もう少しで、土木史の最終回のレポートの採点が終わります。とても楽しく採点しています。以下は、建築都市・環境系学科の1年生の男子学生のレポート。
「タイトル:自分に正直に生きる素晴らしさ
人は誰しも周囲との関わりの中で生きている。そして、人は誰しも欲望があり、プライドがあり、他人との考え方との違いもある。その中で我々は自分に正直に生きているだろうか、ということを私はこの授業の中で何度も考えさせられた気がする。
この授業が始まってから何回かたつまで、私は細田先生を少し疑っていた。様々な常識を批判的に見ていて、今までこんな話をする人を見たことがなかったからである。当然、周りの人の中にも私のような人はいたので、あの先生変わってるね、なんて話をしている人たちを見たこともあった。けれども良く考えてみると、先生を疑っていた自分は自己を持たず、周囲の風潮、一般常識に流されていただけで、「意識高すぎる系」をかっこ悪いと思っていたのだと思う。
何度もこの授業を受けるにつれて、私の中で何かが変わってきた。レポートにも素直に自分の考えをかけるようになってきた。それらしいことを書こうなどと思わず、正直に自分の考えをぶつけてくる先生に、本気で自分の考えをぶつけたいと思う私がそこにはいた。そんなやりとりを続けるうちに私はそれを楽しいと思うようになった。
自分に正直に生きる楽しさが分かったような気がした。そんな、周りに流されず自己を貫く素晴らしさを教えてくださった先生にはとても感謝しています。」
うーん、15回、講義を頑張ると伝わるんですね。教養科目で300人近い学生を相手にしてのこの講義スタイルはあまりに疲れるので、新しくできる都市科学部の中では教養科目から撤退する方向で調整が進んでいるのですが、やっぱり教養科目として頑張ろうかな、と今日は思ってます。。。自分の首を絞めるだけ?
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