今日、10月17日(金)から2泊3日で東北に出張です。二週間ちょっとぶりの東北です。11/7(金)にも青森河川国道事務所での勉強会に講師で出席するので、結構なペースで今後も東北に通いそうです。
浦和の実家から大学までは遠いのですが、東北方面に大宮から新幹線に乗るのはすごく便利で、朝もそれほど早くないのでありがたいです。
今日17日は、国土交通省、南三陸国道事務所主催のトンネル覆工コンクリートの勉強会に、3名の講師の一人として参加します。私は1時間の講演と、勉強会の終了後にトンネル現場に皆で移動して、覆工コンクリートの目視評価の実技の講師も担当します。
今日の講演では、6月5日に水海トンネル・八雲第二トンネル、6月7~8日に新川目トンネルで計測した表層品質の調査結果も盛り込みます。また、田老第六トンネルで西松建設さんと取り組んで来た品質確保の研究の結果も盛り込みます。
田老第六で監理技術者を務められた、私の教え子でもある八巻さんも1時間、講師としてレクチャーします。このような連携ができて、本当にうれしいですね。
18~19日は様々な現場を回り、特に19日では相馬の玉野トンネルで、また新たな現場研究のディスカッションをします。
非常にダイナミックで、現場で研究をして、その結果をすぐに多くの現場にフィードバックしていく、という状況に入っており、完全な真剣勝負のステージに入っています。
JR東日本の構造技術センターで育てていただいたこともあり、元来、実構造物志向が強くはあったのですが、実構造物の現場で行った研究の論文も少しずつ発表できるようになってきており、私としては大変にやりがいがあります。
やはり、コンクリート構造物は何と言っても現場、だとつくづく感じます。
「出し惜しみしない」という方針もいつまでも貫きたいと思いますが、今日も本当に最新の情報、昨夜考えたこと、も含めて情報を提供します。
聴衆は80名程度になりそうで、南三陸国道事務所の管内のトンネル現場の技術者や、国交省の監督官、支援PPPの皆さん、などです。現在、南三陸管内で18本のトンネルが契約済み、多くは施工中、という段階ですので、ここで品質確保をどこまで達成できるか、は相当に重要です。極めて意義の大きい勉強会、実技研修であると思っています。
11月ごろには、三陸国道事務所でも勉強会を開催する見込みで、これも楽しみです。三陸国道事務所は大まかに言えば、南三陸よりも1年遅れくらいで工事の最盛期を迎えるので、着実に戦略を展開したいところです。
トンネルだけでなく、PC橋梁の最盛期に入っていきますので、これからが本当に真剣勝負です。