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雑草の日:冬の同定

2023-08-29 06:29:59 | 日記
見分けの仕方

 毎週火曜日はウォーキングの途中で見かけた雑草を取り上げています。
今週は、チャセンシダ科 チャセンシダ属 トラノオシダ です。
 4年前の夏にシダ類に造詣の深いTさんと森林公園を散策していた折の
こと、足元の一株を指さして「トラオノシダだよ」と教えてくれました。
スギ林を抜ける階段の脇から顔を出していましたが、指摘されなくては
気付かない程小ぶりな姿。
草丈20cmもありません。
 全体が小さいのだから葉も小さくて目立ちません。
こんな小さな草の何処を見てプロは同定するのかと驚きました。
そう尋ねると「何度も見てりゃ慣れるよ」のひと言。
その後何度もその場所を通っていますが、流し目で眺めるだけなので
いまだに全く慣れません。

 <茎はごく短く多数の葉を付ける。
葉は20cm程で、小さいものは一回羽状複葉で、よく育ったものは2回羽状複葉。
条件が良ければ50cm丈に生長する。
人里などにあるが小さくて葉がごちゃごちゃしているので認知度知名度共に低い。
幅が狭くて細長い葉の形をトラの尾に見立てて名前が付いた。>(Wikipedia より)
この草、世間の認識でも同定が厄介なようです。
 見分ける一番のポイントがあるそうで。
<葉柄下面は赤紫褐色を帯びることが多い。
個体によっては全面が赤紫褐色となり中軸下部も色付いている。>(関西の花 より)
 そう聞いて二三度葉っぱをめくってみましたが赤紫褐色には見えません。
私の目ではこの方法は難しそう。

読者の投稿

 一昨年の春のこと、件のTさんの投稿が地元紙に載りました。
山菜採りの時季なるとガスバーナーや天ぷら油を持って山に入りシダの
若芽を食べる。
特にうまいなあと思うのはヤマソテツとジューモンジシダ。
ワラビやコゴミやミヤマメシダなどが続く。
毎年そんな旬を楽しんでいる、といった内容でした。
 教えて頂いたトラノオシダの名が無いので、食用可能なのか検索して
みました。
あれこれ調べたけれど食用に適するとの記述は見つかりません。
特段毒々しい姿でもないので、きっと食べられるのだろうと想像します。
真偽のほどは今度Tさんに会った時の回答待ち。

 待つと言えばこんな便利な判別法がありました。
トラノオシダは常緑性のシダ。
<草や木の花がほとんど見られなくなる冬。
日当たりの良い石垣でやや黄緑色に変色したトラノオシダをよく見かける。>
(野の花賛花 より)
 難しかった同定も、冬まで待てばできるかもしれません私にも。

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