足立区では、かつて吉田万三氏が区長をしていた時に野党であった自民党、公明党などとの対立が相まって区長に対する不信任決議や議会解散が起きた関係で選挙の時期がずれている。足立区議会議員選挙及び足立区長選挙の投票日は2015年5月17日である(告示日は2015年5月10日)。
私が瀬端区議及び地元の同志と一緒に足立区議会議員選挙及び足立区長選挙勝利のために支援に行った地域は、はたの昭彦区議会議員の地盤である。
私たちは、江戸川区に居住していて江戸川区で活動している。そのために、足立区政のことを原稿も読まずに自分の言葉で流暢に語るというわけにはいかない。だから、私たちは、日本共産党しののめ後援会の人から渡されたスポット(原稿)を読みながらハンドマイク宣伝をした。ハンドマイク宣伝に先んじてビラ配布を私たちは行った。スポットを読みながらのハンドマイク宣伝をしながらでも気づくことはある。足立区と江戸川区で共通しているのは、具体的な形は違えども、教育や福祉を削りながら一方で積立金を増やし続けているということである。足立区では1,190億円もの積立金がある。江戸川区では1,238億円もの積立金がある。積立金を全くなくせと言うつもりはない。しかし、地方自治体は営利企業と違って資金とか資本を蓄積することを本来の任務としているわけではなくて住民から集めた税金を住民の生活と福祉の向上を図ることであって、集めた税金は福祉の増進のために使うのが道理である。これは私が勝手に行っていることではなくて地方自治法の要請でもある。今回の足立区議会議員選挙では公園のトイレの問題がある。足立区の近藤区長は、現在足立区内に330ヶ所ある公園のトイレを200ヶ所まで減らそうとしているのである。これには、子どもを公園で遊ばせるには不便だし、高齢者が散歩するにも公園のトイレは必要だという声が上がっている。学校の統廃合問題も足立区では重要だ。近藤区政は無理な統廃合を進めていっているために通学に片道45分を費やす小学生すらいるというのである。他には無理な統廃合の結果として中高一貫校の中には校庭に臨時に校舎を建てる羽目になって校庭がなくなってベランダに50メートル走のトラックを造ったという話まである。50メートル走のトラックに関しては渡されたスポットにそのように書いてある箇所があったとしかあ私には言いようがない。とはいえ、統廃合ありきの近藤区政のずさんさが教育行政へ悪影響を与えているのである。
この写真に写っているのは、社会福祉法人敬仁会による「ル・ソラリオン綾瀬」という特別養護老人ホームである。私が先日支援に行った、はたの昭彦氏は、地域に特別養護老人ホームが必要であることを議会及び区長へ提起して特別養護老人ホームを建造するようした。その成果の一つが写真に写っている通りの「ル・ソラリオン綾瀬」である。どこの地域でも日本共産党は、地域住民の生活と福祉の向上を基準にして活動している。この点において日本共産党はどの党よりも首尾一貫している。
区政のあり方を根本的に変革するためには、地方自治体において首長を住民の立場で政治を行う人物へ交代させる必要がある。そのための選挙として都道府県知事選挙、市町村区長選挙がある。足立区長選挙においては、日本共産党は斉藤まりこ氏を推薦している。元日弁連会長で都知事選挙で候補者経験を持つ宇都宮けんじ氏が斉藤まりこ氏を応援してる。斉藤まりこ氏は、自分自身の子どもが待機児になってしまったことなどをきっかけに足立区長選挙に立候補して区政を変える決意をしたという。足立区政を変えるためには、区議会議員選挙において日本共産党を前進させて、区長選挙においては斉藤まりこ氏の勝利が必要である。
主体的及び客観的情勢が違うから単純比較出来ないとはいえ、かつて足立区民は革新の吉田万三氏を区長にした経験を持っている。このことをふまえて足立地区の同志たちには区議会議員選挙勝利と並んで区長選挙で勝利を勝ち取ってほしい。
本日は、足立区議会議員選挙及び足立区長選挙告示日である。勝利を勝ち取るために闘うだけである。