愛と情熱の革命戦記

猫々左翼の闘争日誌

第85回中央メーデーへ行こう!

2014年04月30日 18時34分21秒 | 人間らしく働くルールの確立を

 2014年5月1日(木)に東京都・代々木公園にて第85回中央メーデーが開催されます。

 メーデーの起源は、1886年にアメリカの労働組合が8時間労働制を要求してストライキやデモ行進を行っったことです。当時は12時間とか14時間労働が当たり前でした。アメリカの労働者は、1日24時間のうち第1の8時間を仕事のために、第2の8時間を休息のために、第3の8時間を(労働者の)好きなことのためにという要求を掲げて8時間労働制を勝ち取りました。ん?ブラック企業が現在日本で社会問題になっているわけですが、12時間とか14時間労働が日本でも当たり前のように横行してますよ。ってことは、日本の労働環境は19世紀なみということになりますねえ。ヨーロッパ諸国へ目を向けると、例えばフランスでは週35時間労働制が導入されているし、そもそも残業が殆ど無いのです。1日あたりの労働時間の上限だってヨーロッパ諸国の少なくない国々では決まっています。ヨーロッパ諸国も日本も資本主義国ということでは共通しているのにねえ。ヨーロッパ諸国の資本家は日本の資本家より優しいのでしょうか?いえ、そんなことはありません。ヨーロッパ諸国でも19世紀においては、児童が工場などで酷使される実態がありました。貧しい家庭の子ども達は家庭を支えるために働いて学校にも行かれず、教育を受けられなかったがゆえに大人になっても貧困から抜け出せない、こんな状況が19世紀のヨーロッパではあったのです。ヨーロッパ諸国、特に北欧諸国といえども最初から福祉大国だったのとは違います。ここでは、詳細は触れませんが、イギリスのチャーティスト運動とかパリ・コミューンなどのような人民の戦いが積み重なって現在のヨーロッパ諸国の到達点があることは、紛れも無い真実です。21世紀にもなって何故日本では未だに19世紀的な労働環境が横行しているのでしょうか。何故、ブラック企業が社会問題化しているのでしょうか。日本社会の歴史の成り立ちなどを掘り下げると、ひと言では言い尽くせないのですが、やはり、労働者の戦いが弱いから資本の横暴が大手を振ってしまうのです。労働者の戦いの弱さの一端は労組の推定組織率が17%代にまで落ち込んでいる所に端的に現れています。

 日本の歴史とヨーロッパ諸国の歴史とを対比して分かることは、戦い続ければ労働者の生活向上、経済的社会的地位の向上を勝ち取ることができるけど、戦わなければ資本のやりたい放題だということです。2014年5月1日、東京都・代々木公園において、戦う労働組合のナショナルセンターである全労連加盟の労働組合が第85回中央メーデーを開催します。自公・安倍政権の極右の暴走をストップさせるために、ブラック企業を野放しにしないために、私は多くの人びとの第85回中央メーデーへ結集することを心より願う次第です。

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