細田暁の日々の思い

土木工学の研究者・大学教員のブログです。

人とのつながり

2019-09-18 20:08:05 | 人生論

先ほど、プラハでのメインの仕事の、fiber concreteのワークショップでのKeynote lectureを無事に終えました。約1年前から依頼を受け、繊維補強コンクリートは、私の本当の専門ではないので、私に期待されている役回りを意識して、魅力的な講演となるように最善を尽くしました。Prof.Bazantとの共演ということで、大変光栄で、理論的なご講演をされるであろうBazant先生に対して、私は徹底的にPracticalな内容になるように努めました。幸い、聴講者からはたくさんのお褒めの言葉をいただきました。

私を招待してくれた、Prof. Stemberk(横浜国大で博士号を取得)に感謝です。ほぼ同い年の彼との付き合いは今後深まる一方であろう、と思います。

ちなみに、講演のタイトルは"Innovation of infrastructure created by fiber - innovative applications in Japan -" としました。以下が、講演で紹介した5つの実践例です。

・Soil walls of Japanese traditional building
・Butterfly-Web Prestressed Concrete Bridge
・4th Runway of Tokyo International Airport
・Severe deterioration of ECC in steel deck slab bridge
・Very short amount of synthetic short fiber to prevent falling of concrete pieces

今回、最初にオファーをもらったときは、「?」と思いましたが、結局は引き受けてもちろん良かったし、様々なことも学びました。よく言われることですが、自分の力は自分で引き出すというよりは、周囲からの期待や依頼に応えるよって引き出される、ということですね。

この海外出張の前の大仕事であった、SSMS(社会マネジメントシステム学会)の国際会議でも同様でした。多少、荷が重いな、と思った仕事でしたし、途中に何度もストレスを感じましたが、終わってみると、多くの学びがあり、多くの素晴らしい方々との出会いがあり、つながりが増えました。特にこのSSMSでは、司会やパネルディスカッションのコーディネータ等の露出度の高い業務でしたが、とにかくポジティブに、人とのコミュニケーションができることを徹底的に喜ぶマインドで、朝、家を出発し、日中もそのように過ごすように、自分に暗示をかけました。結果、ほぼすべての時間を楽しむことができました。

上記の国際系の業務の合間に、国内の多くの学会、シンポジウム等が続きましたが、これは元から得意とするところなので、同様にポジティブに、明るく臨むように努めました。多くの新たな展開につながる予感がする時間を多く過ごすことができました。

渋野日向子選手ではないですが、とにかく笑顔で前向きに努力していれば、道は拓けるように感じます。

さて、今回の大型国際出張の後半戦(バングラデシュ)の開始が迫ってきましたが、こちらはあまり行動スケジュールを事前に公開したくない(すべきではない)ので、とにかく無事に遂行できるよう、同行のメンバー一同、力を合わせて頑張ります。後半戦も、非常に多くの方々と初めてお会いするので、楽しみです。


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