不調を脱出して、仕事が楽しくなってきました。
実は、不調の間も、仕事をしている時間はむしろ楽しく、休日など、特に何もしなくてもよい時間にかなりの不調に陥る、という不思議な状態ではありましたが、とにかく心身のバランスが戻ってきたように思います。
結局は、その間にいろいろと悩んだこと、もがいたこと、新たに学んだこと、が次につながるように感じています。
老荘思想をもう一度学び始め、玄侑宗久さんのファンになったことは私にとっても大きな転機になりそうです。
「無意識」が大切。仕事なども、無意識でできる領域になればそれなりのレベルに到達している、ということなのだと思います。
今日も、岐阜大学での品質確保の講習会で講師を務めますが、品質確保に関する講演中は私は半ば無意識です。今日は40分程度の講演ですが、1時間の講演であっても、ほぼ無意識の状態で話しているように思います。普段から考えていること、自分の身に完全に着いていること、で話しているので、無意識に近くなります。
無意識で行っている間は、自分自身は心地よくなります。おそらく、聴いている方も、気持ちよくなるものと思われます。
意識が邪魔をしている、ということです。
玄侑さんの著作から多くを学んでおり、実践もしていますが、意識をコントロールする具体的な手法に驚いています。
人間が無意識に行っている行為は、心臓の鼓動を代表に、数多いですが、その中で唯一コントロールできるものとして、呼吸があります。玄侑さんの推奨する呼吸方法を実践すると、すごく気分が安らぎ、無駄な意識が排除されていくのを感じます。
もちろん、意識することも重要です。すべてはバランスで、あまりにも意識が過剰になり過ぎている世の中なので、無意識の重要性を見直す必要があるのか、と思います。
今日も、無意識で講演できるかな。