ひどい結果に終わった荒川市民マラソンの帰途、地下鉄の車内で聞こえてきた会話。
ぐったりと座っているワシの横、1人おいて隣にいる2人連れ。30代前半くらいの夫婦ランナーらしい。
聞き耳立てていたわけではないが、断片的に洩れ聞こえてしまう。
突風話題でひとしきり話していた様子。
「ビッグなおじさんが前にいたから、ずっと風よけにさせてもらっちゃった。ま、気休め程度とも言うけど、きょうなんか、だいぶ違うよね」
「そりゃあ、違うさ。女の人につかれて怒る男もいないだろうし。男がくっついたらマズイよ」
「だけど風よけのためじゃなくって、ペースメーカーみたいにくっついていくってことはあるんじゃないの?」
「それにしたって、女性ランナーの後ろに男がついて走るのはマナー違反だよ。時々見かけるけどさあ。よくないと思うよ」
「そう? そりゃ邪魔になるくらいベタっと張り付かれたらイヤだけど、ある程度距離おいて目標にするのはかまわないんじゃないの? 私もやってるし」
「いや、ダメ。男が女性ランナーを頼りにするなんてみっともないよ」
しょっちゅう女性ランナーに頼ってレースを走っているオヤジとしては、ひとこと言いたかったが見ず知らずの方の会話に乱入する勇気も気力もなく、しばらくして2人は降りていった。
そういえば、ちょっと違うケースだが、昨年10月の高島平20kmレース中に40代後半とおぼしき女性ランナーに睨みつけられたことがあった。
たまたま、しばらく並走しただけで、なんら意図するところはなかったのに、なぜかしきりとワシを、キッとした目で睨む。
なんか知らんけれど気になるので、いったん離れて後方を走り、間合いをはかってサッと抜き去った。
あとで妻に話すと、しばらく考えて「たぶん、あなたのフォームのせい」と言う。
ワシのナンバ走りは腕を振らないで脱力させている。
知らない人が見ると「チャランポランに走ってる」ように見えちゃうんだと。
記録作りに必死で走ってる横で、へんなオヤジがダラダラしてるのが許せなかったんではないか、というのが妻の推測。当たってるかどうか、わからんが。
いずれにせよ、いろんなランナーがいるわけだから、あんまり近づきすぎないほうがよろしいかとは思うオヤジであった。
朝、ナンバ体操/素振り200回。
夜、おんぶスクワット/バランスボールなど。
小3息子は、きょう3学年の修了式。夕方、スイミングスクールを覗いてみたら、バタフライのキック練習をやっていた。ワシにもそのうち教えてほしい。
留学息子のほうは、どうしてるかな?
妻は恒例となった春の「イッキ飲み防止キャンペーン」で記者会見の日。