成人してから能の世界に入門した著者・安田登氏が、能の動きによって短期間に深層筋を活性化させる6つのエクササイズをまとめた実践書(ベースボールマガジン社刊)。
「すべての始まりは能の楽屋での驚きからでした。
舞台で朗々と謡う声が、遠く離れた楽屋にまでビンビンと響いてきます。
謡っている人は、もう90歳にもなろうという能楽師。
世間では高齢と呼ばれている年齢の方たちが、当たり前のように舞台を務めています。
その秘密は何なのだろうか。それがわかれば、世間のお年寄りがもっと元気でいられる。スポーツや武道をしている若い人も、もっと身体能力を向上させることができるのではないだろうか」
そうした問題意識を基に、その後、解剖学や運動学を学んだ安田氏は、深層筋の活用にヒントを発見する。
「能楽師が高齢になっても現役を続けていられる理由、それは、深層筋を活用していたからだったのです。
体の深部にある深層筋、ふつうの人はその力をほとんど使っておらず、身体の奥に眠らせたままで活動しています。
ところが、能の舞や謡は、ふだんは眠ってしまっている深層筋を目覚めさせ、そして活性化させるために、もっとも効果的な伝統の身体技法だったのです」
能の身体技法から、①大腰筋を目覚めさせる ②立つ ③すり足 ④指シ込ミ・ヒラキ ⑤呼吸 ⑥声 の6要素に分けてそれぞれのエクササイズを詳述。
これまで縁のなかった「能」が、光の当て方によって今までとは違った意味と重みをもってくる。
そういえば、この3年間お世話になった東京体育館RCの会員さんに、能の稽古をしている方がいたのを思い出した。ワシより年配の方で、失礼ながら3年前いっしょに入会した頃の走力はさほどではなかったのに、どんどん力をつけ、初フルでサブ4を達成。ワシにはできなかったことなので、ちょっと悔しかったのだが、あるいは無意識のうちに能の身体技法とランニングとが体の内で融合していたのやも。
興味がわいてきたので、朝日カルチャーセンターでやっている著者の講座を即申し込んだオヤジであった。
朝、ナンバ体操/つま先跳び500回/素振り200回、心拍96。
夜、小3息子とボウリング3G(Ave,138)/おんぶスクワットなど。
「すべての始まりは能の楽屋での驚きからでした。
舞台で朗々と謡う声が、遠く離れた楽屋にまでビンビンと響いてきます。
謡っている人は、もう90歳にもなろうという能楽師。
世間では高齢と呼ばれている年齢の方たちが、当たり前のように舞台を務めています。
その秘密は何なのだろうか。それがわかれば、世間のお年寄りがもっと元気でいられる。スポーツや武道をしている若い人も、もっと身体能力を向上させることができるのではないだろうか」
そうした問題意識を基に、その後、解剖学や運動学を学んだ安田氏は、深層筋の活用にヒントを発見する。
「能楽師が高齢になっても現役を続けていられる理由、それは、深層筋を活用していたからだったのです。
体の深部にある深層筋、ふつうの人はその力をほとんど使っておらず、身体の奥に眠らせたままで活動しています。
ところが、能の舞や謡は、ふだんは眠ってしまっている深層筋を目覚めさせ、そして活性化させるために、もっとも効果的な伝統の身体技法だったのです」
能の身体技法から、①大腰筋を目覚めさせる ②立つ ③すり足 ④指シ込ミ・ヒラキ ⑤呼吸 ⑥声 の6要素に分けてそれぞれのエクササイズを詳述。
これまで縁のなかった「能」が、光の当て方によって今までとは違った意味と重みをもってくる。
そういえば、この3年間お世話になった東京体育館RCの会員さんに、能の稽古をしている方がいたのを思い出した。ワシより年配の方で、失礼ながら3年前いっしょに入会した頃の走力はさほどではなかったのに、どんどん力をつけ、初フルでサブ4を達成。ワシにはできなかったことなので、ちょっと悔しかったのだが、あるいは無意識のうちに能の身体技法とランニングとが体の内で融合していたのやも。
興味がわいてきたので、朝日カルチャーセンターでやっている著者の講座を即申し込んだオヤジであった。
朝、ナンバ体操/つま先跳び500回/素振り200回、心拍96。
夜、小3息子とボウリング3G(Ave,138)/おんぶスクワットなど。