、上記コメントを投稿した御仁は現在の社会状況すらまともに把握していないようですよ。だとしたら、葛飾区における「ビラ配布弾圧事件」をどう説明するのですか。この事件では、荒川庸生さんがオートロックではないマンションのドアポストにビラを配布したことに対する不当弾圧事件です。どのビラを配布していたかというと、日本共産党の「葛飾区議団だより」「東京都議団ニュース」「区民アンケート」および返信用の封筒だったわけです。地方議会の議員―この場合は日本共産党―の議員が所属の選挙母体や後援会とともに議会活動を報告するのは、住民自治という観点から考えるととても大切なことです。葛飾区でのビラ配布弾圧事件では、荒川庸生さんがたんに弾圧されたというにとどまらず日本共産党の議員の議会活動が弾圧されたということです。「葛飾区ビラ配布弾圧事件」は公権力による日本共産党への弾圧がいまでも存在していることを雄弁に物語っています。事件概要などは「ビラ配布の自由を守る会」がホームページ上に書き記しています。

http://homepage2.nifty.com/katusika-bira/

 極左暴力集団の中核派(革マル派にも同様のことが当てはまります)に関しては、公権力は、適当にたたいておきながら壊滅させずに泳がせています。なぜならば、中核派、革マル派のようなニセ左翼暴力集団を泳がせておけば、人々に共産主義運動に対するイメージダウンに利用できるからです。現在の公安警察にとっての本当の敵は、やはり日本共産党です。日本共産党は国会、地方議会に議席を有しており、いろいろな地域、職場、学園に支部を形成して要求実現運動にとりくんでいます。よく知られているところでは、志位委員長が国会でキャノンの横暴などを正すように国会で追及するなど草の根の問題を国会にまで届けて大資本の横暴に正面から立ち向かっています。反社会的な盲動を繰り返すニセ左翼暴力集団より、権力にとって真の脅威、敵とはどの勢力かははっきりしてくるでしょう。だからこそ、葛飾区でのような事件がいまだに生じてくるわけです。


 あえて言えば、日本共産党を弱いというならば、社会全体から見れば中核派や革マル派は反社会的、反人民的な泡沫勢力です。そのようなものに弾圧があるというならば、真の革命政党である日本共産党に弾圧がないというのは根本的な誤りです。

 なお、当ブログに冷やかしの与太コメントをよこしてきた御仁は、革命というと武力闘争しか思い浮かばないようです。革命やゲバラが好きということから「中核派へ宗派変え」とはもはやバカ丸出しで
す。ゲバラ自身参加したキューバ革命が武装闘争によって成し遂げられたのは、当時のキューバやラテンアメリカの社会的、政治的背景があってのことです。チェ・ゲバラ自身が「ゲリラ戦争」という著作においてゲリラ闘争が正当化されうるのは、支配勢力が自らの制定した法律に反して権力を保持した場合であると主張しています。クーデターなどにより民主主義が破壊されて選挙などの言論の手段によって政治・社会変革を行うための一切の手段が閉ざされた場合のみです。これが、チェ・ゲバラの考え方です。私自身、小選挙区制が極めて欺瞞的であるとはいえ、日本が議会制民主主義によって政治・社会変革をできる社会状況である限りは武装闘争を選択肢に入れることはありません。

 他人のブログに与太コメントをよこしたところで笑いものにされるだけですよ。

 革命や人民が暗い響きというのは、書き逃げの御仁がそう感じているだけですね。「産業革命」「IT革命」など革命いう言葉はいろいろな場面で使われているではありませんか。あっ、そういえば「人間革命」という言葉もありましたね。池田大作さんは革命という言葉が大好きですねぇ(爆)。


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