人間社会はそんなに単純でない=竹中氏の理論を一蹴-与謝野財務相時事通信 - goo ニュース
トリクルダウン理論の破たんはすでに現実の前に証明済みですよ。それなのに、小泉構造改革路線を推進した経済ウヨの竹中平蔵氏はいまだにトリクルダウン理論にしがみついています。痛いですねぇ。とうとう言われちゃいましたねぇ。与謝野財務相にトリクルダウン理論に関して「人間の社会はそんなに単純ではない」と。大企業や大金持ちを優遇しておけば、そのおこぼれがめぐりめぐって私たち国民各層に落ちてくると。まぁ、もっともこういう論立てそのものが私たち国民を小ばかにした論立てで不愉快ですが、竹中平蔵氏のような経済ウヨがいくら需要曲線や供給曲線などを弄繰り回してもだめなものはだめです。この10年間をみても大企業は空前の利益を上げてきて一時期いざなぎ景気をしのぐ好景気などと支配層から振りまかれたけれど、自分の生活実感として「どこが?」と思われた方が多いはずですよ。だって、私たちのような労働者や勤労者各層の所得が伸びていない、それどころか低下しているのですから。大企業の利益や株主の配当が増え続けている元で庶民の所得が伸びずに、それどころか下がっている人だって少なくないのですよ。以下のページにグラフが示されています。ご参考くださると分かりますよ。
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2009-01-30/2009013001_01_0.html
竹中氏よ、いくら経済学の教科書に出てくる数式や需要曲線、供給曲線などをいじっても、理論の実践により国民生活が向上しない、あるいは以前より国民生活の状況が悪くなっているから、それで負けです。竹中氏よ、私たち国民生活の現実を見なさい。
日本経済の根本的弱点は、個人消費が弱いところにあります。この根本的弱点が米国発の金融危機により外需がだめになったことにより浮き彫りになりました。個人消費は、日本のGDPの6割を占めます。一人一人は小さいけれども塵も積もれば山となるわけです。景気回復のためにどのような手だてを講じるにしても、個人消費をあげる、つまり庶民の家計を応援する経済政策にこそ不況打開の展望がきりひらかれます。